2011.07.16 SAT
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vs福岡ソフトバンク 第10回戦

連勝はストップしたものの、執念に満ちた気概を持ち続ける戦士たち。QVCマリンでの先発初勝利を目指す大谷の躍動に期待がかかります。

初回、相手先発・杉内に対し1番・岡田が13球粘って1塁へ歩くなどして2死1,2塁と先制の好機を作ります。先制はなりませんが、初回から杉内をじっくりと攻めていきます。

一方の先発・大谷は2回まで無失点に抑えていましたが、3回表に不運な適時打を打たれ1点を先制されます。

その裏、岡田と伊志嶺が重盗を決めるなどして1死満塁と逆転への機運を高めますが、もう一本が出ず得点できません。4回裏にも6番・福浦、7番・渡辺正、8番・里崎が3連打を放ち、再び1死満塁の好機を作ります。しかしここも得点できず、我慢の展開が続きます。

大谷は1点リードされる中でも集中力を欠くことなく多彩な変化球を低めに集め、相手打線を翻弄。7回表には1死満塁のピンチを迎えるも、力を振り絞って後続を打ち取り無失点。逆転勝利への望みを打線に託します。

8回表も続投となった大谷が無失点に抑え込むとその裏、1死から4番・カスティーヨが安打を放ち、さらに疲れの見える杉内から連続四球を選び、今日3度目の満塁とします。ここで渡辺正が押し出し四球を選び、ついに1対1の同点。勝利への執念を体現するように渡辺正はガッツポーズをしながら1塁へ歩き、逆転勝利へ向けてチームを鼓舞します。

9回表もマウンドへ上がった大谷は、1死2塁とされたところで降板。自己最長8回1/3を投げて被安打7、失点1と好投した大谷に、スタンドからは万雷の拍手が送られます。このピンチは2番手・伊藤がしのぎ、9回裏は無得点となって試合は延長戦へ。

10回表は3番手・薮田が球威ある直球を軸に3人で打ち取ると、その裏に相手守護神・馬原に対し、今江と途中出場の根元が連打を放つなどして2死満塁。ここで試合時間は3時間半を超え、サヨナラ勝ちへの最後のチャンスを作ります。打席には代打・工藤。直球を完璧に捉えるも、ライナーは相手右翼手の正面を突き試合終了。延長戦に突入した大熱戦は互いに譲らず、1対1の引き分けに終わりました。

あと一歩のところでサヨナラ勝ちはなりませんでしたが、3位浮上を果たす価値ある引き分けとなりました。明日の先発はプロ初先発となる上野。オールスター前最後となるQVCマリンでのゲームで、新たなヒーローを生み出しましょう!

vs福岡ソフトバンク 第10回戦

「大谷をはじめピッチャーはよく頑張ってくれた。

打つほうがね・・・。3回、4回は1死満塁、7回は1死3塁、8回、10回も満塁で得点したのは押し出しの1点だけ。

勝たないといけないゲーム。こういうゲームをしっかりモノにしていかないと上には行けない。今日はそれだけ。

明日の先発は上野大樹だよ」

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