

vsオリックス 第24回戦
昨夜の雨天中止から一転して秋晴れとなった空の下、レギュラーシーズンの千秋楽「結びの一番」を迎えました。
クライマックスシリーズ進出のかかった大一番はエース・成瀬が先陣を切りますが、初回、1死1,3塁されるとT-岡田、北川に連続適時打を放たれ、0対2と先制を許します。
しかしその裏、2番・清田の四球から1死2,3塁とバファローズの先発・伊原を攻め立てると、4番・サブローの遊ゴロの間に1点を返します。なおも2死1塁の場面で5番・今江が振り抜いた打球は、快音を残して左翼席へ。「2点を先制された直後に逆転をできたのは試合の流れを考えた上で、めちゃくちゃ大きい」と振り返る10号2点本塁打で3対2。試合をすぐにひっくり返します。
2回以降は立ち直り、完璧な投球を見せる成瀬は3回、2死を奪ったところで今季200投球回を達成。その後もバファローズ打線をねじ伏せて、得点を与えません。
4回、5月2日以来の先発出場を果たした6番・今岡の中前安打と四球で1死1,2塁となります。ここで8番・大松が中前適時打を放ち、2塁走者・今岡が気迫のヘッドスライディングで生還。4対2と突き放します。
その後も順調な投球でバファローズの反撃を断ち切ってきた成瀬でしたが、7回1死1,3塁となった場面で3試合連続登板の2番手・内に後を託します。内は代打・前田大に犠飛を放たれて4対3と詰め寄られますが、続く代打・由田を三振に打ち取り、反撃を食い止めます。
その裏、先頭の清田が安打を放ち、1死2塁となって4番・サブローが逆方向に弾き返した打球は、前進守備の右翼手・森山の頭上を越える適時二塁打。5対3と再び突き放します。
8回も続投した内は2死から安打と四球で2死1,2塁とされますが、北川を遊ゴロに仕留め、無失点で切り抜けます。
最終回は2点リードの場面で3番手・伊藤がマウンドへ。先頭・一輝に三塁打を許し、バイナムの遊ゴロの間に1点を失って5対4と詰め寄られますが、続く前田大を三振、代打・喜田剛を二ゴロに打ち取って、歓喜の瞬間が訪れました。
西村監督1年目の結果は75勝67敗2分で3位。2007年以来となるクライマックスシリーズ進出を果たした指揮官は、試合後「日本シリーズでこの球場に帰ってきます」と力強く宣言しました。自身初の首位打者、そして最多安打を獲得したキャプテン・西岡を先頭に「結びの三番」を3連勝したような強い戦いぶりを見せれば、必ず実現できるはずです!!



vsオリックス 第24回戦
「コーチ、選手達のおかげでクライマックスに行くことができました。
選手達は最後の最後までよく頑張ってくれた。本当に負けられない試合が続く中でチームが一つになりクライマックス進出を勝ち取ってくれた。
今日も沢山のマリーンズファンの声援が力になりました。本当に一年間熱い応援ありがとうございます。我々はまだクライマックスシリーズが残っている。もう少し我々に力を与えてください。ライオンズ、ホークスと厳しい戦いが続くが絶対に勝ち進み、日本シリーズでマリンに戻ってきます。
監督としての初めてのシーズンを終えたが、私の力ではない。チームの力です。本当によく踏ん張ってくれた。選手達は144試合一試合も気持ちを切らさずに戦ってくれた。
小林宏は調子を落としていたので、調子のいい内、伊藤を使った。クライマックスまでには立ち直ってくれるだろう。やってくれると信じている。
最後に本拠地マリンでできてよかった。いい流れで残り3試合戦えた。本当にファンのおかげ。感謝しています。
Aクラスに入ることができたが、リーグ優勝を目指していたので、反省や課題はしっかりしていかないといけない。満足してはいけない。ホッとするのは一瞬。
とにかく、クライマックスシリーズを勝ち進み、日本一になること。明日一日ゆっくり休んで、明後日からしっかり練習をします。9日の西武ドームの初戦に最高の状態で臨めるように調整していく」