2009.09.11 FRI
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vs 北海道日本ハム 第21回戦

2連勝してホークスに勝ち越し、現在3カード連続勝ち越し中と勢いに乗るマリーンズ。今日からは、戦いの場を北の大地に移してファイターズとの3連戦に臨みます。今季まだ白星がない札幌ドームでの戦いの先陣を切って先発するのは、清水直。

序盤は、その清水直とファイターズ先発・藤井の投げ合いで0対0のまま進みます。

試合を動かしたのは、4回のサブローの一振りでした。この回先頭の3番・サブローが外角高めのチェンジアップを弾き返した打球は、右翼席最前列へ。サブローの20号ソロ本塁打で1対0とマリーンズが先制します。

先取点をもらった清水直でしたが、直後の4回裏にファイターズ打線に捕まります。先頭の稲葉に中前安打を許すと、続く高橋の右中間を破る適時二塁打で1対1。さらにスレッジの右前安打で無死1,3塁とされると、小谷野の三ゴロ併殺打の間に2点目を奪われ、逆転を許します。

マリーンズ打線も、5回にすぐさま反撃します。この回の先頭は、今季初出場の9番・南。その南が内角のチェンジアップを思い切りよく振り抜いた打球は、左翼席へ一直線。南の今季1号ソロ本塁打で2対2とし、試合を振り出しに戻します。

続く6回にも、先頭の4番・井口の内野安打を足掛かりに2死1,2塁とすると、8番・福浦が外角のスライダーをうまく中前に弾き返し、これが適時打となって、3対2。再びリードを奪います。

打線の援護を受けた清水直は、5回に1死1,2塁、6回に1死1塁と走者を背負いますが、いずれの回も後続を抑えて得点を許さず。7回にも1死1,2塁と再びピンチを迎えますが、渾身の直球で田中賢から三振を奪うと、続く森本を低めのフォークで三ゴロに打ち取り、リードを守ります。

清水直は、このピンチを切り抜けたところで降板。129球、被安打7、奪三振6、与四死球3、失点2という投球内容で、2番手・荻野にマウンドを託します。

その荻野は、8回2死から安打と四球で1,2塁とされますが、最後は糸井をフォークで三振に切って取り、無失点で切り抜けます。

3対2のまま迎えた9回には、シコースキーを投入。先頭の代打・坪井に内野安打を許し、犠打で2塁へ進められますが、田中賢を三振、代打・二岡を右飛に打ち取り、辛くも逃げ切りました。3対2で接戦を制し、これで今季7度目の3連勝となり、札幌ドームでは今季初勝利。清水直は7月7日以来の5勝目を挙げました。

唐川が先発する明日の試合も勝利すれば、今季初の4連勝、そして今季初の4カード連続勝ち越しです。

清水直投手

-今日のヒーローは5勝目を挙げられました清水直投手です。ナイスピッチィングでした。

(清水直)ありがとうございます。

-7月7日以来の勝利ということですが、率直に今どんな気持ちですか?

(清水直)故障もありずっと迷惑賭けてるんで、本当にみんな一生懸命戦っているんで、これ以上足を引っ張ったらいけないというつもりで投げ、それが勝ちに繋がって良かったです。  

-日本ハム戦もこれが今季初勝利ですね。

(清水直)そうですね。本当にいいチームなので、なかなか抑えるのが難しいんですけど、今日は移動ゲームだったんですけど、野手が3点取ってくれて、何とかしないと思っていました。首位を走っているファイターズに勝てて良かったなと思います。

-振り返ってみて今日ご自身の中で良かったなと思うところはどんなところですか?

(清水直)率直に良かったのは7回ですけど、稀哲(森本)を最後アウトにとれたことが一番良かったと思います。

-100球をこえた7回というのは何か気迫というのが伝ってきたんですが、どんな気持ちだったんのでしょう?

(清水直)期待されてるのはもっと高いものだと思うんですけど、それに応えたれていないので悔しい思いをしています。任された試合はとにかく力のある限り、必死なってなりふり構わず投げてやろうっていう気持ちです。

-チームは3カード連続勝ち越しで札幌に乗り込んできて初戦を取りました。このあと勢いにのっていくと思うんですが、このあとどのようなピッチングをしたいと思ってますか?

(清水直)チームがこういう状況でも札幌のファンの方、マリーンズのファンの方がたくさん応援してくださっているので、プロである以上、最後の最後まで自分の持ってるものを全部出し切って全力で戦っていきたいと思いました。

-おめでとうございます。

(清水直)ありがとうございます。

-5勝目を挙げた清水直投手でした。

vs 日本ハム 第21回戦

「先発の清水直行は何度もピンチを作ったが、粘り強いピッチングで切り抜けてくれた。いい投球だった。彼と同じくらいブルペンのリリーフ陣もいい投球を見せてチームを勝利に導いてくれた。

南は2軍で非常にいいスイングをしていたが、1軍でも同様にいいスイングで貴重な同点ホームランを打ってくれた。

札幌ドームでは今季初勝利になったが、タフな相手いい試合運びが出来た。選手の努力で掴んだ勝利。

この勝利で日米通算1600勝に到達したが、素晴らしいチームと素晴らしい選手たちに恵まれた結果。偉大な選手たちに感謝している。

これまで、選手の初ヒットや初勝利などの初物や区切りの記録など共に共感出来て本当に幸せな気持ち。
明日からも一つでも多くの勝利をマリーンズファンにプレゼント出来るようにベストを尽くす。

明日の先発は唐川侑己だよ」

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