2009.09.09 WED
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vs 福岡ソフトバンク 第20回戦

前日の試合では、1点リードしていた7回に5失点を喫して逆転負けしたマリーンズ。3カード連続勝ち越しに望みをつなぐべく、先発マウンドには対ホークス戦今季2勝、防御率1.80と相性の良い大嶺が上ります。

その大嶺は初回、1死から川崎、オーティズに連打を浴びますが、小久保を二ゴロ併殺打に打ち取って、ピンチを脱します。

すると、9月3日以来のスタメン復帰を果たした1番・西岡がいきなり豪快な一発を放ちます。5月28日以来の登板となるホークス先発の和田に対して、高めのスライダーを振り抜いた打球はバックスクリーンへ。西岡の今季6本目の先頭打者本塁打となる11号ソロ本塁打で1対0と先制します。

幸先良く先制したマリーンズは、4回に大技小技で一気に引き離します。まず、この回先頭の3番・サブローが内角直球をたたいてバックスクリーンに飛び込む19号ソロ本塁打を放てば、続く4番・井口も内角直球を左翼席に運ぶ19号ソロ本塁打で3対0。サブロー、井口の2者連続本塁打が飛び出し、リードを広げます。
さらに5番・ベニーの左前安打、7番・堀の左翼線を破る二塁打で1死2,3塁とチャンスをつくると、8番・早坂が初球にスクイズを敢行。キッチリと投手前に転がして、4対0。一発攻勢の後は小技で着実に得点を重ねます。
マリーンズの猛攻はまだ止まりません。その後の2死1,3塁のチャンスで西岡が中前に適時打を運ぶと、ここで和田は降板。続く2番・今江が2番手・佐藤から三塁線を破る適時二塁打を放って、6対0。打者一巡の猛攻で一挙に5点を追加し、大きく引き離します。

大量援護をもらった大嶺は、キレのあるストレートを主体にコースを丹念に突き、5回までに打たせた内野ゴロは実に9つ。丁寧な投球で、2回以降4イニング連続で3者凡退に抑えます。
しかし、6回に一発を浴びます。先頭の田上に右中間席に飛び込む22号ソロ本塁打を喫して6対1とされます。

さらに7回、先頭の小久保の二塁打をきっかけに無死1,3塁とされると、多村に右犠飛を許して6対2とされます。続く長谷川に右前安打を許して1死1,3塁としたところで、大嶺は降板。2番手・荻野にマウンドを託します。荻野は、田上、代打・小斉を打ち取り、この回を最少失点で切り抜けます。

4点差に迫られたマリーンズですが、直後の7回裏の攻撃で再び突き放します。4番手・陽に対して1死1塁から大松が中越え適時三塁打を放って、まず1点。続く6番・里崎がキッチリと中犠飛を打ち上げ、もう1点を追加し、8対2と再び6点差とします。

8回を荻野、9回は3番手・内がいずれも3者凡退に抑えて、8対2で快勝。
西岡が口火を切ると、サブロー、井口の一発が飛び出し、一発攻勢でリードを広げると、その後は小技を絡めて着実に加点。初回に先制、中盤に集中打、終盤にダメ押しと理想的な攻撃で終始ホークスを圧倒。
西岡が今季本塁打を放った試合は、これで11連勝。また、大嶺が先発した試合では3試合連続で先頭打者本塁打となりました。
手厚い援護をもらった大嶺は6回1/3、108球を投げ、被安打6、奪三振2、与四死球0、失点2で自身3連勝となる5勝目を挙げました。

1勝1敗で迎える明日の試合の先発は、成瀬。3カード連続の勝ち越しを決めるべく、今はただ突き進むのみです。

西岡選手,大嶺投手

3連勝目を挙げた大嶺と先頭打者本塁打を放った西岡
ファンとハイタッチを交わす西岡
笑顔でインタビューに応える大嶺

-今日のヒーローは大嶺祐太投手と西岡剛選手です。

-まずは西岡選手。シーズン6本目の先頭打者ホームランおめでとうございます。

(西岡)ありがとうございます。

-今シーズン11本の本塁打を放っていますが全てのゲームで勝っています。

(西岡)今日も僕と井口さんが打って、その間にサブローさんが入っているので、ちょっとサブローさん打たない方が良いんじゃないかって話をしてたんですけど、勝ててよかったです。

-初熱でちょっとお休みしていた分もありまして、インフルエンザも先頭打者かと思ったのですけど大丈夫ですよね?

