2009.09.17 THU
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vs 埼玉西武 第21回戦

今季7度目のサヨナラ勝ちを収めた昨日のマリーンズ。5カード連続勝ち越しを懸けてのライオンズとの3連戦最終戦のマウンドを、自身5連勝中の成瀬に託します。

その成瀬は初回、2死から中島に二塁打を許しますが、中村から三振を奪って無失点で切り抜けるまずまずの立ち上がり。2回、3回も危なげなく抑えて、序盤は得点を与えません。

成瀬を援護したいマリーンズ打線は、3回に先制します。先頭の1番・西岡の左前安打を足掛かりに1死1,2塁とすると、4番・大松が9試合連続安打となる左前適時打を放って、1対0。さらに5番・里崎が内野安打で1死満塁とチャンスを広げると、6番・橋本将がキッチリとライトに犠飛を放って2対0。打線がつながり、試合を優位に進めます。

しかし、4回まで危なげなく抑えていた成瀬が、5回につかまります。先頭の佐藤に不運な右前安打を許すと、1死後、三浦にも中前安打を運ばれて1死1,2塁。ここで片岡に左中間を破られる2点適時二塁打を浴びて、2対2。試合を振り出しに戻されてしまいます。

さらに6回、成瀬が手痛い一発を浴びます。1死からG.G.佐藤に内角直球をとらえられ、打球は左翼席へ。G.G.佐藤の21号ソロ本塁打で、2対3とリードを許してしまいます。

5カード連続勝ち越しのために何としても負けられないマリーンズは、6回に反撃に出ます。1死から塀内、西岡が連続四球で出塁すると、2番・早川が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放って、3対3。さらに続く1死2,3塁の場面で、3番・福浦の左翼線にポトリと落ちる幸運な2点適時打が飛び出して逆転。5対3として、流れを一気に引き寄せます。

リードをもらった成瀬は、7回1死から栗山に左前安打を許したところで降板。マウンドを2番手・内に託します。内は、中島に初球を打たせて遊ゴロ併殺打に切って取り、ここは得点を許さず。
内は、8回にも1死1塁からG.G.佐藤を再び遊ゴロ併殺打に打ち取り、この回わずか5球でライオンズ打線を封じ込めます。

すると、内の作ったリズムに乗って、マリーンズがダメ押し点を奪います。2死から早川が右前安打で出塁すると、福浦が右中間を破る適時二塁打を放って、6対3。福浦の今日2本目の適時打で、試合を決定づけます。

3点のリードで迎えた最終回のマウンドに立つのは、もちろんシコースキー。そのシコースキーは、代打・大崎に四球、代打・石井義に右前安打を許して無死1,2塁とされてしまいます。しかし、代打・上本を三振、片岡を三ゴロ併殺打に打ち取って試合終了。
1度は逆転されながらも、中盤で試合をひっくり返して、6対3で快勝しました。

成瀬は6回1/3、119球を投げ、被安打9、奪三振2、与四死球1、失点3という粘りの投球で自身6連勝。そして、2年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目を挙げました。

これで5カード連続の勝ち越しとなり、9月に入ってからは10勝5敗と好調を維持するマリーンズ。明日からは、仙台に移動してのイーグルスとの3連戦です。まずは、清水直が先発する明日の試合に勝利して、6カード連続勝ち越しに向けて先手を取りたいところです。

成瀬投手,早川投手

本日のヒーロー、早川と成瀬
ファンとハイタッチを交わす早川
満面の笑みでファンとハイタッチする成瀬

-まずは見事6連勝、2年ぶり二桁勝利で10勝目。成瀬投手です。
今日のピッチングを振り返って一言お願いします。

(成瀬)えー、ちょっと中途半端ですみません。

-前回の登板は序盤に3点を失うピッチングでしたが、今日はその反省を生かせるようなピッチングでしたが、5回に勝ち投手の権利を目前にして表情が変わりましたね?

(成瀬)立ち上がりがいつもは悪いんですけど、今日は珍しく良かったんで終盤に球をど真ん中に集めすぎたんで、その結果3失点してしまって。点を取られてはいけない状況だったので、そういう意味で野手の方に申し訳ないと思います。

-ここ最近、三振の山を築いていくピッチングが続きましたが今日は二つですね。フライアウトも多かったですが、その辺りのピッチング内容についていかがでしょう?

(成瀬)今日は自分の思ったとおりに投げられなかったから三振できなかったんですが。あとはキャッチャーの橋本さんには申し訳ないと思います。逆球が多かったので。この場をお借りして、橋本将さん、すみません!

-マスクをかぶっていた橋本将選手から直接何か言われましたか?

(成瀬)ボールは悪くないとは言われたんですけど、自分の思ったとおりに投げられなかったんで、今日はリードしづらかったと思います。

-昨日のゲームもチーム一丸となった勝ちですけど、今日もシーソーゲームを制しながら見事、二桁勝利おめでとうございます。

(成瀬)ありがとうございます!

-率直な感想は?

(成瀬)後半ここまで自分なりに良いピッチングが出来ていると思います。今日は早川さんが打ってくれたり皆が盛り上げてくれたんで、2年ぶりですけど今日の10勝目は自分にとってすごく良いことだと思います。

-残り試合の中で後1回か2回投げられますが意気込みを。

(成瀬)投げるからには勝ちたいと思いますので暖かい声援よろしくお願いします!!

-まずは10勝目。成瀬投手でした。
続いては早川選手です。

(早川)まいどっ!

-今日は足にバットにそして笑顔にと本当に大暴れで、先日も話していましたが今一番強いですね。マリーンズは。

(早川)えーと、そうですね。ちょっと、強いと思います。

-先制してゲームはスタートして、同点になり、勝ち越され、自分自身がやらないといけないという意識はあったのですか?

(早川)一打席目から三打席目までダメダメだったんで、逆に開き直って、打席も左から右に変わったんで違う人物だと思ってやりました。

-同点のタイムリー2ベースはもう少しでホームランでしたね?

(早川)いったと思ったんですけど、最後失速して、バットも折れていたんで、その分切れなかったと思います。

-今日は福浦選手もマルチタイムリーで、その福浦選手がナイスランと言っていましたがいかがでしょう?

(早川)タイムリーよりそっちの方が自分としては良いプレーだったと思います。

-5カード連続勝ち越しですがいかがでしょう?

(早川)2勝1敗ペースではいけないですけれど、常に勝てるように、もう後がないんで、全部勝ちます!

-マリーンズファンに熱いメッセージをお願いします!!

(早川)仙台、福岡と遠征行ってきます。楽しい遠征にしてきます!!

-今日のヒ-ローは成瀬投手と早川選手でした。

vs西武 第21回戦

「先発の成瀬は序盤は良かったが、中盤は少し崩れてしまった。打線がカバーしてくれた。

2番手の内のパフォーマンスが素晴らしかった。休養も十分で必要なアウトをしっかり取ってくれた。

6回は早川にとってもビッグイニングだった。打撃もそうだが、福浦のヒットで素晴らしい走塁を見せてくれた。

福浦は今シーズンの中で一番体の状態が良くスイングも素晴らしい。8回のダメ押しのタイムリーも大きかった。

これで5カード連続で勝ち越したが、今は良い野球が出来ている。明日の相手投手は田中だが、ベストを尽くし試合の最後には楽天より多くの得点を挙げていたい。

明日の先発は清水直行だよ」

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