2011.07.20 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
6
0
0
0
3
0
0
0
2
0
0
0
0
R
H
7
9
5
11

vsオリックス 第11回戦

オールスター前最後の試合を迎えたマリーンズは、復帰後3連勝と波に乗る小野を先発に立て、勝利で前半戦締めくくりを狙います。

その勢いのままバファローズ打線を封じ込めたい小野でしたが、バルディリス、T-岡田に連続適時打を浴びてしまい、0対3。苦しい立ち上がりとなってしまいます。

続く2回、バファローズ先発・中山から先頭打者の4番・カスティーヨが二塁打で出塁。内野ゴロの間に3塁まで進むと、6番・今江がレフトへ犠飛を放ち、1点を返します。

立ち上がりこそ得点を許した小野でしたが、少しずつ調子を上げて本来の投球を取り戻します。しかし、再び5回に適時打を許し、無念の降板。続く2番手・山本一も1点を失い1対5とされますが、最少失点で切り抜けて味方の反撃を待ちます。

すると直後の6回、打線がついに目覚めます。復帰後初スタメンとなった9番・早坂が先頭打者として四球で出塁し、1番・岡田の二塁打で3塁へ。ここで2番・伊志嶺の内野ゴロの間に生還し、2対5。続く3番・井口が四球を選び中山を引きずり下ろし、カスティーヨの適時打で3対5。さらに6番・今江の適時打で4対5。7番・里崎への押し出し死球で5対5と、同点に追い付きます。そして打者一巡し、2死満塁の場面で打席には再び早坂。外角の変化球を引っ張った打球は2点適時打に。ケガを乗り越えた男の思いが詰まった一打が、勝ち越しを呼び込みます。

リードを奪ってしまえば、自慢の救援陣に後を託すのみ。3番手・川越、4番手・伊藤、5番手・カルロス・ロサがそれぞれ役割をしっかりとこなして無失点に封じ、勝利へ一歩一歩近づいていきます。そして9回のマウンドに上がるのはもちろん守護神・薮田。得点圏に走者を背負うものの、落ち着いた投球で締めくくり試合終了。山本一はうれしいプロ初勝利を挙げました。

今季初めてのスタメン起用に応えた早坂の活躍で鮮やかな逆転勝利を飾り、前半戦は34勝35敗4分の3位で終了しました。後半戦はこの勢いをさらに加速させ、上位のホークス、ファイターズの独走にストップをかけて悲願のリーグ優勝を勝ち取りましょう!

山本一選手、早坂選手

笑顔でファンの声援に応える早坂と山本一

-今日は逆転を生んだ投打のヒーロー2人にお越しいただきました。見事プロ初勝利を飾りました山本一投手、そして勝ち越しタイムリーを放ちました早坂選手です! まずは山本投手からお話を聞きましょう。見事プロ初勝利、おめでとうございます。今の気持ちを聞かせて下さい!

(山本一)素直にうれしいです。

-5回の裏、点差を広げられて苦しい場面での登板となりましたが、最少失点で切り抜けチームに勢いをもたらしました。あの場面、どういうお気持ちでしたか?

(山本一)とにかく最少失点で抑えて攻撃につなげようという気持ちで、全力で投げました。

-そして結びついたプロ初勝利、移籍1年目で見事に初勝利を飾りました。そのお気持ちいかがでしょうか?

(山本一)野手の皆さんがたくさん点を取ってくれて初勝利させてもらって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

-そんな山本投手の初勝利を生んでくれたのは早坂選手のバットからでした。早坂選手に一言お願いします。

(山本一)ありがとうございます!

-次は打のヒーロー、早坂選手にお話を伺っていきましょう。6回の表、この回2度目の打席は5対5同点、2アウト、ランナー満塁という非常に厳しい場面となりましたが、あの打席はいかがでしたか?

(早坂)感謝の気持ちでいっぱいなので、実際打ったことは忘れました(笑) 皆さんが見に来てくれたおかげだと少しでもわかってくれたらいいなと、帰ってきたよということをアピールできたことが一番の恩返しと思ってます。

-早坂選手の打った打球は見事にライト前に弾んでレフトスタンドのマリーンズファンの大歓声に包まれました。あの時の気持ちはいかがでしたか?

(早坂)ありがとうございまーす!!!

-早坂選手は大きなケガを乗り越えて再びこの舞台に帰ってきました。いかがですか?

(早坂)感謝しかないので、何もないです。ありがとうございます。

-それではそんな喜びのお二人、最後にファンの方々に一言ずつお願いします! 今日がオールスター前最後の試合となりました。山本投手からお願いします。

(山本一)これからもマリーンズの勝利のために全力投球しますので、応援よろしくお願いします!

-それでは打のヒーロー、早坂選手お願いします。

(早坂)後半戦も頑張ります。応援よろしくお願いします。

vsオリックス 第11回戦

「6回は早坂がよく食らいついて打ってくれた。大きなケガから復帰して、今シーズン初スタメン。
本当に最高の仕事をしてくれた。彼がリハビリをしっかり頑張ってきた結果。彼がチームに戻って来てくれたのは大きいね。

そして、山本一がプロ入り初勝利だったね。彼も常に一生懸命練習している。彼の努力が報われたね。

今日で前半戦が終了したが、本当ならば5割に戻したかったが、選手たちはよく頑張ってくれた。
開幕からケガ人が続出の中、若い選手やベテランの選手たちがそれぞれの仕事でカバーしてくれた。

これからは、ケガ人が戻ってくる。我々の目標はリーグ優勝。そして、日本一連覇。
後半戦にしっかり戦えるように、オールスター期間の練習を大事にしたい。

そして、今日も多くのマリーンズファンが駆けつけてくれた。彼らの声援は本当に力になる。
本当に感謝している。後半戦は彼らが喜ぶ試合を一試合でも多くできるように頑張る」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート