2009.09.23 WED
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vs福岡ソフトバンク 第24回戦

9連戦の最終戦は、ホークスとの今季最終戦。
昨日の勝利でカード1勝1敗のタイに戻し、勝ち越しをかけて臨みます。

ホークスの先発・大場の立ち上がりを攻め立てるマリーンズ打線は1回、1番・西岡が四球と盗塁、2番・塀内の犠打で3塁まで進みます。ここで3番・福浦が四球を選んで1死1,3塁とすると、4番・大松の地を這うような低いゴロの打球は二塁手・本多のグラブの下を抜ける失策を誘い、1対0と無安打で先制点を奪います。

しかし、マリーンズの先発・大嶺はその裏、1番・本多に四球と犠打で2塁まで進まれると、3番・オーティズに四球を与えます。すると4番・小久保の打席で本多に三盗を決められ、1死1,3塁となったところで小久保の打球は遊撃手・西岡が拾い上げ、2塁に転送して1塁走者・オーティズは封殺しますが、滑り込んだオーティズに二塁手・塀内が送球を阻まれ、3塁走者・本多が生還。1対1と同じく無安打で同点に追いつかれてしまいます。

大嶺を援護したい打線は3回、福浦が1死から安打を放つと、続く大松が適時二塁打を放って2対1。勝ち越しに成功します。

しかしその裏、大嶺は先頭の本多に二塁打を放たれ、犠打で3塁まで進められると、オーティズに犠飛を浴び2対2と再び同点。さらに小久保の二塁打と5番・松中、6番・長谷川への連続四球で2死満塁とピンチを広げてしまいますが、7番・田上を力のある直球で中飛に退けて逆転は許しません。

すると直後の4回、マリーンズ打線がまたも大場を攻めます。2死から9番・早川が内野安打を放って口火を切り、盗塁で2塁まで進むと、西岡の四球の後、塀内が変化球を右手一本で左翼線に弾き返す技ありの適時打。3対2と三度勝ち越しに成功します。さらに福浦が四球を選んで満塁となったところで大場は降板。 2番手・神内がマウンドに上がると、その初球を大松が振り抜いた打球は右中間席に飛び込む18号満塁本塁打となって7対2。大松の自身今季初の満塁弾で点差を大きく広げます。

大量点をもらった大嶺ですがその裏、8番・小斉の安打と9番・明石の二塁打などで1死2,3塁とされると、2番・川崎の打球が大嶺の右手を直撃して転がる間に小斉が生還。7対3と1点を返されます。右手の治療後再びマウンドに上がった大嶺は、オーティズに適時打を放たれて7対4と3点差まで迫られてしまいます。

5回からは救援投手陣の投げ合いに突入すると、マリーンズ打線は沈黙。ホークスの3番手・藤岡の前に7回まで走者すら出すことができません。

しかし、マリーンズの救援陣も好投を見せます。5回から大嶺の後を受けた2番手・根本は5回を13球で3者凡退におさえると、6回は先頭の代打・松田に安打を浴び、得点圏に走者を背負いながらも無失点に切り抜けて試合の流れを渡しません。

7回からは3番手・内が登場。オーディズ、小久保、松中の中軸を3者凡退におさえる好投を見せます。

しかし8回、内が先頭の長谷川と田上の連打で無死1,2塁とされると、4番手・荻野がマウンドへ。1死後、暴投で2,3塁に走者を進められると、代打・多村の三ゴロの間に1点を失い、7対5と2点差に詰め寄られ、なおも2死2塁のピンチ。ここで荻野が本多を打ち取ってホークスの反撃ムードを断ち切ります。

9回は5番手・馬原の前に1死から西岡、塀内が連続四球を選びますが、後続が倒れて無得点。点差を広げることができません。

しかし、その裏は5番手・シコースキーが力感あふれる投球で3者凡退で締め、7対5のまま逃げ切りに成功。連勝でカード勝ち越しを決めました。

先発の大嶺は4回を92球、被安打5、奪三振3、与四死球5、失点4の投球内容で勝敗はつかず。後を受けた2番手・根本が2回を30球、被安打1、奪三振1、与四死球0、無失点の好投でうれしいプロ初勝利。シコースキーが15セーブ目をあげました。

打線が前半に6安打を放って奪った7点を投手リレーで守りきる快勝劇で、2005年にプレーオフでリーグ優勝を決めた思い出の地・ヤフードームの今季最終戦を白星でかざりました。

今季の対ホークス戦は13勝10敗1分と勝ち越し。9連戦を連勝で締めくくったチームは、いい流れのまま千葉マリンに戻り、25日から始まる対バファローズ3連戦に備えます。

根本投手

-今日のヒーローはプロ入り初勝利を挙げました、根本投手です。おめでとうございます。

(根本)ありがとうございます。

-プロ2年目、初勝利ですけども、まずは今の感想はいかがでしょう?

(根本)もう"嬉しい"一言ですね。

-今日は4回、大嶺投手のアクシデントありましたけど、5回から緊急登板。どんな思いでマウンドに上がりました?

(根本)リードしている場面だったので、絶対点はやらないというか。"強気に攻める"という風にずっと思っていました。

-しっかり肩の方は準備できていましたか?

(根本)はい。いつでも行ける準備は出来ていました。

-そして、投げた2イニング、無失点でしっかり抑えましたね。

(根本)はい。野手の方にもいいプレーしてもらったんで、抑えることが出来ました。

-初勝利のボールはもらいましたか?

(根本)もらいました。

-このボールはどうしましょうか?

(根本)これは両親にあげようと思います。

-今日はチームとしましても連勝。そして、福岡。このシーズンは最後だったのですが、ロッテファンにもいい勝ちが見せられたのではないでしょうか?

(根本)はい。最後、勝ち越すことができたので良かったと思います。

-そして最後にですね、根本投手の今後の抱負、そして目標をお聞かせ下さい。

(根本)今シーズンも残り少ないですけど、一試合でも多くチームに貢献できればいいと思ってます。

-今後の活躍をまた期待します。

(根本)はい。頑張ります。

-ありがとうございました。

vsソフトバンク 第24回戦

「福岡最後の試合でいい試合が出来て本当に良かった。福岡は私にとって多くの良い思い出がある場所。あげればきりがないが、一番は2005年の優勝を決めた事。本当に一生忘れられない思い出。福岡のファンには本当に感謝している。

先発の大嶺は制球に苦しみ4回で降板したが、その後のリリーフ陣がいい働きをしてくれた。
中でも2番手の根本はプロ初勝利を挙げ、監督として一番嬉しい瞬間を共有できた。

大松は満塁のチャンスでホームランと満塁男のトレードマーク通りの活躍をしてくれた。
いい形で千葉に帰れるね。

残り9試合最後までいい試合をしたい」

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