2012.04.15 SUN
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vs福岡ソフトバンク 第3回戦

先発・藤岡が昨日完投勝利を挙げた同学年・唐川に負けじと力投を見せ、見事に今季2勝目となるプロ入り初完投勝利を挙げました。

藤岡は1回、2回とともに3者凡退に打ち取り、幸先良く好発進。3回裏には制球が乱れ2つの四死球を与えると、本多の二ゴロの間に1点を失います。しかし続く明石を空振り三振に仕留め、最少失点でピンチを切り抜けます。

4回裏、先頭の内川にこの試合初めて安打を打たれるも、その後はアウト全てを三振で奪う力の投球を展開。5回以降は緩いカーブを随所で使い、4イニング連続で3人で打ち取って反撃の機会を与えません。

9回裏のマウンドにも上がった藤岡は、連打を浴びるなどして1死1,3塁とピンチを迎えるも、強い気持ちで打者に向かい、江川、松田と連続三振に仕留め試合終了。9回、131球を投げ被安打4、奪三振10、与四死球3、失点1の投球内容でプロ入り初の完投勝利で2勝目を挙げました。「昨日、唐川が頑張っていたので、自分も頑張ろうという思いでマウンドに上がった。完投勝利ができて良かった」と自らの投球を振り返った藤岡。今後も藤岡の左腕に期待が掛かります。

打つ方では主将・今江の活躍が光りました。2回表に2試合ぶりの安打となる中前安打を放つと、3回表には2死1,2塁の場面で打席へ。相手先発・帆足の変化球をはじき返した打球は右前に飛ぶ適時打となり、4対0とリードを広げる一打となりました。「チームに迷惑をかけてきたので、チームに貢献できる安打が打てて良かった」という主将の一振りがチームを鼓舞します。

また、3回表の大量得点は伊志嶺、岡田の1,2番コンビの出塁が起点に。2死から1番・伊志嶺が左前安打を放つと、すかさず今季初盗塁となる二盗に成功。岡田が死球で出塁しその後の大量得点を呼び込みます。特に岡田はこの試合3つの四死球で出塁。9回表には右前安打を放つと、井口の適時二塁打で一気に本塁へ生還。13日から再び1,2番コンビを組んだ2人の出塁が、今後も打線の大きなカギを握るでしょう。

敵地・福岡での首位・ホークスとの3連戦は2勝1分と勝ち越しに成功し、ホークスとのゲーム差は0.5。成瀬、唐川、藤岡の先発陣の好投はチームに大きな勇気を与えました。17日からはイーグルス、ライオンズと本拠地6連戦を戦うマリーンズ。この上昇気流に乗って首位浮上を狙っていきましょう!

藤岡投手

-今日のヒーローはプロ初完投勝利で2勝目を挙げました、藤岡貴裕投手です。おめでとうございます。

(藤岡)ありがとうございます。

-今日のピッチング、ピンチの場面もあったと思います。それでも本当に表情、投球ともに落ち着いて見えました。振り返ってみてどうですか?

(藤岡)ピンチの場面もあったんですけど、周りに助けてもらえたので、自分でもしっかり頑張ろうと思って投げました。

-本当にナイスピッチング、そして10奪三振と、三振の数も2ケタというところも意識したんじゃないでしょうか?

(藤岡)三振の数は意識せずに、最後まで投げることだけを意識して投げました。

-今日のピッチング、プロ初完投勝利となりましたけど、改めてどんなお気持ちですか?

(藤岡)そうですね。昨日唐川も頑張ってたので、自分も頑張ろうと思いでマウンドに上がりました。今日は完投勝利できて良かったです。

-ボールはしっかりともらいましたか?

(藤岡)はい、ボールを頂きました。

-このボールはどうしますか?

(藤岡)どうしましょう・・・考えておきます。

-今日は藤岡投手の挙げた勝利でチームはホークスに2連勝。これでチームも開幕以来のカード勝ち越しにもなりました。チームも乗っていけるのではないでしょうか?

(藤岡)そうですね。この勝利でチームも乗っていければいいと思うので、連勝していけるように頑張りたいと思います。

-今後の目標をお聞かせ下さい。

(藤岡)自分はあくまで一年間ローテーションを守るということが目標なので、それをしっかりやっていきたいですね。

-たくさんのマリーンズファンがレフトスタンドに集まってくれています。最後に一言お願いします。

(藤岡)今日は声援ありがとうございます。皆さんの声援のおかげで勝つことができました。また応援よろしくお願いします! ありがとうございました!

-今日のヒーローはプロ初完投勝利、藤岡貴裕投手でした!

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