2009.08.27 THU
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vs 福岡ソフトバンク 第18回戦

昨日は、わずか1安打で挙げた2点を守りきって接戦を制したマリーンズ。今季2度目の同一カード3連勝を狙うべく、8月に入って自身3連勝中と好調の成瀬を先発のマウンドに送ります。

その成瀬の立ち上がりを、マリーンズ守備陣が盛り立てます。初回、2死2塁で迎えた小久保の打球は、フラフラっと上がったセンター前へ落ちようかという当たり。これを中堅手・早坂が猛然とダッシュして、最後はダイビングキャッチ。地面スレスレでボールを捕球してピンチを救います。

成瀬は2回にも得点圏に走者を背負いますが、森本、田上を連続三振に切って取り、先制点を与えません。

その後、成瀬の投球は冴え渡り、4回までに3者連続を含む5奪三振。ホークス打線を抑え込みます。

すると、3回までホークス先発・大場に1安打に抑えられていたマリーンズ打線は4回、大場を攻略します。まず先頭の大松が左中間を破る二塁打で出塁すると、続く5番・井口の外角直球を右翼線に弾き返す適時二塁打でまず1点。さらに6番・橋本将の二ゴロで1死3塁と走者を進めると、7番・福浦がキッチリとレフトに打ち上げます。これが犠飛となって2対0。チームバッティングで点差を広げます。

3回以降ノーヒットに抑えていた成瀬でしたが、7回に攻め立てられます。1死から多村に高く浮いたチェンジアップを左翼席上段に運ばれる14号ソロ本塁打で、2対1と追い上げられます。その後、森本の内野安打と盗塁で2死2塁とされますが、ここは田上から三振を奪い、ピンチを切り抜けます。

2対1のまま迎えた9回、マウンドには成瀬が上がりますが、先頭の小久保に左前安打を許したところで2番手・シコースキーに交代。しかし、そのシコースキーは1死後に長谷川に四球を与えて1死1,2塁とされると、代打・明石に右翼線へ適時二塁打を許して2対2。土壇場で同点に追いつかれます。その後も1死2,3塁とピンチは続きますが、ここはシコースキーが田上、代打・小斉から連続三振を奪って、同点で食い止めます。

試合は延長戦に入り、シコースキーが抑えた後の10回裏に先頭の早川の中前安打を足掛かりに1死満塁、3番手・内が抑えた後の11回にも福浦、早川の連打で2死1,2塁とサヨナラのチャンスをつくりますが、あと一本が出ません。

12回を4番手・伊藤が抑えて負けがなくなると、何とか白星を手中に収めたいマリーンズは、4番手・馬原に対して1番・西岡からの好打順で2死2塁のチャンスを作りましたが、最後は大松が遊ゴロに倒れて試合終了。4時間25分の熱戦は決着つかず、2対2の引き分けで終わりました。
成瀬は8回0/3、130球を投げ、被安打6、奪三振9、与四死球1、失点2という内容でしたが、8勝目は次回以降に持ち越しとなりました。

延長に入ってから毎回のように訪れたサヨナラのチャンスをいかせず、惜しくも同一カード3連勝なりませんでした。とはいえ、2勝1引き分けで今カードを終えたマリーンズ。明日から始まる夏休み最後の3連戦となる千葉マリンでのイーグルス戦でも勝ち越し、2カード連続の勝ち越しで8月を締めくくりたいところです。

vsソフトバンク 第18回戦

「先発の成瀬は最初の6イニングまで完璧だった。7,8回は少し苦労していたが、勝ちがもらえるだけのピッチングはしていた。

9回は頭からシコースキーを出すべきだった。自分の間違い。成瀬は8回の最後のアウトを取り、勢いが出ていたし、まだ行ける余力が残っていると思った。しかし、本当に素晴らしい投球内容だった。

井口は久しぶりの猛打賞でこのまま最後まで維持して欲しい。引き分けに終わってしまったが、勝利する機会は沢山あった。

明日からは楽天との3連戦。ベストを尽くし勝利をものにしたい。

明日の先発は渡辺俊介だよ」

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