2012.07.08 SUN
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vs オリックス 第11回戦

1点を追う9回裏、2死1塁の場面で4番・サブローの放った一振りはサヨナラ勝ちを願うファンの思いを乗せてレフト上空へ。しかしあと一伸びが足りず左翼手のグラブの中に収まり、3対4と悔しい敗戦となりました。

この試合、マリーンズファンを大いに沸かせたのは29歳の誕生日に自ら祝砲を放った2番・根元の一発でした。

3点を追う4回裏、中前安打で出塁した1番・岡田を1塁に置き「次につなぐ気持ちだった」という根元が打席へ。岡田が二盗を決めた後、根元はフルカウントから相手先発・小松の変化球を振り抜くと、打球は瞬く間に右翼席へ。「ビックリです!」と振り返った一振りは、2試合連続の6号2点本塁打に。自身の誕生日を祝うバースデーアーチとなりました。根元はこの本塁打で6試合連続安打をマーク。勢いに乗る根元の活躍は止まりません。

根元と同じ1983年生まれの主将・今江は同点劇を演出。5回裏、先頭打者の今江は初球を振り抜くと、打球は左翼線へ転がる二塁打となります。1塁を蹴った今江は2塁へ頭から滑り込み、チームを力強く鼓舞します。その後、3塁に進んだ今江は、9番・鈴木のゴロで果敢に本塁へ突入し、捕手と交錯しながらも同点のホームイン。6回裏にも今江は右前安打を放ち出塁し、7月5日以来の複数安打を記録しました。

投げては序盤に失点を許しながらも、中盤はキッチリと相手の攻撃を封じた先発・吉見の粘投が光りました。初回は李大浩に2点本塁打、2回表は竹原にソロ本塁打を浴びた吉見でしたが、3回表は上位打線をこの試合初めて3者凡退に仕留め、4回表も相手中軸を3人で料理します。

得点を奪った直後の5回表、2死満塁とこの試合最大のピンチを迎えます。相手に流れを渡しかねないこの大事な局面でも吉見は粘り強く投げ続け、後藤を空振り三振に仕留め無失点。その裏の同点劇を呼び込みました。

この3連戦は1勝2敗の負け越しで終わる結果となりました。しかし、全ての試合で序盤にリードを許しても、打線が追い上げを見せ点差を縮めるなど、今後の戦いへの手応えを感じる試合となっています。明後日からは今季初の札幌ドームでの3連戦。ゲーム差は今日の試合を終えて5ゲームと開いてはいますが、2位・ファイターズとの直接対決でも粘り強く戦い抜き、必ず勝利を手元へ呼び込みましょう!

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