(西岡)風邪もしょうがないんですけど、本当にチームに迷惑かけるし、でもこうやって帰ってきてすぐに結果出せたのがすごい嬉しいです。

-先頭打者本塁打。2本3本なら気合で打ちましたというのもありだと思いますが、6本は凄いですよね。いかがでしょう?

(西岡)そうですね。1番を任されているので、初回からチームに勢いを付けるのが仕事だと思っているので、それがたまたまホームランなんだと思います。

-パリーグの記録が8本なんですが、後2本。それ以上というのはどうでしょう?

(西岡)本塁打にこだわってないので意識はしてないのですけど、そういう記録がある限りそういう目標も持ちたいですけど、1本1本積み重ねていきたいと思います。

-今日はIT砲。更にサブロー選手の1本でITSとなりましたけど、井口選手も快進撃がこれからあるかもしれないよと言ってましたし、どうでしょうこの後のゲームは?

(西岡)野球は本当に9回2アウトまで何が起こるかわからないので、希望がある限り目指すとこ目指して行きたいと思うし、頑張りたいと思います。

-今日の大嶺投手のピッチングについて西岡選手から見ていかがでしょう?

(西岡)まだまだだと思います。

-大嶺投手が1軍復帰して今日で3連勝というわけですが、その3試合とも全て先頭打者本塁打なんですね。

(西岡)僕は祐太のためにどうにかして勝ってあげようと思っているのにしょうもない点数をあげたり、しょうもないピッチングする時があるので、たまに試合中に喝いれてます。
-最後にもう一言だけ聞きますが、その前に大嶺投手に登場していただきましょう。ナイスピッチングでした。

(大嶺)ありがとうございます。

-見事1軍復帰後3連勝。おめでとうございます。

(大嶺)ありがとうございます。3連勝したのは西岡さんが初回に点数を取ってくれたので楽して投げることが出来ました。

-5月13日7対0で完封。8月25日は完投で千葉マリン初勝利とホークスキラーですね。

(大嶺)そうですね。一時期は憧れた球団だったので、どうにか倒したいという気持ちがあったので、全部勝てて嬉しいです。

-今日は直球でおすということでなく、変化球も交えて打たせて取るというピッチングでしたけれども。

(大嶺)里崎さんのリードが良かったので打ち取ることが出来ました。

-6回、7回と急に表情が変わりましたけどいかがでしょう?

(大嶺)ちょっとばててしまいました。すいません。

-大嶺投手が投げる時は野手の皆さんもしっかりと点数を挙げてくれてますが野手の皆さんに一言お願いします。

(大嶺)先ほど西岡さんが言ったように、しょうもない点数を取られているので、これからその点数を少なくしていきたいと思います。

-ファンに皆さんにもメッセージをお願いします。

(大嶺)これからも一生懸命投げていくので本当に応援よろしくお願いします。

-西岡選手からも一言お願いします。

(西岡)まだ後二十何試合残っているので、全部勝ちにいくつもりで頑張ります。応援よろしくお願いします。

-本日のヒーローは大嶺投手と西岡選手でした。

vsソフトバンク 第20回戦

「先頭打者の西岡が非常に良い当たりで打線に火をつけてくれた。各打者が続いて、良いパワーが見られた試合。先発全員安打で皆が貢献してくれた。全員の力で勝利した。

相手投手の和田は間違いなくコントロールが悪かった。真ん中にボールが集まりそれを強打する事が出来た。

大嶺は序盤はいい形で投球が出来ていた。どの球種も思い通りに投げられていた。無四球だったね。投げるたびに自信を深めながら投げている。今日も大きな勝利に繋げてくれた。

明日もこの流れで勝利し、勝ち越したいね。明日の先発は成瀬善久だよ」

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