試合情報

今季4勝のうち3勝をQVCマリンで挙げている先発･渡辺俊。地の利を生かして勝利を呼び込み、後半戦本拠地での初勝利をつかみ取りたい一番です。

初回、相手先発･ヒメネスに対し安打で出塁した2番･伊志嶺。すかさず今季18個目の盗塁を決めるなどして1死1,2塁とします。ここで4番･カスティーヨのボテボテの当たりが相手のミスを誘い、1点を先制します。

さらに3回裏。この回先頭の1番･岡田の安打などで1死1,2塁。迎えたカスティーヨが15試合連続安打となる適時打を放つと、続く5番･今江も適時打を放ち、3対0とします。

止まらない打線は4回裏にも猛攻を仕掛けます。1死から9番･早坂が三塁打を放つと、1番･岡田が適時打を放ち4対0。岡田が今季20個目の盗塁を決めて2塁へ進み、続く伊志嶺は適時二塁打。「今日はマリーンズらしいつなぎの攻撃ができている」と語った3番･井口にも適時打が飛び出し、3連続適時打で6対0。序盤から打線が機能しリードを広げます。

先発の渡辺俊は2回まで2安打ずつ浴びるも無失点にしのぐと、その後は緩い変化球で打たせて取る本来の投球を発揮。3回から5回にかけてはいずれも打者3人で料理していきます。

渡辺俊は「四球で無駄な走者だけは出さないようにしていた」と振り返るように巧みな制球で攻め続け、7回を投げて98球、被安打5、無四球、無失点の素晴らしい内容で降板します。

渡辺俊のバトンを受けて8回から登板した2番手･伊藤が1点を取られ、なおも無死1,2塁とされたところでカルロス･ロサがマウンドへ。1点を失うも、続く1死満塁のピンチは剛球を放ってしのぎます。

最終回は4点差ながら守護神･薮田がマウンドへ。無死1塁とされるも、大きな打球に右翼手･伊志嶺が追い付くと、飛び出していた1塁走者を刺す好送球で相手の流れを断ち切り、6対2で逃げ切りに成功。かつて背番号18を背負っていたエースにささげる勝利は、うれしい後半戦本拠地初白星となりました。

打線がつながった今日の試合は岡田と伊志嶺が猛打賞の活躍を見せ、代打で出場した清田にも1軍復帰後初となる5月28日以来の安打が記録されました。打線をさらに勢い付ける材料を生かし、明日の7連戦最終戦となる、ここまで負け無しのオールドユニフォームシリーズで連勝といきましょう!

-まずは打のヒーロー、伊志嶺選手です!

(伊志嶺)ありがとうございます!

-昨日はフラストレーションのたまる試合でしたが、今日は借りを返しましたね？

(伊志嶺)昨日は2安打に抑えられてピッチャーの方に迷惑を掛けたので、今日は何としても打って試合を決めたいと思っていました。

-その言葉通り、今日は3安打の猛打賞です。

(伊志嶺)良い形で打てていたので、タイムリーも出てよかったです。

-1番を打つ岡田選手も猛打賞でした。岡田選手、伊志嶺選手の1,2番コンビが素晴らしい活躍でしたね？

(伊志嶺)そうですね。本当に良かったです。

-オールスター後、チーム状態が苦しい時もありましたが、これでまた流れが変わるのではないですか?

(伊志嶺)今日の試合を期に、どんどん連勝していけたらと思っているので、これからも応援よろしくお願いします。

-ファンの皆さんにもう一度、力強いメッセージをお願いします!

(伊志嶺)明日も大声援を力にして頑張っていきたいと思っているので、応援よろしくお願いします!

-そして素晴らしいピッチングを披露しました渡辺俊選手です!

(渡辺俊)ありがとうございます!

-オールスター後、登板間隔が空いていましたが問題ありませんでしたか?

(渡辺俊)ゆっくり休めました。

-今日の投球を振り返ると、初回を無失点に抑えたことが大きいですね?

(渡辺俊)サト(里崎)がセカンドで刺してくれたので、あれでだいぶ楽になりました。

-そしてその裏の回にはキッチリ点を取ってくれて、その後も打線が大きなプレゼントをくれました。

(渡辺俊)点を取ってもらった後だけはどうにかして抑えようと思っていて、その通りにできたことが勝ちにつながったと思います。

-7回を投げて被安打5、無四球、無失点のピッチング。振り返っていかがですか?

(渡辺俊)足を絡めてくる選手が多いので、フォアボールで無駄なランナーだけは出さないようにしていました。そこが大きかったと思います。

-今日はQVCマリンに集まったファンの皆さん、渡辺俊投手のピッチングを楽しんでくれたと思います。最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします!

(渡辺俊)蒸し暑い中、最後までありがとうございました。まだまだジメジメすると思いますが、大声援でスカッと明日も勝てるように、応援よろしくお願いします!

「今日はよく打線がつながった。

最後はもう少し楽にいかないといけない。薮田を休ませたかったが、使わざる得ない状況になってしまった。

先発の渡辺俊介は1,2回をよく踏ん張ってくれた。野手が点を取ってくれ、3回以降は立ち直り、こちらのペースで試合を進められた。

伊藤、カルロスは間隔が空いていたので投げさせたいと思っていたが、伊藤がしっかり8回を乗り切ってほしかった。8番、9番にヒットを打たれたが、6点差あったのだから、見下ろして投げて欲しいね。

清田にも1本出て本人はホッとしているだろう。昨日は緊張して自分のスイングができていないように見えた。今日は楽な気持ちで打席に入ることができたのではないかな。彼のバッティングに期待しているから、いいヒットだったね。

今江は左手甲の打撲。明日は様子を見て決めるが、大丈夫でしょう。

明日も今日みたいな攻撃で何とか勝ち越したいね。明日の先発は小野晋吾だよ」