

vs 北海道日本ハム 第19回戦
一昨日の試合では延長12回に今江の劇的なバックスクリーン直撃の3点本塁打でサヨナラ勝ちを収め連勝。今日から東京ドームで迎える対ファイターズ3連戦でのさらなるゲーム差拡大を狙い、初戦の先発マウンドにマーフィーを送り込みます。
チームの勢いに乗っていきたいマーフィーでしたが、初回、安打と犠打などで1死1,2塁といきなりピンチを迎えると、小谷野に左中間を破られる適時二塁打を浴び0対1。なおも2死1,3塁から二岡に適時打を左前に運ばれ、0対2と2点を失います。
しかし2回以降は本来の投球を取り戻し、3回、4回といずれも得点圏に走者を背負うものの後続を打ち取り無失点。味方の反撃を待ちます。
一方打線はファイターズ先発・ケッペルの手元で変化する直球の前に翻弄され、4回まで本塁が遠い展開に。初回に四球と安打で得点圏に走者を進めますが、後続が倒れ先制には至らず。3回にも1死から四球と安打で2人の走者を置きますが、試合の主導権を引き戻せません。
打線が応えたのは5回、先頭の8番・的場が右前安打で出塁すると、2死から2番・今江も安打を放ち1,2塁。続く井口の放った打球は右翼線ギリギリに落ちる2点適時二塁打となり、2対2の同点に追いつきます。
同点に追いついたその裏、マーフィーは連続四球で再びピンチの場面を迎えますが、落ち着いた投球で追加点を与えません。6回には田中賢の犠打飛球を三塁手・今江がスライディングキャッチ。好守でマーフィーをもり立てます。
すると8回、先頭の井口がケッペルの初球をきれいに弾き返すと、打球はグングンと伸びそのまま右翼席へ飛び込む12号ソロ本塁打に。「自分らしい右への本塁打」という自画自賛の一発で、3対2と勝ち越しに成功します。
その後は2番手・小野が8回を巧みな投球で無失点に抑え、9回は守護神・小林宏がピンチを招くも最後は糸井を二ゴロに仕留め試合終了。連勝を3に伸ばしました。
マーフィーは7回113球を投げ、被安打7、奪三振4、与四球6、失点2の粘り強い投球で試合を作り今季10勝目。マリーンズの外国人投手では2005年のセラフィニ以来となる2ケタ勝利を挙げました。
初回に先制されても、簡単に諦めない粘り強い野球で連勝を伸ばした夏バテ知らずのマリーンズ。渡辺俊が先発する明日の試合も勝利し、2カード連続となるカード勝ち越しを決めたいところです!
井口選手
-今日のヒーローは井口資仁選手です。8回、素晴らしいホームランでしたね。
(井口)ありがとうございます。
-打った瞬間の感触はいかがでしたか?
(井口)いい形では打てたんですけどね、まさかホームランは入ると思っていなかったので、伸びてくれて良かったなと思っています。
-そして5回の同点タイムリーもありました。あそこで流れが一気にロッテに向いたと思うのですがいかがですか?
(井口)その前のチャンスを併殺で凡打していたので、何とか1点でもいいから取りたいという気持ちがありましたし、本当にいいところに落ちてくれたので。今江も良く走ってくれていましたし、2点取れて本当に良かったと思います。
-今日は猛打賞。そして、3得点全て井口選手の活躍でした。ご自身でいかがですか?
(井口)自分自身もずっと調子を落としていたので、何とかこれを機にどんどん上がっていきたいと思いますし、チームとしても、勝ってはいるんですけど、まだ中々いい雰囲気で勝てていないのでもっともっとマリーンズらしい打線がこれからしていけたらなと思います。
-負けられない3連戦の初戦を見事に勝ち取りました。明日からの意気込みをお願いします。
(井口)これから残り試合少ないので、1試合、1試合大事に戦っていきたいなと思います。
-ありがとうございました。今日のヒーローは井口資仁選手でした。おめでとうございました。
vs 北海道日本ハム 第19回戦
「今日は井口が3打点と良くやってくれた。さすがベテラン。チームを救ってくれた。
先発のマーフィーは立ち上がりに2点を失ったが、結局7回2失点と踏ん張ってくれた。ピンチがあったけど粘って試合を作ってくれたね。
とにかく一戦一戦しっかり戦って、一つ一つ勝ち星を積み重ねていくだけ。明日の先発は渡辺俊介だよ」