試合情報

5位･イーグルスとの3連戦となった今日の試合は、今季4度目となる「CHIBA」ユニフォームを身にまとっての一戦。先発･グライシンガーがテンポの良い投球で好投を見せると、打線が8回に一挙5点を奪い9対1で圧勝。本拠地･QVCマリンでの8月最後の3連戦の初戦を勝利で飾りました。

グライシンガーは巧みな投球術で相手打線を翻弄。自身3連勝となる今季9勝目を挙げました。

初回、グライシンガーは難なく3者凡退に抑えると、2回表はわずか8球で料理。西本投手コーチが「前半戦の勝っていた時期に近い感じがする」と語る通り、緩急を付けた投球で序盤は相手打線に付け入る隙を与えません。

4回表は無死1塁から島内の右翼線への適時二塁打で1点を失います。なおも得点圏に走者を背負う展開となりますが、冷静に銀次、枡田を打ち取り最少失点で切り抜けます。

5回表には変化球をコーナーに集めて無失点。6回表には2本の安打などで2死1,2塁とピンチを迎えましたが、最後は銀次を内角の直球で詰まらせ、内野ゴロに打ち取ります。

終盤に入ると、グライシンガーは緩いカーブを駆使する巧みな投球術を展開。7回表に相手中軸を3者凡退に打ち取ると、8回表も無失点。8回94球を投げ被安打6、奪三振6、無四球、失点1という投球内容で勝利投手となりました。

「今日は低めにボールを集めてバットを振らせることを意識していた」と自らの投球を振り返ったグライシンガー。一時は思うような投球ができませんでしたが、ここへきて復調を見せています。これから迎える終盤戦、その右腕はさらに輝きを増すことでしょう。

また、女房役･里崎は攻守に渡ってグライシンガーを力強く援護しました。

2回裏、2点リードの状況で打席へ向かった里崎。相手先発･永井が投じた変化球を鋭くすくい上げると、打球は大きな放物線を描きそのまま左翼席へ。8号ソロ本塁打となり、好投を続けるグライシンガーを援護します。

さらに里崎は4回裏に左前安打で出塁。8回裏には1死1,2塁のチャンスで打席へ向かいます。カウント1-1から振り抜いた打球は相手4番手･武藤の右足を強襲。打球が転々とする間に2塁走者が生還する適時打となり、6月27日以来となる猛打賞を記録しました。里崎の一打は、その後一挙5点を奪う猛攻の口火となりました。

「セス(グライシンガー)もここ2試合いい流れで来ているから、今日も彼のいいところを引き出せるように頑張る」と、本塁打を放った後に語った里崎。その言葉通り、守りでもグライシンガーをもり立てます。3回表、2死から藤田に安打を許すと、聖澤の打席で藤田が盗塁を敢行。しかし里崎は見事な好送球を見せ盗塁を阻止。「リードと打撃が素晴らしく、攻守に渡って活躍していた」と、グライシンガーも里崎の活躍を称えました。

3連勝が懸かった明日の試合は、大谷が先発。後半戦初のカード勝ち越しを今度こそ決めるためにも、負けられない一戦です。打線が再び猛攻を展開し、大谷を手厚く援護しましょう!

本日のヒーローは投打のヒーローのお二人に来て頂きました。まずは見事なピッチング、グライシンガー投手です!

（グライシンガー）アリガトウゴザイマス!

-さぁ、これで9勝目を挙げました。

（グライシンガー）前回登板のイーグルス戦ではやられてしまった感じがありました。そのため、今日は自分のピッチングを心掛けることを意識して投げることができましたね。里崎選手の好リードと打撃が素晴らしく、攻守に渡って活躍していたと思います。

-今日は球数も少なくテンポも良くて、本当に落ち着いたピッチングでしたね。

（グライシンガー）前回はファウルで粘られ球数が多くなってしまいましたが、今日は低めにボールを集めてバットを振らせることを意識していました。また、バックもしっかり守ってくれると信じて投げていましたね。里崎選手のリードにも本当に感謝しています。

-今日も皆さんご存じのグライシンガー投手の「セス･ノート」を書いていましたが、自分に向けて何かメッセージは書きましたか？

（グライシンガー）ベンチに戻る度に相手打線の傾向や次に役立つことをメモしていました。QVCマリンで勝っていなかったため、今日の勝利は本当にうれしいです。皆さんに喜んでもらえると思っています。

-次回も素晴らしいピッチングを期待してます。ファンの皆様に一言お願いします!

（グライシンガー）今日は本当に球場に足を運んで頂きありがとうございました。これから一試合一試合、大事な試合が続いてきます。優勝目指して頑張りますので、素晴らしい応援をお願いします!

-素晴らしいピッチング。グライシンガー投手でした。続いてはグライシンガー投手を好リード、打っては猛打賞の活躍を見せた里崎選手です!

（里崎）ありがとうございます!

-まずは2回、3点目となるホームラン。あれは大きかったですね?

（里崎）僕にとっても大きかったです。

-流れというのも大きな3点目だったでしょうか?

（里崎）3点差が一つの目安となってくるので、その追加点となる1点を取ることができたのは大きかったですね。

-そして8回、5点目のタイムリーで一気にチームも乗っていきましたね?

（里崎）最近あまりヒットが打てていなかったのですが、今日は打てる気がしたので「打てるうちに打っておこう」と最後の打席まで必死に頑張りました。

-これはマスクを被っている里崎選手としても、グライシンガー投手の投げるテンポやリード面でも良いリズムができていたのですか?

（里崎）セス（グライシンガー）はいつもヒーローインタビューで僕のことを褒めてくれるので、何とか打撃でも貢献したいと思っていました。今日は2人でこうしてヒーローインタビューに立つことができて、セスの期待に応えられたことが一番うれしいですね。

-チームとしても14安打9得点、明日も大事な一戦になります。そして西武ドームに続く6連戦。意気込みをお願いします!

（里崎）ここからが正念場だと思いますし、一戦必勝の気持ちで毎日戦います。ファンの皆さんもQVCマリンで応援してくれれば、僕たちもより一層力が出てくるはずです。明日からも一緒に頑張りましょう!

-素晴らしい活躍、里崎智也選手でした!