

対北海道日本ハム 第15回戦
オールスター明けの後半戦のスタートは、本拠地・千葉マリンでのファイターズとの3連戦。マリーンズの先発は、前回登板した17日のホークス戦で2勝目を挙げた小林宏です。
その小林宏は初回、2つの四死球などで2死1,3塁とされると5番・スレッジにフルカウントから内角直球を右翼席上段に運ばれます。スレッジの13号3点本塁打で0対3といきなり3点を追いかける展開となります。
その後、小林宏は2回を3者凡退に抑えると、3、4、5回はいずれも先頭打者に安打を許して得点圏に走者を進められるも得点を許しません。
3勝目を狙う小林宏を援護したいマリーンズ打線ですが、ファイターズ先発・八木に対して6回までわずか2安打に抑えられ、8三振を奪われてしまいます。
しかし7回、我慢の投球を続ける小林宏を援護すべく、マリーンズがチャンスをつくります。先頭の5番・サブローが中前安打、続く6番・竹原が四球を選んで無死1,2塁とし、ファイターズ先発・八木をマウンドから引きずり降ろします。ところが代わった2番手・菊地に7番・里崎が二飛に、代打の代打・ベニーは3番手・宮西に三振に打ち取られます。ここでマリーンズは代打・今江を告げれば、ファイターズは4番手・建山を投入。これに対して、マリーンズは代打の代打・バーナムJr.を送り込みますが、建山に三振に斬って取られます。ファイターズの小刻みな継投の前に、代打の代打を1イニングで2回送る執念の采配も実らず、どうしても得点を奪えません。
すると8回、粘りの投球を続けていた小林宏が踏ん張りきれません。簡単に2死を取った後、再びスレッジにチェンジアップを右翼席に運ばれる14号ソロを許し、0対4とリードを広げられます。
さらに9回にも4番手・伊藤が1点を追加され、0対5とされます。
何とか反撃したいマリーンズは9回、2死から竹原が左中間席に5号ソロを放って1対5としますが、最後は里崎が三振に倒れて試合終了。小林宏は7回2/3を113球、被安打8、奪三振8、与四死球2、失点4という内容で8敗目を喫しました。
これでマリーンズは今季3度目の4連敗となり、借金は15。対ファイターズ戦の連敗は7となり、今シーズンの対ファイターズ戦の負け越しが決まってしまいました。何とか明日・明後日はファイターズを倒してこの3連戦を勝ち越し、マリーンズの意地を見せて上位猛追の足掛かりとしたいところです。
対日本ハム 第15回戦
「先発の小林宏之は初回にホームランを打たれてしまったが、2回以降はランナーを背負っても、持ちこたえてくれた。
チームに勝利のチャンスをもち続けてくれたが、打線が援護できなかった。
攻撃陣は相手投手八木のボールになる変化球に多く手を出してしまった。
ファンの声援に応える試合が出来なくて残念。明日はいい試合をしたい。
明日の先発は清水直行だよ」