

vs東北楽天 第24回戦
今季の千葉マリン最後の3連戦「結びの三番」! クライマックスシリーズ進出を懸けた3連戦初戦、すでに今季の最下位が決まっているイーグルスに相対し、チームの「和」の結実を見せつけて「扉」をこじ開けたいところです。
打線は2005年までマリーンズに在籍していたイーグルス先発・川井に対し、初回、内野安打で出塁した2番・清田が相手の暴投で2塁へ。すると今季初の4番に座ったサブローが「自分なりに手応えのある一打だった」というバックスクリーン脇へ運ぶ19号2点本塁打を放ち、幸先良く2点を先制します。
さらに2回には四死球と犠打で得点圏に走者を進めると、1番・西岡が左翼線際へ運ぶ2点適時二塁打を放ち、4対0。序盤から4点のリードを奪う展開とします。
マリーンズ先発のマーフィーは初回のピンチを切り抜けると、2回、3回といずれも打者3人で相手の攻撃を退けます。しかし迎えた4回、2つの四球で得点圏に走者を背負い、嶋、枡田に適時打を許し、2点を返されて4対2と点差を縮められます。なおも2死満塁の場面を迎えますが、二塁手・井口の好守にも助けられ、追加点を与えません。
さらに5回には2死から2つの四球で得点圏に走者を進められますが、代わった2番手・内が嶋を3球三振。その後6回、7回も内は切れ味鋭いスライダーで相手打線をいずれも3者凡退に切って取り、流れを引き寄せます。
すると7回裏、3回以降川井の緩急を使った投球の前に封じられていましたが、代わった2番手・川岸に対し、西岡が史上単独4位に浮上する203本目の安打で出塁し、清田の犠打で2塁へ。ここで井口が中越適時二塁打を放って5対2とすると、なおも2死2塁から5番・今江が豪快に左翼席へ運ぶ9号2点本塁打を放ち、7対2。貴重な追加点を奪い、勝利を大きく引き寄せます。
その後8回を伊藤、最終回は小林宏が相手の反撃を退け、盤石の継投で試合終了。イーグルスとの今季最終戦を白星で締め、好救援の2番手・内が今季初勝利を挙げました。
しかし3位・ファイターズも勝利したため、ゲーム差は0.5のまま。残り2試合で1敗でもすると今季4位が確定する、まさに「徳俵に足がかかった」形ですが、「この3試合に今年のロッテ野球のすべてをぶつけるつもりでみんな臨んでいる」と力強く語る西岡の言葉通り、チームは一丸となっています。「結びの三番」残り2試合、バファローズを退け最後の切符をつかみ取りましょう!!
内投手,今江選手



-まずはナイスピッチング。内投手です。
(内)ありがとうございます。
-負けられない試合、苦しい場面のマウンド。どんな気持ちでマウンドに上がりましたか?
(内)自分の投球をするだけです。
-今シーズン苦しい場面でのマウンドはなかったと思うのですが?
(内)怪我もあって投げれなかったです。
-リードはしていたものの流れをマリーンズになかなか引き込めなかったゲーム展開の中で内さんのピッチングが勝利を呼び込む結果となりました。
(内)そうなってよかったです。
-残り2試合。行けと言われたらいつでも行けますよね?
(内)はい。全部抑えるつもりで頑張ります。
-最後まで熱い応援をしてくれたマリーンズファンに一言お願いします。
(内)残り2戦全部勝ってクライマックスいけるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。
-まずは投のヒーロー、明日も明後日も良いピッチングを期待したいと思います。内投手でした。続きまして打のヒーロー、3安打猛打賞、7回には貴重な追加点となる2ランホームランを放ちましたナイスバッティング!!今江選手です。
(今江)ありがとうございます。
-本当に負けられない試合の中でのナイスバッティング。見事でした。
(今江)本当に負けられない戦いなので自分が打つとか打たないじゃなく、チームが勝つことだけを信じてやってました。
-今江選手はもちろんファインプレーが続出しました。1人1人が本当に集中してましたね?
(今江)そうですね。皆が勝つぞという気持ちでやっていた結果だと思います。
-今日の試合展開は1.2回に点を取りました。その後は簡単に勝てるかなと思いきやマリーンズに流れが引き込めなかったのですが内投手が見事なピッチングで流れを掴んで今江さんのホームランに繋がりました。
(今江)本当に内は本来こういうピッチングができる男なので、今年はちょっとくすぶっていたので、残り2試合そしてクライマックスに出ればしっかり抑えてくれると思うので、まぁ内が良い流れを作ってくれたので追加点が取れたと思います。
-クライマックスに向けて残り2試合ですけども抱負をお願いします。
(今江)勝つしかないので。そしてファンの皆さんの声援が本当に力になるので、今日来てくれたお客さん、明日と明後日も是非きて下さい!!よろしくお願いします。
-後2つ絶対に勝ってクライマックスに進んでもらいたいと思います。ナイスバッティングの今江選手とナイスピッチングの内投手でした!!
vs東北楽天 第24回戦
「選手がうまく打線の組み替えに対応してくれた。一つも負けられない状況でよくやってくれた。
初回のサブローのホームランが大きい。あれで一気にベンチが盛り上がった。
マーフィーは四球8つでよく2点に抑えたね。厳しい投球内容だったが、2番手の内がしっかりカバーしてくれた。5回途中から7回まで完璧に抑えてくれた。完全に流れを持ってきてくれた。良い働きをしてくれた。
サブローや井口などベテランも良い仕事をしてくれた。こういう試合で頼りになる。
明日も負けられない状況が続く。みんなで勝つしかない。気持ちで負けないように明日、明後日と勝ってクライマックスに行く。選手全員同じ気持ち。
明日の先発は吉見祐治だよ」