2009.09.10 THU
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vs 福岡ソフトバンク 第21回戦

一発攻勢で序盤からリードを奪い、小技も絡めて点差を広げ、快勝した昨日のマリーンズ。1勝1敗で迎えたホークスとの3連戦最終戦は、3カード連続の勝ち越しを懸けて、成瀬を先発のマウンドに送ります。

自身4連勝中の成瀬ですが、立ち上がりを攻められます。左前安打の本多を犠打で送られて1死2塁とされると、オーティズに右前適時打を許し、0対1。いきなり先制を許してしまいます。

さらに、2回にも失点します。1死から長谷川に中前安打を許すと、田上には高めの直球を左翼席に運ばれる23号2点本塁打を喫して、0対3。序盤からリードを広げられます。

マリーンズ打線も、ホークス先発・大場に対して2回には1死2,3塁、3回には2死満塁とチャンスをつくりますが、いずれも無得点。塁上を賑わしながら、なかなか得点を奪えません。

序盤に3点を奪われ、チャンスをつかみながらも得点につなげられない苦しい展開。それでも4回、マリーンズ打線がようやく大場を攻略します。無死2,3塁から9番・早川の右前適時打でまず1点。大場の暴投で早川が2塁に進んだ後の無死2,3塁の場面で、1番・西岡の二ゴロの間にさらに1点を追加。2対3と追い上げます。

1点差に詰め寄ったマリーンズは、続く5回にも打線がつながります。この回から登板した2番手・大隣に対して、1死から大松、里崎の連打で1死1,2塁とすると、7番・福浦が右前適時打を放って3対3。試合を振り出しに戻します。

追いついたマリーンズは、6回についにこの試合初めてのリードを奪います。2つの四球で2死1,2塁とすると、4番・井口のところで代打・橋本将が登場。その橋本将は、3番手・佐藤から中前に適時打を放って、4対3とします。

火がついたマリーンズ打線は止まりません。7回、福浦の四球をきっかけに2死2塁とすると、早川が今日2本目の適時打となる左中間を破る二塁打で1点を追加。さらに、西岡が2試合連続となる12号2点本塁打をマリーンズファンで埋まる右翼席に運び、7対3。一気に畳みかけ、試合を決定づけます。

さらに8回には4番手・陽を攻め立て、1死満塁から福浦の押し出し死球で1点を追加し、8対3とします。

手厚い援護を受けた成瀬は、毎回のように走者を背負いながらも要所を抑え、3回以降得点を許さず。2試合連続完投勝利を懸けて9回のマウンドへ上がります。そして、最後のイニングも簡単に3者凡退に打ち取って、試合終了。8対3で快勝しました。

成瀬は9回、143球を投げて、被安打8、奪三振12、与四死球1、失点3という内容で9勝目を挙げました。成瀬はこれで自身5連勝、また2試合連続で2ケタ奪三振を記録。打線も4回以降毎回得点で成瀬を援護しました。

これで9月に入ってからの3カードはすべて勝ち越し。明日からは敵地・札幌ドームに乗り込んでのファイターズとの3連戦に臨みます。まずは、清水直が先発する明日の試合を勝利して、4カード連続勝ち越しに、そして大型連勝につなげていきたいところです。

成瀬投手,早川選手

ヒーローインタビューで笑顔をみせる早川
本日のヒーロー!!早川と成瀬
笑顔でファンとハイタッチを交わす成瀬

-今日のヒーローはこの二人、成瀬善久投手と早川大輔選手です。
まずは成瀬投手。引き分けを挟んで8月から5連勝ですね。

(成瀬)ありがとうございます。

-小林宏之投手の風邪の状況から1日早くマウンドに上がったというわけですが、その辺も気にせず良いピッチングしていたんではないでしょうか?

(成瀬)前回投げたのが木曜だったので、どうせ中6日だったので、あまり調整自体は変わらなかったのですけど、立ち上がりに簡単に点取られてしまったので、宏之さんの代わりに投げたので申し訳ないなと思います。

-今のチームを見ますと3点くらいはなんて事ない。そういう感じじゃないですか?

(成瀬)最初、いいように点取られてしまったので、ここ3点で粘れれば打線が逆転してくれると信じて投げ続けました。

-1日早くの登板もそうですが9月3日も154球の熱投。いろんな意味で力強い。そんな自分が見えてきたんじゃないでしょうか?

(成瀬)今日は毎回ランナーを出してリズムに乗れなかったのですが、完投できたから良かったと思うので、もうちょっと3者凡退でリズムを作れたら良いなと思っているので、それが次回への反省点です。

-これで9勝目となりました。二桁も完全に見えてきましたね。

(成瀬)1試合1試合。二桁って意識はせず、1つの勝利を目指して頑張りたいと思います。

-マリーンズファンファンに熱いメッセージをお願いします。

(成瀬)残り試合少ないんですけど粘り強く投げていきたいので暖かいご声援をよろしくお願いします。

-まずは成瀬投手でした。そして2本のタイムリーを放って3打点。シーズン初のお立ち台となる早川部長です。

(早川)お久しぶりです。

-誰よりも日に焼けて1軍に帰ってきて早川選手らしい笑顔が見えない試合が続きましたけど、今日は爆発しましたね。

(早川)最初の打席でいつの通り凡退してしまったので次は楽に打ちたいです。

-力まずという事でしょうか。また、里崎選手の3塁へのヘッドスライディングにずいぶん刺激を受けたんじゃないですか?

(早川)身の程知らずというか、止まっておけばよいものを。まぁ気持ちだけは貰っておきました。

-打点が稼げない中でも今日3打点。明日からも良い雰囲気でいけるんじゃないですか?

(早川)今が1番強いです。遅いかもしれないですけど。

-ファイターズもそう。オリックスでもそう。これで3カード連続の勝ち越しです。

(早川)西武、楽天、すぐ上にいます。一戦必勝で頑張ります。

-初のお立ち台なんですけど、マリーンズファンの前に部長が伝えたい方にメッセージをどうぞ。

(早川)よく僕に叱咤、激励してくれる若いお兄ちゃん。この前怒鳴りつけてしまったんですけど、いつも厳しいコメントありがとう。

-全国のマリーンズファンに一言お願いします。

(早川)1日1日勝ちにいきます。先のことは考えません。頑張ります。

-今日のヒーローは成瀬投手と早川選手でした。

vsソフトバンク 第21回戦

「今日もいい試合だったね。今は良い野球が出来ている。

成瀬はホームランを打たれた後に違う投手になった。気持ちが入り、球を低めに集めチェンジアップも切れていた。良い姿を見せてくれた。

6回は橋本将が大事な所で大きなヒットを打ってくれた。

西岡、早川は攻守に渡りアグレッシブにチームを勝利に導いてくれた。
西岡がホームランを打つと今季は負けなしだね。
今日は打線が活発になった後のホームランだったけど、良く振れている。彼が打てば勝機が訪れる。

明日からは北海道で首位ファイターズとの試合。引き続き良い野球をやっていけば、結果が付いてくるだろう。

明日の先発は清水直行だよ」

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