2012.08.01 WED
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vs北海道日本ハム 第13回戦

昨夜の惜敗で、ついに首位陥落となったマリーンズ。延長戦にもつれ込んだ首位攻防戦第2ラウンドは、惜しくも4対5で敗れました。しかし、今季初先発の阿部が好投を見せれば、打線では荻野貴、鈴木が一時同点に追いつく一打を放ち、チームを鼓舞しました。

今季初先発となった阿部。初回は2死から出塁を許すも、4番・中田を中飛に仕留め、まずまずの立ち上がりを見せます。初対戦となる同級生のスターを抑えて波に乗った阿部は、2回、3回とテンポ良く打たせ、3人で攻撃を終わらせます。

4回表には、味方の失策が絡むなどし、2死1,3塁と今日初めてのピンチを迎えます。ここで6番・陽の内角を大胆に攻めて切り抜けると、2死1,2塁のピンチとなった5回表は小谷野を初球の変化球で泳がせ、無失点。気迫の投球で相手を抑えきり、プロ初勝利の権利を手にしたところで今日はお役ご免となりました。

阿部は5回80球を投げ、被安打4、奪三振0、与四球1、無失点。直後に味方が逆転を許したことで勝ち星はつきませんでしたが、「自分の中では次につながる投球はできたと思います」と本人が語る通り、今後の登板に大きな期待を抱かせる内容となりました。

打線では荻野貴、そして途中出場の鈴木が大きな仕事を果たしました。1点を追う7回裏、先頭打者として打席に入った荻野貴は、高めの直球を一閃。「打った瞬間はいい感じだったのですが、本塁打になると思っていなかったので、抜けてくれと思いながら走っていました」と振り返った打球は、そのまま左翼席に飛び込む今季1号ソロに。大学の同級生・宮西から放った一発で、一時は同点に追いつきました。

守備から途中出場の鈴木は、1点ビハインドの9回裏、1死2塁の場面で打席に入ると、外角の直球を華麗に流し打ち。これが土壇場での同点打となり、ルーキーらしからぬ強心臓ぶりを発揮しました。

また、4番・ホワイトセルも開幕戦以来の猛打賞を記録。これで5試合連続安打となりました。1軍復帰以降徐々に調子を上げ、打線を活気づけています。

延長にもつれる接戦を落とし、連敗を止めることはできませんでした。しかし、このまま下を向いている暇はありません。明日は好投を続けるベテラン・小野がリズムを作り、同一カード3連敗は必ず阻止しましょう!

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