2009.10.06 TUE
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vs 東北楽天 第23回戦

今季もあと2試合を残すのみとなり、今日は千葉マリンでの最終戦。マリーンズの先発はチームの勝ち頭で自身7連勝中の成瀬、一方のイーグルスの先発は岩隈です。

成瀬は、初回を3者凡退に抑えたものの、2回につかまります。安打と2つの四死球で満塁とされると、1死後、聖澤に1塁ベースを直撃する2点適時内野安打を浴びて先制され、0対2。

しかしその裏、マリーンズはすかさず反撃に出ます。9月12日以来のスタメンとなる4番・サブローが岩隈のスライダーをとらえた打球は、マリーンズファンの歓声が湧き上がる右中間席へ。サブローの22号ソロ本塁打で、1対2と詰め寄ります。

さらに3回、9番・早川が右翼線を破る二塁打で出塁すると、1番・西岡の二ゴロで3塁へ進み、続く2番・堀が中前適時打を放って、2対2。試合を振り出しに戻します。

同点に追いついてもらった成瀬は、4回に2安打を許しながらも3三振を奪って無失点で切り抜けると、5回は3者凡退に抑え、尻上がりに調子を上げていきます。6回には1死から四球を、7回にも1死から安打を許すものの、後続をキッチリと抑えて得点を許しません。

一方のマリーンズも、5回と6回に2死1,2塁のチャンスを作りますが、あと一本が出ず。岩隈から得点を奪えません。

2対2のまま膠着状態が続いて迎えた8回、マリーンズは2番手として渡辺俊を投入し、勝利への執念を見せます。しかし、その渡辺俊は2つの四死球を与えて1死1,2塁としたところで降板。3番手・荻野がマウンドに上がります。
荻野は、この場面で草野を遊ゴロ併殺打に切って取り、ここは得点を許さず。見事な火消しぶりで、流れを引き寄せます。

するとその裏、マリーンズ打線が2死からつながります。3番手・福盛に対して5番・大松が右翼線を破る二塁打を放つと、続く6番・今江が左翼線を破る適時二塁打を放って、3対2。さらに、その後の2死1,2塁の場面で8番・里崎の右越え2点適時三塁打が飛び出し、5対2。2死からの集中打で、土壇場で3点のリードを奪います。

最終回は、4番手としてシコースキーが登板し、安打を許すものの2死を取って降板。そして2死2塁の場面で、プロ生活にピリオドを打つ小宮山が、千葉マリンの大歓声に迎えられて最後のマウンドに上がります。その小宮山は、代打・セギノールを1球で右飛に打ち取り、試合終了。

2点を先制されたものの、復帰したサブローの本塁打で反撃の狼煙を上げ、ベテラン・堀の適時打で追いつくと、8回には集中打で勝ち越し、現役最後の登板となる小宮山が締めくくって、5対2で快勝。
成瀬は7回、137球を投げて被安打5、奪三振9、与四死球4、失点2という内容で役割を果たし、勝利を呼び込みました。なお、小宮山は44歳21日で最年長セーブ記録を更新。
千葉マリン最終戦を飾るにふさわしい、見所の多い試合となりました。

なお、試合後には「サンクスボビー」、「小宮山投手引退セレモニー」と2つのセレモニー行われ、雨が降りしきる中で集まった多くの観客から2人に熱い声援が送られました。

泣いても笑っても、今季の公式戦は仙台で明日行われるイーグルス戦の1試合のみ。マリーンズの持てる力を出し尽くし、来季につなげていきたいところです。

vs楽天 第23回戦

「自分にとって本当に夢の6年間だった。選手達と自分自身も今日は特別な時間を共有する事が出来た。人生の秘訣は楽しむ事。ここで過ごした6年間は素晴らしい人達に囲まれ日本の野球の素晴らしさを感じさせられた。マリンスタジアムという聖地で最高の気分を味わった。

今日の試合も筋書きのない素晴らしい試合だった。今江の決勝打、小宮山の一球。本当に沢山のマリーンズファンの中で素晴らしい時間を皆で共有できた事に感謝している。

本当にマリーンズのファンは世界一。マリンスタジアムでの最後の試合を勝利で終える事が出来て嬉しい。

明日は仙台で最後の試合。明日も素晴らしい試合をしたい。

明日の先発は唐川侑己だよ」

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