2011.06.15 WED
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vs巨人 第4回戦

ここまで3連勝と本来の力を発揮しているマリーンズは、さらに連勝を伸ばして借金を減らしていきたいところ。ジャイアンツ戦の今季勝ち越しも懸かる大事な試合となります。

先発マウンドを任されたのは成瀬。初回は相手打線を3人で打ち取るも、2回に先頭打者・ラミレスにソロ本塁打を打たれ先制されます。その後阿部に大きな打球を放たれるも、中堅手・岡田がフェンスに激突しながらの好捕。昨日に続く好守備に、両チームのファンから拍手が送られます。成瀬は続く3回を4球で打ち取り、リズムを整えます。

すると4回表、相手先発・東野から四球を選んだ3番・井口が、暴投の間に隙を突いて一気に3塁へ進むなどして2死1,3塁。5番・今江が適時二塁打を放ち、1対1の同点とします。

同点にしてもらった成瀬でしたが直後の4回裏、先頭のラミレスに2打席連続となるソロ本塁打を打たれ1対2。再び1点のリードを許します。

厳しい接戦の中でも、岡田が守備で再び魅せます。5回裏の1塁走者を置いた場面、坂本に左中間の深いところへ運ばれる当たりに対し、フェンスを恐れることない見事な好捕。左翼席を黒く染めるファンから大きな岡田コールが巻き起こります。

打線が走者を出しながらもあと一本が生まれない中、成瀬が7回を3者凡退に抑えると、8回には走者を1塁に置いた場面で、またしても岡田が飛び込んで打球つかみ、1対2のまま最後の攻撃を迎えます。

9回表、4番手・アルバラデホから途中出場の里崎が安打を放つと、続く代打・渡辺正の犠打が相手の失策を誘い無死1,3塁と絶好の好機を作ります。ここで今日何度も守備でチームを救った1番・岡田が打席に立ちますが、内野ゴロの間に本塁を狙った3塁走者が刺されるなどし、場面は2死1塁と変わってしまいます。しかし執念を捨てることなく、塁に残った岡田が盗塁を決め、打席には2番・伊志嶺。変化球を捉えた打球は、ファンの待つ左翼席に飛び込む2号2点本塁打となり土壇場で3対2と逆転。ドームは興奮のるつぼと化します。

9回裏のマウンドには薮田が登場。最後の打者の打球は逆転弾を放った伊志嶺のグラブに収まり試合終了。岡田の連発した好守備と成瀬の粘投が逆転を呼び込み、ジャイアンツ戦の今季勝ち越しを決めました。

最高の形で勝利を挙げ、チームは4連勝。死角のない「和」の野球で、残り2試合となった交流戦も連勝して締めましょう!

伊志嶺選手

-見事な逆転2ランを放ちました伊志嶺選手に来ていただきました! 素晴らしい仕事をしましたね!

(伊志嶺)本当に無心で打ったので、良かったです!

-あの場面バッターボックスに入るとき、目の前でチャンスがついえたかのように思えましたが、どんな気持ちでしたか?

(伊志嶺)まだ2アウト1塁でランナーが残っていて、何とか次につないだら井口さんだったので何か起こるだろうと思って必死に食らいついていきました。

-打った瞬間の感触というのはどうでしたか?

(伊志嶺)打った瞬間手応えも良かったので、いい仕事ができて良かったと思います。

-ダイヤモンドを一周したときどんな思いで一周しましたか?

(伊志嶺)その前の打席で自分がチャンスをつぶしていたので、どうにかしてこのチャンスをものにしたいと思っていたので良かったです。

-嬉しい嬉しいプロ2本目のホームランになりましたね!

(伊志嶺)ホームランというより、あの場面で打てたことが自分の中で嬉しかったので本当に良かったです。

-それから今日はライトで守っていて、センターの岡田選手に3度のファインプレーがありましたがどうでしたか?

(伊志嶺)目の前であんなプレーをされたら自分も興奮してくるので、ああいうプレーがあったからこそ自分のバッティングがさせてもらえたかなと思います。

-伊志嶺選手のバットで成瀬投手にも勝ち星がつきましたね!

(伊志嶺)ずっと成瀬さんはいいピッチングをしてたんですけどいいところで打てなくて、自分もチャンスを潰してばかりだったので何とか成瀬さんに勝ちをつけたいなと思ってこの試合に臨みました。

-千葉ロッテのスローガンはチームの「和」ですが、今シーズンからこの「和」に加わっていかがですか?

(伊志嶺)まだまだ一員になれたとは思っていないので、これからどんどんチームに貢献して認められるように頑張っていきたいと思います。

vs巨人 第4回戦

「選手みんなの負けられない気持ちの表れ。伊志嶺は思い切りのいいバッティングを見せてくれた。チャンスを潰しかけたが、岡田がしっかり走ってくれもう一度チャンスを作ってくれた。1,2番がきっちり機能してくれた。

岡田は3度のファインプレーで投手、そしてチームを助けてくれた。本当に大きなプレーだった。チームを盛り上げてくれた。

先発の成瀬も良く投げてくれたね。投手陣が頑張っているから野手の人の助けてあげたい気持ちが9回の攻撃になった。

昨日、今日と競ったゲームをモノにできたのはチーム状態が上向きになってきたということ。みんなで最後まで諦めない戦いはウチの野球。

いい野球ができてきているがまだマイナスが4つ。一つ一つしっかり戦って借金を減らしていきたい。明日、明後日もしっかり練習をする」

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