試合情報

首位･ライオンズを迎え撃つ3連戦の初戦。相手の守備に阻まれ得点を奪えない展開からビハインドとなりますが、終盤に追い上げ。しかし粘りを見せたものの、あと1点を奪うことができず敗戦を喫し、今月初の連勝はなりませんでした。

ホームに集ったファンへ白星をプレゼントすることはできませんでしたが、各々が勝利へ突き進む執念を発揮しました。

先発のエース･成瀬は、自身5連敗となったものの復調の兆しを見せました。

初回、1死から四球を与えるも中島、中村の中軸を外野フライに打ち取り無失点。約1ヶ月ぶりの勝利に向け好スタートを切ります。

2回表に先頭のオーティズに一発を浴び先制されますが、2死2塁の場面で女房役･里崎が好判断で2塁走者を刺すなど最少失点で切り抜けます。

波に乗る成瀬は、3回表をこの試合初めての3者凡退に仕留めるなど尻上がりに調子を上げていくと、5回表は下位打線に対してボールを低めに集める投球を展開。3人で料理して付け入る隙を与えません。

6回表、中村に右中間席最前列に飛び込む23号2点本塁打を浴びますが、7回のマウンドへ上がった成瀬は走者を出しながらも無失点。自身後半戦初となる8回のマウンドでは1死3塁という場面で2番手･益田に後を託しましたが、7回1/3を投げ116球、被安打6、奪三振4、与四球2、失点3。試合を作るという最低限の役割は果たすことができました。

白星から遠ざかってはいるものの、エースの快投はチームを大いに鼓舞します。次回登板こそ、エースの名に恥じない投球を見せてくれるはずです。

角中は1点差に迫る適時打を記録。終盤の追い上げムードを高めました。

6回裏に自身この試合初安打を放った角中は、7回裏2死満塁の場面で打席へ。直球を巧みにはじき返し、中前へ運ぶ2点適時打で1点差に迫ります。この一打で角中は3試合連続となる複数安打をマークしました。

7月、8月の夏場はいずれも月間打率が3割を割るなどやや調子を落としていましたが、9月ここまでの月間打率は今日の試合も含め.349。今季通算でも.305とし、リーグ2位につけています。前半戦に猛威を振るった角中の打撃上昇が、チームの再浮上を導くことでしょう。

また1番･岡田は8月29日以来の猛打賞を記録。2度の得点チャンスでは相手の好返球に阻まれましたが、果敢にホームへ突入する気迫を見せました。復調気配の打撃を維持し、数多くの好機を生み出すことが期待されます。

首位相手の白星とはなりませんでしたが、連敗中に見せられなかった粘り強さがここに来て目に見えるようになってきました。ここからの巻き返しに期待するホームの大歓声に、応えないわけにはいきません。明日は先発･マシスを積極的な援護でもり立て、久々のQVCマリンでのデーゲームで歓喜の時を迎えましょう!