2012.07.17 TUE
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vs楽天 第12回戦

マリーンズ・小野、イーグルス・美馬の両先発による投手戦が続いた試合は、互いに譲らず延長戦に突入。しかし救援陣が相手打線の攻撃を受け、2対6と悔しい敗戦を喫しました。

この試合もっとも光ったのは、先発・小野のベテランらしい巧みな投球術でした。

小野は初回、銀次に2号ソロ本塁打を浴び先制を許します。しかし2回以降、持ち味である変化球を駆使した投球が冴え渡り、2回表、3回表とともに3者凡退に仕留め立ち直りを見せます。4回表、2死1,2塁のピンチをしのぎ、迎えた5回表には下位打線をわずか8球で打ち取る好投を見せます。

6回表には1死2塁となった場面で相手中軸と対峙。銀次を中飛、枡田を投ゴロに切って取り得点を許しません。7回表、8回表もストライクゾーンを広く使って、いずれも3者凡退。「自分なりに丁寧に投げることができたと思う」と振り返った小野は8回96球を投げ被安打3、奪三振2、与四球1、失点1の投球内容で、先発投手の役割を十二分に果たしました。

特に打ち取った24個のアウトの中、ゴロアウトが16個と持ち味を遺憾なく発揮。2試合続けて先発として好投しただけに、次回登板は5月13日以来の今季2勝目に向けて期待も高まります。

その小野を力強くもり立てたのが根元の一発でした。先制を許した直後の1回裏、「何とか塁に出たいと思っていた」と根元は打席へ。相手先発・美馬の投じた内角低めの直球を振り抜き、打球は右翼席へ飛び込む同点の7号ソロ本塁打となりました。

根元はさらに8回裏、1死2塁の場面で相手2番手・片山の変化球に対し、泳ぎながらも一二塁間をしぶとく破る右前安打を放ち好機を拡大。その後の角中の適時打を呼び込みました。6試合連続出塁中の根元。明日もそのバットから目が離せません。

また、一時勝ち越し適時打となる一打を放った角中は、本来の調子を取り戻しつつあります。4回裏、角中はバットを止めただけの中途半端な打撃となるも、勢いを殺した打球も手伝い内野安打で出塁。6回裏には美馬の投じた初球を振り抜き、安打を中前へ運びます。最大の見せ場は8回裏、1死1,3塁の場面で打席に入ると、外角の直球をはじき返し、左前適時打で6月24日以来の猛打賞を記録。昨日の試合から3番に座る角中のバッティングはここから再び加速していくはずです。

明日は前半戦最後となる一戦。相手先発・田中を打線が早い回から打ち崩し、上野を援護して白星で前半戦を締めくくりましょう!

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