

vs東北楽天 第12回戦
盤石の試合展開でQVCマリンでの後半戦初勝利をつかんだマリーンズは、今季負け知らずのオールドユニフォームを身にまとい、イーグルスとの3連戦最終戦に臨みました。20年前に千葉で初めて試合が行われた記念すべき日に勝利を刻みたいところでしたが、相手先発・田中の前に、毎回のように走者を出すもあと一本が出ず悔しい完封負けとなりました。
敗戦の中でも光ったのは、小野と福浦のベテラン2人の活躍でした。
今季イーグルス戦初登板となった小野は、抜群の制球力と変化球のコンビネーションをうまく生かし3回まで相手打線を無安打に封じます。
4回に自らの失策も絡んで2点を奪われた小野でしたが、その後は修正能力の高さを披露。5回から7回まで危なげなく3者凡退に抑え込むと、8回には満塁のピンチを招くもその後を落ち着いて打ち取り、決定的な追加点を許しません。
自身4連勝とはなりませんでしたが、8回を投げて101球、被安打4、奪三振3、与四球1、失点2。しっかりと試合を作り、先発投手としての役割を果たしました。
また7月26日以来の先発出場となった福浦は、2回に鮮やかな流し打ちで左前に安打を運び好機を演出すると、先頭打者として迎えた4回には中前安打を記録。そして6回の先頭打者としての場面でも左前に安打を放ち、今季初となる猛打賞を達成。復調を印象づけました。
この敗戦で2カード連続の負け越しとなってしまいましたが、決して力負けはしていません。明後日から始まるファイターズとのカードでは、北の大地に乗り込む選手たちの「和」の力に期待しましょう!
vs東北楽天 第12回戦
「先発の小野は4回だけ自分のミスでもったいない失点をしてしまった。
競ったゲームでのミスは最後まで響いてしまう。しっかり取れるアウトを取らないといけない。
それ以外は素晴らしいピッチングだっただけに、4回の失点は本当に勿体無い。
打線は相手投手の立ち上がりがよくなかったので、何とか2回のチャンスをモノにしたかった。1死満塁だから犠牲フライでもいいから先制していかないとね。
数少ないチャンスをモノにできないと競ったゲームは勝てない。
福浦は3安打といいモノを見せてくれた。何試合かスタメンから外れたが、状態もいいように見えたから起用したが、しっかりベンチの期待に応えてくれた。彼本来のいいバッティングだった。
明日一日空くから、気持ちを切り替えて明後日からの札幌でしっかりやっていきたい」