2011.09.07 WED
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vs埼玉西武 第17回戦

6連敗で最下位となったマリーンズですが、今日勝って連敗を止めればまた5位に上がる大事な一戦。自身3連敗中の唐川が復活を期し、先発マウンドに上がります。

7月26日以来4度目の対戦となる相手先発・涌井に対し、初回に2番・岡田が三塁打を放ち1死3塁と好機を演出。ここで3番・今江がたたきつけて高く弾む打球とする間に、3塁走者の岡田が生還。先制に成功します。

先制点をもらった唐川は初回、2回と3者凡退。初安打を許した走者を2塁に置いた3回は、3者連続三振を奪う圧巻の投球。4回と5回も得点圏に走者を背負いますが、味方の好守にも助けられて後続を仕留め、1点のリードを守ります。

1対0のまま迎えた6回。唐川は1死1,2塁のピンチを作ります。ここで迎えた中村から三振を奪うと、続くフェルナンデスの当たりは一塁手・カスティーヨが好捕。ナインが覇気を見せてリードを死守します。

2回以降は涌井から得点を奪えずにいた打線でしたが7回、先ほど好捕した4番・カスティーヨが安打で出塁。2死となりますが、打席には調子を上げてきている7番・清田。右中間を破る打球を放つと、1塁走者・カスティーヨが気迫溢れる激走で本塁に突入。返球を待つ相手捕手を吹き飛ばすスライディングで生還し2対0に。「侑己(唐川)も踏ん張ってくれているので、今日は絶対に勝たないといけない。とにかく勝ちたいんです」と語った清田。勝利への渇望が貴重な追加点をたたき出します。

7回を投げきって132球、被安打4、奪三振7、与四死球3、無失点と素晴らしい内容で復活を遂げた唐川に代わり、8回から2番手・カルロス・ロサがマウンドへ。相手の上位打線に対し、危なげない投球で3者凡退に抑え、連敗ストップへの流れを引き寄せます。

そして9回は8月27日以来の登板となる守護神・薮田が登場。先頭打者を出すも、後続を仕留めて2対0で試合終了。連敗を6で止めると同時に最下位脱出。粘投を続けた唐川が7月12日以来の白星を挙げ、リーチをかけていた球団創設4,000勝に到達しました。

苦しみの末につかみ取った記念すべき勝利を誇りにし、明日からまた新たな歴史を築く勝利を積み重ねていきましょう。その先に、クライマックスシリーズ進出への道が続いています!

唐川投手

球団創設4,000勝のウイニングボールを持ち握手を交わす西村監督と唐川

-今日のヒーローは7回無失点で勝利投手となりました唐川侑己投手です。おめでとうございます。

(唐川)ありがとうございます。

-ライオンズ打線をわずか4安打に抑えるというナイスピッチングでしたが、振り返って良かった点いかがでしょうか?

(唐川)チームもなかなか勝てなくてその中で投げさせてもらっているので、本当に丁寧に一つ一つという思いで投げました。

-相手のエース・涌井投手との投げ合いになりましたが、復帰して2試合目で132球という熱いピッチングでした。そのあたりいかがでしょう?

(唐川)慎重に投げていたので球数が多くなってしまう部分もあったのですが、その中でも何とか粘って投げることができました。

-チームも連敗中で今日の先発は相当期するものがあったと思います。登板前はどのようなことを考えて臨まれたのでしょうか?

(唐川)昨日成瀬さんで負けてしまったので今日はどうしても負けるわけにはいかないと思って投げました。初回に野手が先に点を取ってくれたのでそれでだいぶ楽になりました。

-中盤以降のピンチも三振で見事に切り抜けるピッチングでしたが、このあたりはいかがでしょうか?

(唐川)元々三振をたくさん取るタイプではないので三振は結果ですが、いい形でピンチを切り抜けられたと思います。

-これで唐川さん自身も2桁10勝目が見えてきました。

(唐川)9月に入って気持ちを新たにまた頑張っていこうと思っていたので、そういった意味でまた勝てましたし、これからもこの調子で投げていきたいです。

-チームも今日で4,000勝という節目の勝利になりました。マリーンズファンに向けてこれからの力強い意気込みをお願いします。

(唐川)まだまだ選手全員諦めていません。これからCS(クライマックスシリーズ)に向けてみんなも調子を上げてどんどん勝つつもりなので、また応援してもらいたいです。

-今日のヒーローは見事に9勝目をマークした唐川投手でした。ありがとうございました。

(唐川)ありがとうございました。

vs埼玉西武 第17回戦

「唐川のピッチングに尽きる。ボール自体良くて走っていた。そして、丁寧に投げていた。後半戦に入って勝てなくて、何とかしたい気持ちも伝わってきた。

打線も初回に先制点を取れたのが大きい。

みんなで連敗を止めてくれ、そして、球団通算4,000勝を挙げてくれた。偉大なOBの方々が長年築き上げてくれて4,000勝という形になった。たまたま、その時に私が監督として挙げられたことは非常に光栄なこと。4,000勝もうれしいが、連敗を止められたのが本当に良かった。

しかし、4,000という数字には何か縁がある。球団通算4,000本塁打を私がマークしている。何か不思議な縁だね。

今日の勝利を明日につなげないといけない。明日の試合が大事。

明日の先発は小林敦だよ」

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