2010.06.20 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
0
X
R
H
1
4
3
7

vs 東北楽天 第7回戦

昨日は千葉マリン初の完封負けを喫してしまったマリーンズ。今日はそのうっぷんを晴らすかのような猛攻を見せてイーグルスに勝利を収めたいところです。先発のマウンドには自身5連勝中と波に乗るマーフィーが上がりました。イーグルスの先発は永井です。

そのマーフィーは10メートル近い強風の影響で序盤は制球に苦しみます。初回は2死3塁のピンチを今江の好守備にも助けられて無失点で切り抜けますが、2回、制球を乱して2死満塁。ここで聖澤に押し出しの四球を与えてしまい、1点を先制されます。なおも満塁のピンチは続きますが、後続を打ち取って最少失点にとどめます。

すると3回以降マーフィーは立ち直り、持ち味の的を絞らせない投球で6回までいずれも3者凡退に切って取る好投。7回には2死から1,3塁のピンチを迎えるも、無失点で切り抜けます。

一方の打線は何度かチャンスを作るものの、先発の永井を打ちあぐねてしまい、得点に結びつけることが出来ず。5回には1死から連打と相手の失策で満塁のチャンスを迎えますが、あと一本が出ず反撃を見せられません。

しかし終盤7回、ついに攻勢に転じます。先頭・サブローの四球、7番・竹原の安打でチャンスを作ると、8番・里崎が右翼ポール際へとはじき返す、今日3本目の安打となる適時二塁打を放ち同点。なおも2死2,3塁から2番・今江も右前へ鋭くはじき返す2点適時打を放ち、3対1と勝ち越しに成功します。

8回からは継投策で逃げ切りを図ります。8回を薮田が無失点で切り抜けると、9回にはもちろん守護神・小林宏がマウンドへ。その小林宏は走者こそ許すものの最後の打者を打ち取りゲームセット。3対1で勝利を収めました。

マーフィーは7回130球を投げ、被安打3、奪三振6、与四球3、失点1の好投を見せ、6勝目。球団の外国人選手としては1953年・毎日時代のカイリー以来となる無傷の6連勝を達成しました。さらに9回に登板した小林宏も5月21日のスワローズ戦以来となる12セーブ目。打線でも指名打者でスタメン起用された竹原が2安打するなど起用に応えました。

劇的な逆転から接戦を見事ものにしたマリーンズは連敗を阻止。ライオンズとのゲーム差は2.5のままですが、今度はここから連勝街道に乗り、ゲーム差を縮めてもらいましょう!

マーフィー投手,今江投手

今江とマーフィーはサインボールを手に笑顔
ライトスタンドの声援に応える今江とマーフィー
ヒーローインタビュー後、ファンと交流する今江とマーフィー

-投打のヒーローまずは、6勝目を挙げました。マーフィー投手です。おめでとうございます。

(マーフィー)本当に感じ良く投げれました。
まず、今日は父の日なので自分のお父さんにハッピーファザーズディを言いたいと思います。

-さて、今日のピッチングなんですけれども2回に押し出しで失点というシーンがありました。投げていて何か違和感とか気になるところはあったのでしょうか?

(マーフィー)今日はちょっと風が強くて自分でもちょっと慌てて投げているなという感じがしたんですけど、西本ピッチングコーチが来てくれてちょっとワンテンポ置いてくれたのでそれから何とかあの後抑えられました。

-その後3回以降は許したヒットはわずか1本ということで見事に立ち直りましたね?

(マーフィー)本当に自分自身は低めにボールを集めようと心がけて、里崎が本当に良いリードをしてくれて、打たせて取るのが僕の持ち味なので、それが出来てよかったです。

-これで無傷の6試合連続勝利ということでこれは外国人ピッチャーとしてチームタイ記録ということになりました。

(マーフィー)気分は最高です。でも今日は本当に野手陣が我慢して我慢してチームのために粘り強く点をとってくれたので、本当に良い勝利だったと思います。

-それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(マーフィー)キョウハ オウエン アリガトマーフィー!!

-マーフィー投手でした。おめでとうございました。
続いては見事な勝ち越しタイムリーの今江選手です。おめでとうございます。

(今江)ありがとうございます。

-あの場面を振り返っていただきたいんですけれども、1点ビハインドでずっと来て7回に追いついて1対1ツーアウト3塁2塁絶好のチャンスで回ってきました。どんな気持ちでバッターボックスに入ったんでしょうか?

(今江)マーフィーが本当に頑張っていたので、前の打席でも前の前の打席でもチャンスで回ってきていたので、もっともっと早くマーフィーを楽にさせてあげたかったんですけどなかなかうまくいかなかったんで、次は絶対に打ってやるぞという気持ちでいきました。

-打ったときの感触、どうだったんでしょう?

(今江)ちょっとライナー気味で取られるかなと思ったんですけど、落ちてくれてよかったです。

-スタメンに戻ってすぐにとってもいい活躍ができましたね?

(今江)昨日から重苦しいムードがあって、なかなか打ち崩せなかったんで、チームの勝利に貢献できてすごく嬉しいです。

-心配されているファンの皆さんも多いと思いますけれども、腰の調子はもう大丈夫なんでしょうか?

(今江)はい、大丈夫です。

-これから更に活躍が期待されています。最後に応援してくれたファンの皆さんに一言お願いします。

(今江)強風の中、来てくれてありがとうございます。本当に皆さんの声援が力になります。これからも応援よろしくお願いします。

-おめでとうございました。今日のヒーローは今江選手、そしてマーフィー投手でした。

vs 東北楽天 第7回戦

「昨日、今日と同じ展開だったね。7回は先頭のサブローが四球で出塁し、竹原だったが、送るつもりは無かった。竹原も執念でヒットを打ってくれた。

里崎もバント失敗したが、必死に喰らい付いていった結果が同点に繋がったね。

そして今江だね。腰の状態も大丈夫との事だったのでスタメンで起用した。前の打席のチャンスで凡打したが、あそこは良く打ってくれた。きっちり仕事をしてくれた。今年の好調を物語っているね。

先発のマーフィーはこれだけの強風の中で投げるのは初めてじゃないかな。序盤は風の影響でバランスを崩し、コントロールに苦しんでいたが、しっかり修正して本来のピッチングを取り戻してくれた。本当に頼もしいピッチャーだね。

4番を欠いた試合をモノに出来たのは大きいね。テギュンも明後日の試合は大丈夫だと思う。

明後日からはオリックスとの3連戦だが、まずは初戦。いいコンディションで臨みたい」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート