2012.08.18 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
4
0
0
0
1
0
4
0
0
0
0
0
X
R
H
4
8
5
15

vs北海道日本ハム 第16回戦

敗れると今季のファイターズ戦負け越しが決まってしまう今日の試合。序盤に引き離されるも、打線が持ち前のつなぎの攻撃で1点差まで肉薄。さらなる攻撃が期待されましたが、あと一歩届かず4対5と悔しい敗戦を喫しました。

5点を追い掛ける6回表、打線は一気に追い上げて一挙4点を奪いました。

この回、相手先発・多田野から先頭の2番・岡田が四球で出塁すると、続く3番・井口の打球が相手の失策を誘い、岡田が一気に生還。まずは1点を返します。なおも無死2塁から、「自分のスイングだけを心掛けた」と振り返った4番・ホワイトセルが適時二塁打を放ち2対5。5番・角中も安打で続き、さらに好機を広げて多田野をマウンドから引きずり下ろします。

代わった2番手・森内の前に6番・サブローは三振に倒れますが、1死1,3塁から7番・福浦が森内の直球を振り抜き、打球は右前へ。「一二塁間が広くあいていて、もう一度1,3塁の状況を作りたかったから、思い通りのバッティングができた」というベテランが理想通りの右前適時打を記録し、3対5と追い上げます。さらに福浦の生み出した1死1,3塁という場面から、この日23歳の誕生日を迎えた8番・鈴木も中犠飛を放ち、4対5。1点差まで縮めました。

勝利にはつながらなかったものの、集中打でつなぐ攻撃を久々に展開。明日こそは序盤から打棒を炸裂させたいところです。

序盤から劣勢に立たされた試合を立て直した救援陣の力投も見逃せません。

2番手・大谷は3回途中から登板。まずは金子誠を打ち取り相手の攻撃を断つと、4回裏には2死から安打を許すも中田を内野フライに仕留め無失点。5回裏は味方の好守にもり立てられ、この試合初めて3者凡退に封じます。

大谷の後を受け、6回裏からは3番手・中郷が登板。緩急を使った投球で無失点に封じます。中郷は7回もマウンドへ上がるも2死1,3塁とされ、4番手・南昌輝にバトンタッチ。追い上げのためにも1点も与えたくない場面、プロ2年目の右腕は3回に満塁弾を放ったホフパワーを中飛に仕留めてこの危機を脱出。8回裏も2人の走者を背負いましたが、度胸満点の投球で糸井を内野フライに打ち取りました。

また、中堅手・岡田は自慢の好守で相手の進塁を阻みました。

初回、先頭の田中賢が放った打球は右中間寄りの位置へ。抜けるかと思われた打球を、岡田はグラブを精いっぱい伸ばして捕球。田中賢の2塁進塁を阻みます。

さらに3回裏、1死から糸井の放った打球は再び右中間寄りへ飛びます。打った糸井は1塁を蹴って2塁を狙いますが、打球を処理した岡田は2塁へ矢のような返球。糸井は慌てて1塁へ戻ると、ボールは1塁へ送られアウトに仕留めました。華麗なファインプレーだけでなく、素早い打球処理も岡田の外野守備の見どころの一つです。

明日はいよいよ新人・藤岡が6月30日以来の先発登板。プロの厳しさや苦しさを味わい、再び1軍へ戻ってきました。成長した姿を披露し、連敗をストップさせる救世主となることを期待しましょう!

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート