2011.07.02 SAT
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vs東北楽天 第8回戦

今季初めての仙台での試合で敗れたマリーンズ。連敗となってしまったチームを救うべく、大谷が自身先発初勝利をかけてマウンドに上がります。

その大谷は序盤から切れのある変化球と力強い直球でイーグルス打線を翻弄。3回まで全て3人で攻撃を終わらせ、攻撃のリズムを作ります。

そのリズムに乗せられたかのように5回、打線がイーグルスの先発・井坂に襲いかかります。先頭打者の6番・福浦が右中間二塁打を放ち、相手の拙守につけこみ無死1,3塁とすると、併殺崩れの間に福浦が生還。1対0と先制点を挙げます。

さらに攻撃の手を緩めない打線は6回、2番・伊志嶺が今日2安打目となる左中間二塁打を放つと、4番・大松がライトを襲う適時打、続く5番・今江がレフトへの2点本塁打を放ち4対0。連打でイーグルスを突き放しにかかります。

7回になっても打撃は好調。途中出場の渡辺正が四球で出塁し、9番・根元が犠打で走者を進める手堅い野球を展開すると、1番・岡田がセンター方向へ安打を放ちます。中堅手に本塁へ送球されますが、渡辺正の気迫のこもった本塁突撃で生還。5対0と点差をじわじわと広げていきます。

援護点をもらっても大谷は油断することなく球を放り込み、凡打の山を築いていきます。中盤には得点圏に走者を2度進められてしまいますが、落ち着いて後続を打ち取っていきます。

完封も期待された大谷でしたが8回裏、ルイーズに左中間本塁打を浴び5対1とされてしまいます。さらに伊志嶺に安打を許すと、ここで降板。先発初勝利を信じ、後を中継ぎ陣に託します。バトンを受けた2番手・伊藤はその後1点を失いますが踏み留まり、最少失点で切り抜けます。

勝利を確実にしたい打線は9回、2本の安打と犠打でダメ押し点の好機をつかむと、岡田がその期待にしっかりと応える適時打。今日猛打賞となる一打で6対2とします。

9回裏のマウンドに上がったのは3番手・薮田。ルイーズに今日2本目となるソロ本塁打を許すものの、遊撃手・高口の好守にも助けられ試合終了。大谷が今季、そして先発としてうれしい初勝利を挙げました。

大谷のこの初勝利が、チームにとって起爆剤となるはず。ビジター6連戦の最後をしっかりと勝利で締めて千葉へ戻りましょう!

大谷投手

-プロ先発初勝利、おめでとうございます!

(大谷)ありがとうございます。

-まずは今の気持ちから教えてください。

(大谷)本当にうれしいです。

-5月末から先発ローテーションに入り、今日は5度目の先発マウンドでした。どんなことを意識して挑んだんでしょう?

(大谷)ゲームメークすることだけを考えて、一球一球集中して投げました。

-今日は打たせて取るピッチングが光りましたね。

(大谷)調子はあまり良くなかったのですが、なんとか低めに集めて、ゴロを打たせることだけ考えて投げました。

-チームは12安打の2ケタ安打です。そして、井口選手のファインプレーもありました。力になったのではないですか?

(大谷)あのプレーも大きかったですし、皆さん打ってくれたので、すごい気持ち良く投げられました。

-今日は7回1/3ということで最長イニングです。次は完投、完封も期待していいでしょうか?

(大谷)そこで頭によぎってしまったので、1アウトしか取れなかったのですけど、次はしっかり9回まで投げ切れるように頑張りたいです。

-今日の勝利で、大谷投手はチームにとって欠かせない存在になったと思います。改めて、次に向けての意気込みをお願いします!

(大谷)今日のようなピッチングが今後も続けられるようにしっかり準備したいと思いますので、よろしくお願いします。

vs東北楽天 第8回戦

「先発の大谷にやっと勝ちがついてよかった。本人が一番ホッとしているだろう。

常にいいピッチングをしてくれていたが、打線の援護がなく勝ちに結びつかなかったが、良く辛抱強く投げてくれた。彼の動くボールが打者には打ちづらいだろう。8回は疲れか少しボールが高くなってきたので交代したが、本当に良く投げてくれた。

打線は6回には4番5番がいい追加点をたたき出してくれた。今日はいい攻撃を見せてくれたね。

しかし、5回に先制した後の井口の守りが大きかった。抜けていれば、同点になっていたし、あのプレーが6回の攻撃につながった。

明日もう1試合残っている。勝ち越しで千葉に戻りたいね。明日の先発は渡辺俊介だよ」

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