2012.07.28 SAT
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vs福岡ソフトバンク 第14回戦

同点で迎えた延長10回裏、2死1,2塁と一打サヨナラの場面。ここで打席に入った5番・角中は、森福の変化球を振り抜き、打球は右翼線方向へ。しかしあと一伸び足りず、右翼手に阻まれ試合終了。3時間半を超える接戦は2対2の引き分けとなりました。

今日の試合、幾度も好機を演出したのは荻野貴、根元の1,2番コンビでした。

荻野貴は初回、相手先発・武田の直球を強振し、左中間を破る二塁打で出塁。その後の4番・ホワイトセルの先制適時打を呼び込む一打となりました。さらに3回裏にも左前安打を放ち、好機を演出。延長10回裏には、遊撃手の頭上を越える安打を放ち今季初の猛打賞を記録。5打数3安打とリードオフマンの役割をしっかりと果たします。

一方の根元は初回と3回、ともに出塁した荻野貴を2塁へ進塁させる犠打で好機を拡大。同点で迎えた5回裏には2死3塁の場面で打席へ入り、武田の変化球をはじき返した打球は中前へ。「前回の対戦で2三振と完璧に抑えられていたから、しっかり打つことができて良かった」と振り返る勝ち越しの適時打となります。

さらに根元は延長10回裏にも犠打をキッチリと決め、サヨナラの好機を作りました。この試合、根元は3犠打とチームプレーに徹し、犠打数もリーグトップを独走する32犠打に。さらにここまで犠打失敗はゼロです。好機を生み出す荻野貴、根元の1,2番コンビの働きは今後も見逃せません。

投げては先発・上野が5回1失点と先発の役割を果たしました。

上野は初回、ボールを低めに集めて3者凡退に打ち取る上々の滑り出し。2回以降は毎回走者を背負う苦しい展開が続きましたが、3イニング連続で併殺打に仕留めるなど要所を締める投球を展開。5回表に犠飛で1点を失いましたが、後続を切って取り最少失点に抑えます。

過去2回の先発登板に続き、今日も好投を見せるも残念ながら勝利につなげることはできませんでした。「試合中に修正してもう少し長いイニングを投げられるようにしないといけない」と自らの投球を振り返った上野。今日の反省を糧に、次こそは今季初勝利が期待されます。

また、上野の後を受けた2番手・大谷の好投が今日も光りました。6回表から登板した大谷はいきなり相手中軸を迎えるも、巧みな投球術を見せ3人で料理。7回表は失策と安打で1死1,3塁と一打同点のピンチを迎えますが、丁寧な投球で後続を打ち取り無失点。先発、中継ぎとフル回転の大谷は、もはやチームに欠かせない存在となっています。

明日はマリーンズ・吉見、ホークス・大隣と左腕対決。大隣には7月15日の一戦で完封負けを喫しただけに、その借りを返したいところです。勝利をもぎ取り、首位独走態勢へ勢いを生み出しましょう!

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