2012.08.19 SUN
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vs北海道日本ハム 第17回戦

同一カード3連敗は避けたい今日の一戦。6月30日以来の1軍登板となった藤岡をはじめとする投手陣が力投を見せると、7回に打線が均衡を破ります。最終回に1点を返されましたが逃げ切り、2対1。札幌ドームでの今季初勝利を挙げました。

久々の1軍登板となった藤岡。初回、同級生の相手4番・中田を抑えて波に乗ると、2回、3回とテンポ良く打ち取ります。序盤をわずか1安打に相手を封じ、カーブを有効に使った4回裏は相手中軸を翻弄して2者連続三振を奪います。

5回裏、2死からの二塁打と2四球で満塁。今日最大のピンチを迎えます。厳しい場面となりましたが、藤岡はこの場面で踏ん張りを見せます。3番・糸井に対しバッター有利のカウントに持ち込まれますが、「ファームに行く前と比べるとしっかり腕が振れるようになってきた。前はボール球が続くと腕の振りが小さくなってしまっていたからね。いい時の状態に戻ってきてるんじゃないかな」と西本コーチの言葉通りに腕を振り切り、糸井を二飛に。最大のピンチを気迫で切り抜けました。

この回を終えて降板した藤岡は5回を89球、被安打3、奪三振4、与四球3、無失点。序盤に打線の援護がなく、5月24日以来の白星はつかなかったものの、2軍で鍛え直した成果を存分に発揮する登板となりました。次回以降、復活を宣言する白星に期待しましょう。

その藤岡の後を継いだ中継ぎ陣も力投を披露。6回裏、2番手で登板した大谷は先頭を出しますが、丁寧な投球で打ち取り1回を無失点。直後の味方の先制打を呼び込み、今季3勝目をマークしました。

さらに3番手・南昌輝、4番手・益田もそれぞれ7回と8回を3人でピシャリ。相手の反撃を封じ、勝利に大きく貢献しました。

打線では、根元が値千金の一打を放ちました。0対0で迎えた7回表、「今日は絶対に負けられない試合なので、とにかく集中して打席に入りました」と振り返った打席で、2番手・森内から先制適時三塁打を放ち、均衡を破りました。なおも1死3塁で打席に入った3番・角中も適時打で続きこの回2得点。今季の打線を象徴する二人が、試合を大きく動かしました。

接戦を制し、連敗を4でストップしました。しかし、再び巻き返しを図って上位を目指すには、喜んでばかりもいられません。今日つかんだ流れを大事にし、ここから連勝を続けていきたいところです。

根元選手

ー今日のヒーローは先制タイムリーを放った根元選手です。ナイスバッティングでした!

(根元)ありがとうございます。

-今日は両チームの意地と意地がぶつかり合うような、すごい試合でしたね。

(根元)そうですね。今日はどうしても負けられないゲームだったので、こういう形で勝てて良かったです。

-今日は札幌まで駆けつけたマリーンズファンの皆さんに勝利を届けることができました。今のお気持ちを聞かせて下さい。

(根元)8月に僕自身ケガをしまして、復帰してからなかなか勝利に貢献できなかったので。今日はいいゲームができて良かったと思います。

-そんな中、先制のタイムリーは7球目のチェンジアップでした。どんな気持ちで打席に入りましたか?

(根元)後ろにつなぐ気持ちで何とか粘って粘っていこうとした結果がああいう形になったので、本当にいい所に打球が飛んでくれたなと思います。

-その後ろにつなぐ気持ちが角中選手にも伝わりましたね。

(根元)そうですね。(角中は)今やっぱり一番状態がいいバッターなので1死3塁なら何とかしてくれるんじゃないかというのはありました。

-そして今日は若い藤岡選手の復帰のマウンドでもありました。力投を見せてくれましたね?

(根元)本当に素晴らしい投手なので、こういう結果が出てもおかしくなかったと思います。今日は守っててやりやすかったですし、これからも素晴らしい投球を見せてほしいなと思います。

-これで連敗が4でストップしました。これから首位奪還へ向けて、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

(根元)これからが本当に大事なゲームになってくると思うので、一試合一試合全部勝つ気持ちで必死で頑張ります。これからも応援よろしくお願いします。

-今日のヒーロー、根元選手でした!

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