2009.09.06 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2
0
4
0
0
5
1
0
0
1
0
0
1
0
1
0
1
0
R
H
12
12
4
10

VSオリックス 第21回戦

延長戦にもつれ込んだ前日の乱戦を制し、スカイマークでの対バファローズ3連戦は1勝1敗。2カード連続の勝ち越しをかけた第21回戦です。

バファローズの先発・小松に初回から襲いかかるマリーンズ打線は1番・早坂が安打で出塁すると、2番・井口が甘い球を見逃さずに15号2点本塁打を左翼席中段に叩き込み、幸先良く2対0と先制します。

マリーンズの先発は8月29日のイーグルス戦以来、中7日のマウンドとなった小野ですが、その裏、1番・坂口の内野安打と3番・カブレラの安打で1死1,3塁とされます。すると4番・ローズに犠飛を放たれて2対1と反撃されます。

小野を援護したいマリーンズ打線は3回、先頭の9番・塀内と早坂が連打を放ちますが、後続が倒れて2死2,3塁となります。ここで4番・大松が勝負を避けられ、四球で満塁となると、5番・ベニーが振り抜いた打球は、左翼席上段に飛び込みます。自身約3年振りとなる6号満塁本塁打が飛び出して6対1と一気に突き放します。

大きな援護を受けた小野でしたが、4回、1死から7番・下山に3試合連続となる11号ソロ本塁打を放たれて6対2と4点差に迫られます。

6回、2番手・西川から追加点を奪いたいところ、先頭の塀内が安打を放つと、早坂の四球と井口の安打で無死満塁とします。ここで3番・サブローがバットを折りながらもしぶとく中前に適時打を運び、7対2とすると、3番手・清水に交代。しかし、続く大松の併殺打の間に1点を加え、8対2と点差を広げます。さらにベニーの四球で2死1,3塁とすると、6番・橋本将が適時二塁打を放って9対2とします。さらに4番手・大久保から7番・今江が左翼線に2点適時二塁打を弾き返して11対2。この回5点をたたき出す攻撃で大量リードを奪います。

その裏、小野は先頭のローズに19号ソロ本塁打を放たれて11対3とされると、なおも2死から下山、8番・日高の連打で1,2塁とされます。しかし、続く9番・山崎浩を内野ゴロに仕留めて反撃を断ち切り、流れを引き寄せます。

すると7回、2死から井口がこの試合2本目となる16号ソロ本塁打を放って12対3。再び点差を9点に広げます。

8回、小野は2死までこぎつけますが、6番・大村に安打を放たれると、続く下山に適時二塁打を許して12対4とされます。しかし、続く8番・途中出場の岡田を三振に仕留めてさらなる失点は許しません。

最終回は2番手・荻野がバファローズの代打攻勢を無失点で退けて、そのまま12対4の快勝。神戸での今季最終戦を白星で飾りました。

8回を投げた小野は117球、被安打10、奪三振2、与四死球1、失点4におさえる投球で7月19日以来となる7勝目。日曜日の登板は今季ここまで5勝1敗とする"サンデー晋吾"本領発揮のマウンドとなりました。

打線はベニーの満塁弾や井口の2本のアーチをはじめとする12安打の猛攻。12点を奪って小野を援護しました。

2連勝で2カード連続の勝ち越しを決めたチームはいい流れに乗って千葉マリンに戻り、8日から始まるホークスとの3連戦に備えます。

ベニー選手

-今日のヒーローは、この一振りで試合が決まりました。満塁本塁打。ベニー選手です。素晴らしい本塁打でした。

(ベニー)上手く打てた本塁打だと思うよ。これで試合に勝つことが出来て、この調子でどんどん勝っていきたい。

-第一打席は三振でした。そして第二打席、ベニー選手の前に大松選手が歩かされての満塁となりました。どのような事を考えて打席に立ちましたか?

(ベニー)大松が歩かされた時点で満塁だったからどうしても自分のバットでランナーをホームに還そうという気持ちで上手くボールにバットを当てて、当たったらボールが良い角度で飛んでいって、本塁打が打てて良かったよ。

-ロッテファンの真ん中。見てる人はビックリするような大きな本塁打でした。

(ベニー)大きな本塁打だったね。レフトスタンドにいるロッテファンにありがとうと言いたいよ。

-これが来日4本目の満塁本塁打となります。

(ベニー)ありがとう。自分では知らなかったんだけど今知ったよ。教えてくれてありがとう。

-今シーズンは神戸での試合は今日が最後となりますが最後にレフトスタンドのロッテファンの人たちに一言お願いします。

(ベニー)神戸のファンの皆さんどうもありがとう。来年また会おう。

-今日のヒーローは素晴らしい本塁打を打ったベニー選手でした。

vsオリックス 第21回戦

「ベニーのホームランが大きかったね。前の大松と勝負せず歩かせベニー勝負だった。ベニーの怒りのホームランだったね。

井口も良く振れていて、ホームラン2発もチームに大きな一発だった。

先発の小野は本来の投球ではなかったが、この暑い中粘りの投球で8回まで投げてくれた。チームを勝利に導くピッチングだった。

今日は神戸最後の試合になったが、ここのファンはいつも沢山来てくれ自分の気持ちを高めてくれた。感謝の意味も込めて試合後のレフトスタンドにお礼に行った。本当に素晴らしいファンだね。

明後日からは千葉に帰ってホークスとの3連戦。このまま、いい形で臨みたいね」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート