2009.10.07 WED
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vs東北楽天 第24回戦

昨夜開催された千葉マリンでの今季最終戦は、終盤の集中打で制したマリーンズ。今夜は同じイーグルスを相手に迎えたロッテ球団40周年最終戦。かつての準本拠地、Kスタ宮城に移動しての第24回戦です。

今季最後の先発マウンドには、9月27日以来、中9日の登板となる唐川が上がります。
1回は3者凡退に打ち取る順調な立ち上がりを見せ、2回も簡単に2死までおさえましたが、突如イーグルス打線につかまってしまいます。6番・セギノール、7番・小坂の連打で2死1,2塁とされると、8番・中谷に適時打を運ばれて0対1と先制点を与えてしまいます。さらに9番・聖澤が左中間に打ち上げた飛球は、追いついた左翼手・大松が差しだしたグラブの先に落ちる失策となり、二者が生還して0対3とされてしまいます。ここで流れを食い止めたい唐川でしたが、1番・中村真に適時打を放たれて0対4と序盤で大きくリードを許してしまいます。

3回、4回と本来のテンポの良い投球が戻った唐川はイーグルス打線を3者凡退におさえますが、5回に再び2死から得点を許してしまいます。3番・草野に7号ソロ本塁打を浴びて0対5。さらに点差を広げられてしまいます。

反撃したいマリーンズ打線でしたが、イーグルスの先発・永井の変化球をとらえきれず、前半は3回の9番・早坂の俊足を生かした内野安打と、5回に7番・南が食らいついて運んだ内野安打のわずか2本におさえられてしまい、点差を縮めることができません。

7回も1死から4番・大松が中前安打を放って永井を攻め立てますが、続く5番・里崎、6番・橋本将が連続三振に倒れて得点には結びつきません。

苦しい展開となった唐川はその裏、中谷、聖澤の連打と犠打で1死2,3塁とされると、続く途中出場の2番・内村に適時打を放たれて0対6とされてしまいます。さらに、続く草野には右中間に2点適時二塁打を運ばれて0対8と一気に点差を広げられてしまいます。
ここで唐川が降板すると、2番手には2試合連続の登板となった渡辺俊がマウンドへ向かいます。すると渡辺俊は5番・リンデンに四球を与えるものの、攻撃の流れを断ってさらなる得点は与えません。

しかし8回、3番手・上野が強くなってきた雨に制球を乱して1死から中谷への四球、聖澤の安打、中村真への四球で満塁とされると、内村の遊ゴロの間に1点を失って0対9とされてしまいます。

今季は随所に見せてきた連打で逆転を狙いたいマリーンズ打線でしたが、8回から登板した2番手・川岸に2イニングス連続で3者凡退に打ち取られて、0対9のまま試合終了。最終戦を白星で飾ることはできませんでした。

先発の唐川は、6回1/3を109球、被安打10、奪三振5、与四死球0、8失点で悔しい8敗目。打線も3塁を踏めないまま3安打に終わり、投手陣を援護することはできませんでした。

これで今季の全日程を終了。62勝77敗5引き分けで5位という結果に終わりました。

ラストイヤーとなったバレンタイン監督は、西岡を3番に、新加入の井口を4番に据え、開幕を迎えました。

井口は期待に応え、4月だけで2本のサヨナラ本塁打を放つなどチームを牽引し、4月だけで4度のサヨナラ勝ちを収めます。しかし、先発投手陣が思うように白星を挙げられず、4月は9勝13敗とスタートダッシュを決められませんでした。

5月には唐川、大嶺がいずれもプロ初完封を記録し、期待の若手が先発ローテーションに定着したことを印象づけますが、チームは波に乗りきれません。

交流戦では、1イニング15得点を奪うプロ野球新記録を達成するなど打線の爆発力を見せますが、成績は9勝12敗3引き分け。7月に入ると終盤に逆転を許す展開が目立ち、オールスターを挟んでファイターズに6連敗を喫するなど7勝17敗と大きく負け越し。上位チームに大きく水をあけられてしまいます。

8月も負け越したチームは9月に今季最多の6連勝を記録するなど16勝9敗1引き分けと初めて勝ち越しますが、クライマックスシリーズ進出には届きませんでした。

投手陣では唐川、大嶺以外にも、内、上野が1軍に定着し、若い力が台頭。野手で目立ったのは、自己最多となる22本塁打を放ったサブローの活躍。また、前半こそ不本意な成績だった西岡でしたが、1番に定着してからは本来の輝きを取り戻し、8本の先頭打者本塁打を放って、パ・リーグタイ記録に並びました。大松も7月に4番に座るようになってからは打率を急上昇させ、シーズン終盤には21試合連続安打を記録。そして、シーズン中盤以降は早坂、田中雅、塀内らがスタメンに名を連ねる機会が増え、来季のレギュラー争いの激化を予感させました。

2005年にマリーンズを日本一へと導いた指揮官と別れを告げたチームは、王座を奪回するべく秋から再び鍛え直し、新しい船出に備えます。

vs楽天 第24回戦

「先発の唐川はコントロールに苦しんでいた。規定投球に届かなかったが、今年見せてくれた投球は素晴らしい内容だった。これからが非常に楽しみな投手。日々成長も見せてくれ、投げるたびに一歩一歩大投手へ歩んでくれている。

最後の試合を勝利で飾る事が出来なくて残念だが、忘れられない一日になった。素晴らしい集団で同じユニフォームを着て時間を共有できた事は本当に幸せ。最高の経験。

この経験を世界の人々に伝えて行きたい。本当にマリーンズファン、日本の野球ファンには感謝している。お礼をいくらしても足りない。ここまで、支えてくれた人々にも感謝をしている。本当に有難うございました。また、会える日を楽しみにしています」

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