

vs 埼玉西武 第14回戦
昨日の試合では、最後まで涌井を打ち崩せず、惜しくも敗れたマリーンズ。2カード連続勝ち越しのためには絶対に負けられない今日の試合の先発マウンドに、清水直を送り込みます。
清水直は立ち上がりを攻められ、試合は初回から動きます。四球で出塁した片岡に盗塁を許すと、栗山の二ゴロで進塁されて1死3塁とされ、中島に左前適時打を許して1点を先制されます。
一方のマリーンズも、すかさず反撃します。今季初対戦となるライオンズ先発・石井一に対して、左中間への二塁打で出塁した1番・西岡が2番・井口の二ゴロで3塁へ進むと、3番・サブローの右犠飛で生還し、早くも同点に追いつきます。
その後、試合は膠着しかけますが、女房役・里崎のバットが再び試合を動かします。4回2死から6番・里崎が低めの直球を完璧にとらえた打球は、バックスクリーン左に飛び込みます。里崎の7月18日以来となる7号ソロで2対1とリードを奪います。
2回以降走者を背負いながらも得点を許さず、5回には初めて3者凡退に抑えた清水直でしたが、6回にライオンズ上位打線に捕まります。1死から2番・栗山の左翼線への二塁打を足掛かりに2死3塁とされると、中村に左前適時打を許し、2対2の同点に追いつかれます
試合は2対2のまま9回を迎え、清水直はここで降板。8回、115球、被安打6、与四死球3、奪三振5、失点2という投球内容で、2番手・内にマウンドを託します。しかし、内は石井義の左前安打をきっかけに2死2塁とされると、ボカチカに中越え適時二塁打を浴びて、2対3とされます。
追い込まれたマリーンズでしたが、好調サブローのバットで試合を振り出しに戻します。9回裏、先頭サブローが外角直球を振り抜いた打球は、マリーンズファンで埋まる右翼席に飛び込む値千金の一発となります。サブローのシーズン自己最多タイとなる14号ソロ本塁打で3対3の同点に追いつきます。
延長戦にもつれ込んだ試合は、両チームのリリーフ陣の好投で12回に入りますが、この回から登板した荻野が踏ん張りきれません。1死からボカチカに四球、片岡に中前安打を許して1死1,2塁とされると、栗山に一塁線を破られる2点適時二塁打を浴び、3対5とリードを奪われます。
土壇場での粘りをもう1度みせたいマリーンズでしたが、5番手・藤田に対して2死から橋本将が二塁打も放つも、最後はバーナムJr.が一ゴロに倒れて試合終了。3対5で敗れました。
これで2連敗となり、8月の成績も5勝5敗の五分となりました。上位を狙うためには、8月に大きく勝ち越すことが絶対条件のマリーンズ。まずは明日、成瀬の投球で同一カード3連敗を阻止し、前回対戦時には3連勝したイーグルスとの戦いにつなげていきたいところです。
vs西武 第14回戦
「12回までタフな戦いだっだ。最後は相手が勝利をものにしたが、両チーム全力で戦った。
清水直はいい投球内容を見せてくれた。ガッツあふれるピッチングだった。勝利を付けて挙げられなくて残念。
打線は石井一のインコースのストレートとチェンジアップでバランスを崩されてしまった。
ホームラン2本が出たが上手く繋がらなかった。
明日は是非勝利をものにしたい。明日の先発は成瀬善久だよ」