試合情報

6連戦の最初のカードはライオンズに見事3連勝を決め、同率首位に浮上。弾みをつけて敵地･ヤフードームに乗り込み、ホークスとの3連戦を迎えました。

必勝を期してカード初戦の先発マウンドに上がった成瀬でしたが、初回、先頭･川崎に安打を許すと、犠打や四球などで2死1,2塁のピンチを背負います。ここで多村に直球を狙い打たれると、打球は左翼席に一直線。21号3点本塁打となって、0対3と先制を許してしまいます。

さらに成瀬は3回にも、2本の安打と四球で1死満塁の場面を迎えます。しかし、ここは粘りの投球を見せて追加点を与えません。

反撃を見せたいマリーンズ打線でしたが、ホークス先発･山田の前に3回まで走者を出すことが出来ず、歯がゆい展開が続きます。

4回、1番･西岡が死球で出塁すると、続く2番･清田がチーム初安打となる内野安打を放ちます。3番･井口が四球を選んで無死満塁とすると、4番･金泰均も押し出しの四球を選び、1点を返します。さらに、5番･福浦の併殺打の間にも1点を追加、2対3と1点差に迫ります。

しかしその裏、1死から川崎、本多に連打を浴びるなどして1死1,2塁とされた成瀬は、2死後、小久保に右前適時打を放たれて2対4。点差を広げられてしまいます。

打線は5回にも8番･的場の四球や西岡の左前安打などで1死満塁のチャンスを迎え、山田を引きずり降ろしますが、代わった2番手･森福に後続を断たれ、3者残塁となってしまいます。

成瀬は6回をこの試合初めての3者凡退に抑えると、7回は2番手･薮田が登場。薮田は2死から四球と安打で1,2塁のピンチを招きますが、3番手･古谷がピシャリと締めて、得点を与えません。

しかし、7回はホークスの3番手･攝津、8回は4番手･ファルケンボーグの前に走者を出すことができないマリーンズ打線は、なかなか次の1点を奪うことができません。

8回裏も続投となった古谷は強気の投球を披露。ホークス打線を3者凡退で抑え、逆転を信じてベンチに引き上げます。

すると9回、5番手･馬原を先頭の6番･今江の四球と代打･根元の安打などで2死1,3塁と攻め立てます。しかし、最後は西岡が三振に仕留められて、2対4のまま試合終了となりました。

カード初戦を落として2位後退となってしまいましたが、まだ1ゲーム差。明日は強い気持ちを持って難敵･杉内を攻略し、ホークスから星を奪い返しましょう!!

「先発の成瀬はいつもの成瀬ではなかったね。コントロールが良くなかった。苦しんでいたね。

初回の3点が最後まで大きかった。打線は相手投手が制球を乱してあと一本のところまで追い込んだが、決定打が出なかった。

サブローが怪我で抹消した為、調子の良い今江を6番に起用したがチャンスで回ってこなかったね。

明日やるしかない。明日の試合が大事。

明日の先発は吉見祐治だよ」