2011.05.03 TUE
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vs埼玉西武 第4回戦

本拠地6連戦を見事勝ち越して上昇気流に乗ったマリーンズは、今日からライオンズとの3連戦。今季初となる西武ドームでの試合に駆け付けたファンのためにも、闘志を前面に出して戦います。

ここまで2試合連続完封勝利を挙げている先発の成瀬は、3回に2死1,3塁とされると、栗山の打ち取った当たりが守備の間に落ちる不運な2点適時二塁打となり先制されます。さらに続く中島には2点本塁打を打たれてしまい、この回4失点。序盤で大きくリードを許す展開となります。

打線は相手先発・涌井から毎回のように得点圏に走者を置きながら得点できずにいましたが、5回表に四球で歩いた2番・荻野貴が今日2つめの盗塁を決めるなど2死1,2塁とすると、4番・サブローが右前適時打を放ち1対4。反撃を開始します。

直後の5回裏、先頭打者の片岡にソロ本塁打を許し1対5とされますが、ここで諦めないのがマリーンズ打線。6回表に2死から8番・里崎と9番・清田の連打で2死1,2塁とすると、1番・岡田の打球処理に焦った相手一塁手が失策し、2対5。ここで相手投手は2番手・藤田に代わります。その藤田も攻め立て満塁とすると、3番・井口の放った打球は左翼席に飛び込む2号満塁本塁打となり6対5。「最高の結果になってよかった」という井口の言葉通り、これ以上ない形で逆転に成功します。

勢いに乗ると止まらない打線は7回表、3番手・平野から里崎に1号ソロ本塁打が飛び出すと、岡田の7試合連続となる安打などで2死1,2塁とし、打席には井口。低めのボールをはじき返した打球は2打席連続となる3号3点本塁打となり、10対5。ファンの集まる右翼席からは勝利を確信するように大きな歓声が上がります。

5点のリードを守り切りたいベンチは、7回に内、8回にカルロス・ロサをマウンドへ。いずれも相手に反撃の隙を与えることなく無失点に抑え、勝利への流れを一層引き込みます。

最終回には薮田が登板し、最後の打者を力強い直球で抑え込み10対5で試合終了。序盤で大きくリードを許しながらも、7打点を挙げた井口のバットが歓喜の瞬間へ導きました。

諦めることなく攻め続ける姿勢が結実し、見事な逆転劇を呼び込んだ今日の勝利を明日への力に変え、ライオンズとのカード勝ち越しを一気に決めたいところです!

井口選手

-今日のインタビューは、逆転満塁ホームランを含む7打点の井口選手です。満塁ホームランを打った場面ではまだ3点差がありましたが、どんな意識で打席に立ちましたか?

(井口)ずっと前の打者につないでもらっていたので、ここで返したいなという気持ちが強かったです。

-あの場面はダブルプレーもあって、2アウトランナーなしから井口さんまで回ってきたんですよね?

(井口)本当につないでつないで回ってきた打席だったんで、なんとか僕自身も後ろにつなげようと思っていました。

-今日はエース同士の投げ合い、しかも4点先に取られて流れとしては非常に苦しかったと思いますが、どんな意識でプレーしていたんですか?

(井口)本当に成瀬も頑張っていましたし、僕らもなんとか涌井くんを打ち崩さなきゃと思っていましたので、ワンチャンスをものにできてよかったと思います。

-このところ成瀬投手は良い投球が続いていましたけれども、今日は野手が助けた形になりましたね?

(井口)なかなか成瀬の時に点を取ってあげられなかったことが多かったので、今日はなんとか恩返しができたんじゃないかと思います。

-これで井口さんは打点が早くも23という数字になりました。ご自身のここまでのプレーという意味では、まだ序盤ではありますがどのようにとらえていますか?

(井口)僕がというよりは、前の打者がどんどんつないでチャンスを作ってもらっているんで、僕自身は自分の仕事をしているだけですし、このまま最後までしっかり仕事ができればチームもいい方向に向かっていくと思うんで、これからも頑張っていきたいと思います。

-大型連休に入って、今日は相手のホームではありますけれどもたくさんのロッテファンが入り、すばらしい歓声の中でのプレーだったと思います。ファンに何か一言お願いします。

(井口)QVCでもそうでしたが、本当に先週末から多くのファンの皆さんに応援していただいているので、なんとか僕らもいい形でプレーをして皆さんに楽しんでいただけるように頑張っていきたいと思います。

-ホームラン2本、7打点の井口選手でした。

vs埼玉西武 第4回戦

「選手みんなの負けたくない強い気持ちが出ていたね。

先発の成瀬は何とか6回を投げきってくれた。3回に4点を取られたが、6回まで踏ん張ってくれた。その後の内、ロサ、薮田もしっかり投げてくれた。

打つ方では井口が2ホーマーの7打点。井口も素晴らしかったが、里崎も素晴らしい仕事をしてくれた。ベテラン二人が助けてくれたね。

今日は2死からチャンスを作り得点できた。みんなでつないでいい攻撃がだった。それがうちの野球だよ。

敵地での初戦を勝つことができてよかった。エースだから負けられないからね。明日につながる。今日の勢いで明日もいきたい。

明日の先発は唐川侑己だよ」

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