試合情報

昨日は終盤に逆転され、今季初の3連敗を喫して迎えたスワローズとの今季最終戦は、交流戦制覇に向けてこれ以上負けられない大事な一戦。試合前にベンチの前で円陣を組んで臨みます。

先発・マーフィーは初回、制球に苦しみ2つの四球で2死1,2塁となって好調の相川を迎えますが、三振に仕留めて無失点におさえます。

打線は3回、スワローズの先発・村中に対して1死から1番・西岡の打球が失策を誘って2塁に進むと、2番・今江の中前適時打で生還。1対0と鮮やかに先制します。

2回以降はテンポの良い投球でスワローズに得点を許さないマーフィーでしたが、5回、先頭・飯原の二塁打から2死3塁とされると、青木の適時内野安打、続く田中の適時二塁打で1対2。逆転を許してしまいます。

しかし7回、1死から四球と安打などで1死1,2塁とすると、代打・青野が2007年以来3年ぶりとなる中前安打。「頑張ってきてよかった。いつか一軍でヒットを打てる日が来ると信じて、ここまでやってきた」と語る一打で満塁とします。すると、西岡が放った飛球が遊撃手・荒木と左翼手・飯原の間に落ちて2者生還。3対2と逆転に成功します。さらに今江も中前安打で続き、1死満塁で村中を降板させます。ここで2番手・増渕に対し、井口の詰まった打球が適時内野安打となって4対2とすると、続く金泰均は左翼ポール付近に15号満塁本塁打を叩き込み、8対2。さらに5番・サブローが2者連続の10号ソロ本塁打を左翼席に運んで9対2とすると、3番手・吉川から6番・ムニスも二塁打を放って8連打。ここで7番・里崎が右中間席にアーチを描く8号2点本塁打、8番・南も中前安打で続き、パ・リーグタイ記録となる10連打を浴びせて11対2と引き離します。

その裏、2番手・伊藤が3人で攻撃を終わらせると、8回は1死1,3塁から代打・清田のプロ初打点となる適時二塁打、代打・根元の2点適時打で3点を追加。14対2と強さを見せつけます。

8回は3番手・古谷が、9回は4番手・薮田が気迫の投手リレーを見せて得点を与えず、そのまま試合を締めくくりました。

6回を100球、被安打5、奪三振5、与四球2、失点2と好投を見せたマーフィーは、無傷の5連勝。連敗ストッパーの役割を果たしました。

交流戦は、残すところ千葉マリンでの4試合。セ・パ交流戦! 幕張場所を全勝で締めくくるべく、この勢いをさらに加速させましょう!!

-チームが15安打、西岡選手は3安打、本当に華やかすぎるほどの逆転劇でしたね？

(西岡)そうですね。外(ビジター)に出てから3連敗していたので、今日は何とか勝ちたいという気持ちで試合に取り組んだので、勝てて良かったなと思います。

-7回の猛攻撃、前の青野選手が打って作った1アウト満塁のチャンス、あのときどういう気持ちで打席に向かったのでしょうか？

(西岡)本当にチーム全員でチャンスを作ってくれて、たまたま僕に打順が回ってきたので、なんとか1点でも、最悪同点でもできるように、犠牲フライでも打てるように打席に立ちました。

-カウントがツーナッシング、そして詰まった打球でした。どんな気持ちだったのでしょうか？

(西岡)勝ちたいという気持ちだけなので本当に落ちろという気持ちだけでずっとグランドを走っていましたし、それが良いところに落ちて良かったなと思います。

-あの回10連打でベンチの雰囲気はどんな感じだったのでしょうか？

(西岡)ここまで3連敗しているので盛り上がっていましたけど、みんな気を引き締めて最後まで戦った結果がそういう10連打につながったと思いますね。

-今日の勝ち方、またチームに勢いが出るんじゃないですか？

(西岡)試合も3連敗して負けたりしてますけど勢い自体は止まっていないので、交流戦も残り4試合、最後まで戦っていきたいなと思います。

-それでは最後にいつも熱い熱い声援をしてくれるファンの皆さんに一言メッセージをお願いします。

(西岡)アウェーでも本当にたくさん応援へ駆けつけてくれてありがとうございます。本当に交流戦優勝できるようにもう一度頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

-今日のヒーロー、西岡選手でした。

「凄いですね。いい攻撃をしてくれた。

10打席連続安打。あと一本で記録だったが、十分です。

今日は選手みんなが4連敗をしたくない気持ちが出ていた。
今シーズンで一番気持ちが入っていたのではないかな。
連敗中のモヤモヤが吹っ飛びました。

この遠征を1勝3敗だったが、最後にいい試合で気持ちよく千葉に戻れます。

交流戦も残り4試合。全て千葉での試合。いい試合が期待できるね。

今から楽しみだよ」