

vs埼玉西武 オープン戦第2回戦
今日は本拠地にライオンズを迎える一番。序盤に先制しリードを保っていたものの、終盤に相手の猛攻を受けて逆転されます。その後、反撃を見せるもわずかに及ばず、3対5で敗戦となりました。
今日の試合では、ここまで不調の続いていた伊志嶺が復調を印象付ける打撃を見せました。
1番・左翼手で先発出場を果たした伊志嶺は、3回裏に2死1塁という場面で第2打席を迎えると、相手先発・石井一の低めの直球に対し、独特の体勢を低くして振り抜くバッティングで捉えます。打球は左中間の深いところで弾んでフェンスに到達。1塁走者が先制のホームを踏むと、打った伊志嶺は快足を飛ばして一気に3塁を陥れます。これにはベンチから戦況を見つめていた西村監督も自然と笑顔になりました。
伊志嶺は1対5で迎えた8回裏にも1死1塁の場面で打席に立つと、4番手・野上の外角への変化球に対してしっかり踏み込んで打ち返し、右前へ運ぶ安打に。この後の3番・井口と代打・金澤の適時打を呼び込むつなぎの役割を果たしました。
ここまでオープン戦通算2安打と調子の上がっていなかった伊志嶺。それでも首脳陣の期待は大きく、不調の中でも先発出場が続いていました。その期待に応える今日の活躍。これで気持ちを切り替え、昨年のように巧みな打撃と塁上で相手バッテリーをおびやかす動きを見せてほしいところです。
一方、開幕投手候補の先発・成瀬は7回を投げて121球、被安打6、奪三振4、与四球3、失点2と試合は作ったものの、本来の制球を披露できず、球数が多くなってしまいました。2年連続で開幕投手を務めている成瀬の修正に期待し、最高の状態で開幕を迎えてもらいましょう。
継投陣では2番手・中後、3番手・伊藤がワンポイントで登板し、それぞれが三振で相手を仕留めて自分の役割を果たしました。優秀な中継ぎ陣が後ろに控えることで、先発も安心して投げることができます。今後もしのぎを削ってレベルの高い争いをしてほしいところです。
オープン戦も残り2試合。開幕に向けて勝ちにこだわった試合運びをしていきたい時期です。投打において勝利への方程式を形成し、万全の態勢を作り上げていきましょう!