試合情報

後半戦初のカード勝ち越しが懸かったイーグルス3連戦の最終戦。1点を追い掛ける9回表2死1,2塁、一打同点の場面で打席に入ったのは4番･ホワイトセル。右翼席に陣取るマリーンズファンのボルテージが一気に高まるも、相手2番手･青山の前に空振り三振に倒れ試合終了。あと1点届かず、3対4と悔しい敗戦となりました。

試合には敗れましたが、3点を追う最終回に打線が粘り強い攻撃で追い上げを見せました。

1死後に打席へ入ったのは代打･福浦。その福浦が逆方向へライナーを放つ持ち前の打撃で出塁すると、続く代打･大松も外角の変化球に食らいつき、打球は右前へ。代打攻勢を仕掛けてチャンスを演出します。

その後2死1,2塁となりますが、あと1人で敗戦と土俵際に立たされた中、2番･岡田が中前適時打で2対4と点差を詰めます。3番･角中も外角のボールを巧みにさばき、ライナーで左前へ運ぶ適時打で3対4。1点差まで詰め寄りました。残念ながら同点とはなりませんでしたが、打線が見せたこの勝利への強い執念は、必ず明日からのホークス戦につながっていくはずです。

また、猛打賞の活躍を見せた7番･根元の打撃も光りました。

2回表、根元は相手先発･釜田からチーム初安打となる左翼線への二塁打で出塁。4回表には2死から甘く入った変化球を右前に運び、複数安打を記録します。さらに7回表には釜田の投じた外角の変化球をうまく拾い上げ、打球は飛び込んだ中堅手の前で大きく弾む安打に。8月1日以来の猛打賞となりました。

また、根元は守備でも好守を披露。3回裏、島内の放った高く弾んだ打球を前進して捕球すると、そのまま流れるように1塁へランニングスロー。根元の好守備が先発･小野をもり立てました。

最後の場面こそ三振に倒れましたが、ホワイトセルは反撃ののろしを上げる一打を放ちました。

8回表、2死3塁のチャンスでホワイトセルは打席へ。カウント1-1から釜田が投じた内角への直球を振り抜くと、打球は1塁線際へ。一塁手を強襲する適時内野安打となり7回まで封じられていた釜田から1点を奪います。この適時打でホワイトセルは3試合連続となる打点、10試合連続安打を記録。好調･ホワイトセルの一打は、チームを窮地から救い出しました。

明日からは本拠地･QVCマリンに戻り、3位･ホークスとの3連戦がスタート。上位進出のためにも絶対負けられない戦いが続きます。ホームの声援を力に変え、再び3位へ返り咲きましょう!