

vs東北楽天 第14回戦
敵地6連戦を勝ち越すためには今日が正念場。しかしマリーンズは先制に成功するも、終盤8回に勝ち越しを許し、熱戦は惜しくも敗戦となりました。
敗れはしましたが、ここ最近好投を続ける渡辺俊が今日もその安定感を見せつけました。先発マウンドに上がった渡辺俊は初回、1死から走者を許しますが、女房役・里崎の好送球などにももり立てられ無失点に封じる上々の立ち上がりを披露します。
流れに乗った渡辺俊は緩急自在の投球を展開。3回まで危なげなく抑え得点を許しません。4回には連打で2死2,3塁とこの試合初めてのピンチを招きますが、動じることなくここを1球で切り抜けます。
5回に1点を失うも最少失点で切り抜けると、「今日はリズム良く投げることができたし、ランナーを出しても変わらず自分のペースで投げられました」と振り返るように、その後も相手の攻撃を冷静に断っていきます。7回2死から二塁打を浴びた段階で2番手・伊藤にマウンドを譲りましたが、6回2/3を投げ95球、被安打8、奪三振1、無四球、失点1。上位追走へ負けられない戦いが続くこの先へ向け、明るい材料を示しました。
また、1番に定着し始めた伊志嶺が1回表、イーグルス先発・田中から自慢の俊足で内野安打をもぎ取ると、8回にも中前に安打を運びます。リーグを代表する右腕となった同世代の象徴から2試合連続となる複数安打を記録し、新人王獲得への大きなアピールを見せました。
なかなか得点のできない歯がゆい展開の試合が続きますが、明日からまた「和」の力を集約させ、勝利を手土産に本拠地・QVCマリンへと戻りましょう!
vs東北楽天 第14回戦
「初回に先制のチャンスを何とかモノにして流れを作りたかった。いい形を作れたが今日もあと一本出なかった。
5回は根元がよく打ってくれたが、その後の走塁はアウトカウントも考えたらアウトになってはいけない。小さなミスが相手に流れを変えてしまう。その直後に追い付かれただけに、悪い流れになってしまった。
選手はみんな一生懸命してくれているが、ミスは無くしていかないと勝てない。やることをしっかりやり、ミスは反省して次につなげていかないと同じことの繰り返し。
この状況をみんなで打破して、いい形を作りたい。明日は負けられない。勝って千葉に帰りたい。
明日の先発は小野晋吾だよ」