試合情報

前日の試合では終盤に逆転を許し、イーグルスに3連敗を喫したマリーンズ。今日からは福岡に移動してホークスとの3連戦です。その初戦のマウンドに上がるのは、9月2日以来の登板となる小林宏です。

その小林宏を援護したいマリーンズは初回、ホークス先発・大隣を攻め立てます。2番・堀の中前安打、4番・大松の13試合連続安打となる右前安打で2死1,3塁とします。しかし、ここは5番・里崎が見逃し三振に倒れて先制ならず。

するとその裏、小林宏は立ち上がりを攻められます。1死から中前安打で出塁した川崎に盗塁を許すと、小久保に中前に適時打を運ばれ、0対1。いきなり先制を許します。

マリーンズは直後の2回に再びチャンスをつくります。
先頭の6番・ベニーの左前安打、7番・南の左翼線へ運ぶ二塁打で無死2,3塁。ところが、8番・田中雅が遊直、9番・早坂が遊ゴロに倒れ、1番・西岡が四球を選んで2死満塁としますが、2番・堀が三ゴロに打ち取られて同点に追いつけません。

流れを掴みきれないマリーンズは、その裏に追加点を許します。1死から田上に四球を与え、明石に中前安打を許し、さらに失策が絡んで1死満塁とされると、川崎にレフトに犠飛を運ばれて、0対2。リードを広げられてしまいます。

序盤に2点を失ったものの、3回以降は毎回走者を許しながらも要所を抑えていた小林宏でしたが、7回に一発を浴びます。右前安打の川崎を1塁において、オーティズに直球を弾き返され、右中間席に運ばれます。オーティズの19号2点本塁打で、0対4と引き離されてしまいます。

5回、6回、7回を大隣に3者凡退に抑えられ、8回も2番手・攝津に抑えられたマリーンズは、最終回にすべてを懸けます。しかし、先頭の里崎が中前安打で出塁したものの、代打・橋本将、代打・角中が連続三振。最後も代打・塀内が左飛に倒れて試合終了。最終回の代打攻勢も及ばず、0対4で敗れました。

小林宏は、8回、131球を投げて、被安打9、奪三振8、与四死球3、失点4、自責点3という内容で試合を作りましたが、打線の援護なく13敗目を喫しました。

3位・イーグルスが勝利したため、残念ながらクライマックスシリーズ進出の可能性が完全に断たれてしまいました。それでも前を向いて、残り試合で1つでも多くの勝利を積み重ねていきたいところです。

「序盤に幾つか得点チャンスがあったが活かすことが出来なかった。打線の状態は悪くないと思う。大隣のワンバウンドになるチェンジアップに手を出してしまった。

先発の小林宏之は状態としては悪くなかった。制球も悪くなかったし、持球を上手く投げていた。幾つかの失投を痛打されてしまった。打線が援護できなかった。

今日でクライマックスシリーズへの進出が消えてしまったが、最後の試合まで全力を尽くし戦う。ファンも最後まで全力で応援してくれると思うので、彼らの為にも持てる力を出し切る。明日は勝利をファンにプレゼントしたい。

明日の先発は渡辺俊介だよ」