

vs福岡ソフトバンク 第8回戦
両リーグトップ、5勝同士の右腕対決となった今日の試合。初回に井口の一発で先制すると、その後は両先発が投手戦を展開。8回に追い付かれ延長戦に突入しますが、11回裏に角中がサヨナラ打を放ち、3対2。今季初のサヨナラ勝利を収めました。
風速10メートル近い強風が吹きつける中、先発・唐川は得点圏に走者を背負う苦しい立ち上がり。しかし序盤を無失点で切り抜け、3回表からは緩急を生かした投球術を披露して相手に流れを渡しません。
8回表にあと一歩のところで同点に追い付かれましたが、8回を118球、被安打8、奪三振3、与四球3、失点2。粘りの投球で先発の役割を果たしました。
その後は自慢の継投陣が奮起。9回から2番手・薮田、3番手・益田、4番手・中後とそれぞれが1回ずつバトンを託す継投策を披露。それぞれの持ち味を発揮し、11回までピシャリと無失点に抑えます。1点も失うことのできない場面でその実力を発揮し、その大きな信頼に応えてみせました。
打線は5月に入ってからも好調を維持し続ける3番・井口と5番・角中が今日も巧打者ぶりを発揮しました。
井口は初回、四球で出塁した根元を1塁に置いた第1打席では、初球の変化球を迷わず一閃。高々と上がった打球はそのまま風に乗り、バックスクリーンへ吸い込まれる先制の第3号2点本塁打に。9回にも2死から中堅フェンス直撃となる二塁打を放ち、サヨナラの機運を高めました。
また、角中も初回に左中間へ打球を放つと、中堅手の処理の隙を見て一気に2塁へ到達。集中力を切らさない打撃を披露します。そして1死満塁で迎えた11回裏、相手3番手・森福のスライダーを振り抜くと、打球は左中間へ。3塁走者が本塁へ滑り込み、サヨナラ犠飛。劇的な一打を放った角中は1塁ベース付近で手荒い祝福を受けました。
粘り強く戦い抜いて今季初のサヨナラ勝ち。この勢いを明日の先発・藤岡に託し、交流戦前最後となる試合で勝利をつかみ取りましょう!
角中選手



-本日のヒーローにお越し頂きました。今日のヒーローは見事サヨナラ犠牲フライを放ちました、角中選手です!
(角中)ありがとうございます!
-いやー、息詰まる戦いにピリオドを打ったのは角中さんのバットでした。
(角中)内容的にはあまりよくないですけど、本当に皆がつないでくれてよかったです。
-その前の9回にもサヨナラのチャンスでバッターボックスに立ちましたが打ち取られてしまいました。最後、サヨナラの場面はどんな思いで打席に入ったんですか?
(角中)その前の打席で悔しかったので、思い切り踏み込んでいこうと思っていました。
-打った瞬間、サヨナラの手応えはありましたか?
(角中)たぶん(3塁走者の根元は)かえれると思っていました。
-マリーンズは今シーズン初のサヨナラ勝ちです。9日にはこのマリンフィールドで、雨の中ヘッドスライディングで盛り上げてくれましたが、ここはマイクでQVCマリンフィールドに集まったファンの皆さんを盛り上げて頂けないでしょうか? では、マイクをお渡しします!
(角中)明日も勝って3連勝して、交流戦に臨みたいと思います! 応援よろしくお願いします!
-今日のヒーローは見事なバッティング、角中選手でした!
(角中)ありがとうございました!!