

vs阪神 第2回戦
昨夜は乱打戦の末に引き分け、今日こそは勝利をつかみたいタイガースとの一戦。投手戦となった今日の試合は9回にサヨナラ打を浴び、1対2で敗戦。しかし先発・藤岡と後を継いだ内、打線では岡田の活躍が光りました。
プロ入り後、甲子園初登板となった藤岡。初回に1死2塁のピンチを迎えますが、鳥谷を三振に仕留めるなど無失点の立ち上がりを見せます。
2回裏、2死から藤井彰に初球を左翼席に運ばれて先制を許しますが、藤岡は本塁打に動じず続く3回裏を無失点で切り抜けます。4回裏をこの試合初の3者凡退に抑え、投球のリズムをつかんだ藤岡はタイガース打線を6回まで3イニング連続の3者凡退に封じ、チームに勢いをもたらします。
迎えた7回裏、先頭打者・マートンに2回以来の安打を許すなど1死2塁のピンチ。ここで一発のあるブラゼルは直球で空振り三振。続く藤井彰もこん身の直球で投ゴロに打ち取り、一打勝ち越しのピンチを気迫で切り抜けました。
藤岡は7回を118球、被安打3、奪三振7、与四球2、失点1。勝ち星こそ挙げられませんでしたが、「初回の立ち上がりはダメだったが、それ以降は今までで一番良かった」と語る通り、尻上がりに調子を上げる力投を披露しました。
また、8回裏には2番手・内が登板。先頭打者に出塁を許すも、最速153キロの直球と自慢の変化球を武器に上位打線を3者連続三振に切って取り、勝ち越しを期待する甲子園のスタンドを一瞬で静まり返らせました。
打線では1番・岡田が躍動。初回は初球をたたき内野安打で出塁。1番らしい足を生かした攻撃を見せれば、2死1,2塁で迎えた5回にまたもや初球打ちを敢行。「藤岡も頑張っていたので、何とかこのチャンスをモノにしたかった」と振り返った打球はしぶとく左前で弾む同点の一打に。9回の打席でも右前安打を放ち、今季初の猛打賞を達成。5月は湿り勝ちだった岡田のバットに、輝きが戻ってきました。これを機に、6月はさらなる飛躍を見せたいところです。
また、サブローは今日の試合で通算1500試合出場を達成。試合が成立し、花束を受け取った直後の6回表、好機を拡大する右前安打を放ちます。明日迎える36歳の誕生日を前に、自らのバットで祝いました。
連夜の接戦をモノにできませんでしたが、明後日からは本拠地に戻っての2連戦となります。ホームの大声援を背に、セ・リーグ首位のドラゴンズをたたいて再び勢いに乗りましょう!