2010.08.12 THU
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vs北海道日本ハム 第18回戦

千葉マリン6連戦は2連敗スタート。4位・ファイターズとのゲーム差を0.5ゲームに縮められ、負けられない一戦に、5月13日以来およそ3か月ぶりの復活登板となった唐川が先発マウンドに上がりました。

10メートルを超える強風が吹く中、1回、先頭の田中賢が高く打ち上げた打球は、風に流されて二塁打となり、さらに安打と四球で1死満塁といきなり試練を迎えます。しかし唐川は糸井、二岡を連続三振に仕留め、見事に切り抜けます。

するとその裏、ファイターズの先発・木田の立ち上がりを攻め、1死から2番・今江が左中間二塁打を放つと、続く3番・井口が左前適時打を放って1対0と先制します。さらに2つの四球で満塁とし、6番・大松への初球が暴投となり、2対0。さらに2死2,3塁から7番・清田の打球が二遊間を突破。二者が生還する2点適時打となって4対0と、唐川を強力に援護します。

さらに2回は今江の2打席連続となる二塁打と井口の内野安打で無死1,3塁とすると、4番・金泰均の併殺打の間に今江が生還。5対0と点差を広げます。

唐川は4回まで毎回走者を背負う苦しい投球が続きましたが、要所を締めて得点を与えず、試合の主導権を握ります。

しかし5回、1死1,3塁から糸井に中前適時打を弾き返され、5対1と得点を与えてしまいます。さらに1死1,2塁とピンチが続きますが、ここは二岡を併殺打に仕留め、最少失点で切り抜けます。

6回も四球と二塁打で1死2,3塁と攻め立てられた唐川は、田中賢の遊ゴロの間に1点を失って5対2と迫られます。しかし森本を中飛に打ち取り、ファイターズの反撃を食い止めます。

3回以降はファイターズ投手陣を打ち崩せず、放った安打は井口の二塁打1本のみと、追加点を奪えずにいたマリーンズでしたが、7回は2番手・古谷と3番手・薮田の投手リレーでしのぎ、逃げ切り体勢に入ります。

8回は3連投の4番手・小野が2死から二塁打を放たれながらも無失点でつなぐと、9回は5番手・小林宏が登場。1死から稲葉に内野安打を放たれますが、続く小谷野に弾き返された大飛球は右中間フェンス手前で背走する中堅手・岡田が好捕。最後は糸井を投ゴロに打ち取ってリードを守り切り、7月18日以来となる千葉マリンでの勝利を手にしました。

序盤の猛攻と投手リレーで唐川に5月4日以来の4勝目をプレゼントして連敗を脱出。明日から始まるイーグルスとの3連戦で、一気に上昇気流に乗りたいところです!!

小野投手,唐川投手

はサインボールを手に笑顔を見せる唐川と小野
唐川、小野はファンの声援に両手を挙げて応える!
唐川、小野はファンと勝利の喜びを分かち合う!

-お待たせしました。今日のヒーロー2人に来ていただきました。まずは、小野晋吾投手です。おめでとうございます。

(小野)ありがとうございます。

-このカードの初戦に復帰されて3連投。要所で大活躍。3連投いかがでしたか?

(小野)本当に僕でいいんですか?

-もちろんです!

(小野)とにかくチームがこんな状況ですので、どんな場面でも自分のピッチングが出来るようにしっかり準備して毎日備えています。

-戻られてからは中継ぎということで、やはり先発とは違うと思うのですが、実際3連投をやってみていかがでしたか?

(小野)中継ぎをやるのも本当に久しぶりなので、とにかく一球一球大事に魂込めて投げていますので打たれるかって気持ちで投げています。

-今日のゲームでは8回、小林宏投手の前に登板ということになりましたね?

(小野)どんな場面でも自分のピッチングをするということだけ考えているんで、まぁ伊藤が離脱してしまったので、何とか自分が埋められるようにどんな場面でも全力でいきたいと思います。

-これからまだまだ厳しい戦いが続くと思いますが、ファンの皆様に力強い一言お願いします。

(小野)唐川がいいピッチングをしてくれて、本当に落とせない試合だったので、その勝ちに貢献できたのは本当に今日は嬉しいです。これから唐川がどんどん勝ちを作っていってくれると思うので僕もそれに貢献できるように頑張っていきますので、今後もよろしくお願いします。

-続きまして久々の登板で見事4勝目を挙げました唐川投手です。おめでとうございます。

(唐川)ありがとうございます。

-およそ3ヶ月ぶりの先発マウンドとなりましたが、まず今、投げ終えての気持ちを教えてください。

(唐川)あんなしょうもないピッチングでまたヒーローになって本当に申し訳ないという感じです。

-そんなことないぞという声が飛んでいますが、このゲームですけども、振り返ると初回の攻防が大きかったと思いますが、あの1アウト満塁のピンチを無事に切り抜けたところ、あのあたりどんな風に考えていましたか?

(唐川)本当に初回ちょっと緊張していたんですけど、とにかく久々に投げるのでその幸せっていうのを噛みしめながら投げようという思いだったので、特にピンチだと思うこともなく自分のペースで投げれました。

-その後ヒットは打たれましたけれども6回を2失点、この内容にはご自身はどうでしょうか?

(唐川)最後の1点はいらなかったですけど、あともうちょっと長く投げられれば後ろに負担をかけないで出来たのでそんなによくはなかったとは思います。

-それから今日はご自身も楽しみにしていたとおっしゃってましたけれども、私たちも楽しみにしていた日本ハム・中田選手との対戦もありました。実際に対戦してみてどうでしたか?

(唐川)本当はもっと真っすぐで押して抑えたかったんですけど、今日の状況はどうしてもそういうはわけにはいかなかったので、カーブでかわしてしまいました。

-これからですね、私たちも楽しみにしてます。

(唐川)はい。頑張ります。

-それでは3ヶ月ぶりに見事な白星、唐川さんのことを皆さん本当に心配してたと思うのでファンの皆様に一言お願いします。

(唐川)こんなしょうもない選手なんですけど、怪我している間に待ってるとか頑張ってくれっていう沢山の励ましの言葉を貰ったので、そのお陰で自分も心を折れずに一生懸命治すことに専念できたし、またレベルアップしようという気持ちもなれたので、本当にファンの皆さんのお陰で今日も勝てたと思います。本当にありがとうございました。

-おめでとうございました。今日のヒーローは小野投手、そして唐川投手でした。

vs 北海道日本ハム 第18回戦

「みんなの勝ちたい気持ちが伝わってきた。千葉での久しぶりの勝利。ファンには申し訳ない事をした。明日からもファンが喜ぶ試合をしていきたいね。

唐川は久しぶりの登板だったが、良く投げてくれた。久しぶりの登板にしては十分。ファームでもそんなに投げていなかったのに、良く6回まで投げてくれた。

そして、小野だね。このカードから戻ってきて3連投。安定した投球で存在感を示してくれた。伊藤が抜けたブルペンに小野がいるのは本当に大きい。

残り40試合をきって、先発陣が揃ったのは大きい。これから、勝負所がある。残り39試合。チーム一丸となりしっかりやっていきたい。和ですよ。

明日の先発は成瀬善久だよ」

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