2009.08.11 TUE
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vs埼玉西武 第13回戦

9日のバファローズ戦では、主砲・大松の値千金の逆転2点本塁打で勝利を引き寄せたマリーンズ。今日からは本拠地・千葉マリンに今季8勝4敗と相性の良いライオンズを迎えての3連戦です。マリーンズの先発は、4月4日以来のライオンズ戦の登板となる小林宏です。一方のライオンズの先発は、マリーンズが今季3敗を喫している涌井です。

小林宏は1回、2回と走者を背負いながらも無失点に抑えていましたが、3回に先制を許します。1死から栗山に初球のチェンジアップをとらえられた打球は、風にも流されて右翼席に飛び込みます。栗山の9号ソロ本塁打で先取点を奪われ、0対1とされます。

続く4回には、石井義、G.G.佐藤に連打を許して1死1,3塁のピンチを迎えますが、銀仁朗を三ゴロに打ち取って3塁走者・石井義を三本間に挟んでアウトとすると、赤田を遊ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けます。

ライオンズの先発・涌井に3回まで1安打に抑えられていたマリーンズですが、4回裏に初めて得点圏に走者を進めます。先頭の3番・サブローが8試合連続安打となる左翼線を破る二塁打で出塁します。しかし、続く大松のライナー性の鋭い打球が左翼手・赤田に捕球されると、井口、里崎も倒れて得点を奪えません。

マリーンズ打線はなかなか涌井を打ち崩せませんが、小林宏も要所を抑えてライオンズ打線に追加点を許しません。
7回には、左中間を破る二塁打で出塁した銀仁朗が、続く赤田がバントを空振りした際に飛び出したのを捕手・里崎が見逃さず、見事な2塁牽制で刺します。女房役の里崎に救われた小林宏は赤田、片岡をキッチリ抑えて追加点を許さず、試合は0対1のまま進みます。

すると好守をみせた里崎が、今度は打撃で貢献してチャンスをつくります。直後の7回裏、先頭の6番・里崎が直球に詰まりながらも執念で中前に運びます。代打・田中雅の犠打で代走・早坂が進塁して1死2塁とすると、続く8番・福浦が左前安打で1死1,3塁とチャンスを広げますが、9番・根元が三振に倒れます。その後、1番・西岡が四球を選んで2死満塁としますが、2番・竹原が二ゴロに倒れて、どうしても1点が奪えません。

我慢の投球が続く小林宏は終盤、圧巻の投球をみせます。栗山、中島、中村を3者連続三振に切って取れば、9回もキッチリ3者凡退に抑え、マリーンズ打線の反撃を待ちます。

何とか小林宏の好投に応えたいマリーンズ打線でしたが、9回も3者凡退に終わり、試合終了。息詰まる投手戦でしたが、最後まで涌井を打ち崩せずに0対1のまま敗れ、連勝は2でストップしました。
小林宏は9回を121球、被安打7、奪三振7、与四死球0、1失点の好投をみせましたが、栗山の一発に泣き、10敗目を喫しました。

何とか気持ちを切り替えて明日、明後日と連勝して、2カード連続の勝ち越しを決めたいマリーンズ。クライマックスシリーズ進出圏内に入るためには必ず引きずり下ろさなければいけないライオンズを、確実にたたいておきたいところです。

vs西武 第13回戦

「小林宏之は素晴らしいピッチングだった。
投球内容は勝利に値する。

ホームランもフェンスギリギリだったし、その1点が相手チームに勝利をもたらした。

相手投手の涌井に多くの三振をしてしまった。
13勝しているという事は他のチームも打つのが困難な優れた投手。

次回は良い攻撃が出来るようにしたいね。
7回のチャンスで根元に対してカウントによってはスクイズも考えたが、それ以上に打ってくれる自信があった。

明日は良い攻撃を期待している。
明日の先発は清水直行だよ」

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