2012.08.07 TUE
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vs埼玉西武 第13回戦

QVCマリンに戻っての6連戦。初戦は3対6の黒星スタートとなりました。

今夜は相手先発・岸から連打で2点を先制した攻撃と、最終回に守護神・涌井から1点をもぎ取った攻撃に注目しましょう。

まずは3回裏、先頭の8番・田中が死球を受けると、1死1塁から1番・荻野貴がカーブを三遊間に引っ張る左前安打を放ち、好機を拡大させます。

2死1,2塁となった後、この先制機を生かしたのは3番・井口でした。フルカウントから真ん中低めの直球をはじき返した打球は中前適時打となり、2塁走者が生還。「フルカウントだったので、ストライクだけコンパクトにはじき返すことを考えていた。うまくセンターにはじき返すことができたね」と振り返る井口の、4試合連続打点となる一打で1対0と先制に成功します。

さらに、続く4番・ホワイトセルも畳みかけます。外角の直球を鋭く引っ張ったライナー性の打球は、あっという間に一二塁間を破る右前適時打となり、2対0と一気に点差を広げました。「しっかり自分のスイングをして強い打球を打つことを考えていた。チャンスでいいスイングができて良かったよ。次もチームに貢献できるバッティングができるように頑張るよ」と力強く語ったホワイトセル。後半戦に入ってから出場した9試合で、全て安打を放っている主砲のバットに今後も期待しましょう。

4点差を追う9回裏には、先頭のサブローが左中間に二塁打をはじき飛ばして口火を切ります。ここで2死から代打として送り込まれた福浦が、外角低めのスライダーを巧みなバットコントロールで打ち返します。打球は中堅手の前に抜ける適時打となり3対6と3点差に詰めよりました。代打としては今日も含め20打数9安打で、打率は.450と驚異の成績を誇る福浦。ベテランの勝負強さが、混戦となっているパ・リーグを抜け出す大きな武器となります。

投手陣では、先発・グライシンガーが粘投。7回には勝ち越し打を許しましたが、6回2/3を118球、被安打7、奪三振1、与四死球4、失点3の内容で試合を作りました。

また8回表、2対5と点差を広げられ、なおも1死満塁となった場面でマウンドに上がったのは、8月5日にプロ初勝利を挙げたばかりの南昌輝。ヘルマンに対して、初球は鋭く落ちるフォークボールで空振りさせると、続く2球目はドロンとした軌道のカーブを投じて打ち損じさせます。打球は遊撃手の前に転がり、見事な併殺斬り。2年目の右腕にとって、大きな自信につながる登板となりました。

明日は8月1日のファイターズ戦で5回無失点の好投を見せた阿部が先発します。早い回で援護して、プロ初白星をプレゼントしましょう!!

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