試合情報

再び上位に返り咲くためにも、何としても連勝したい一戦。先発･藤岡に対し打線が序盤に4点の援護を与えると、中盤にも得点を重ねるなど試合を優位に進めます。藤岡と救援陣の力投でこの得点を守り抜き、5対2。9月初となる連勝で5カードぶりの勝ち越しを決めました。

今日は勝利の立役者となった投打のヒーローに注目しましょう。

藤岡は初回、1死から安打を許すも4番･中村からこの回2つ目となる三振を奪い、2回表も無失点の立ち上がりを見せます。

3回表に2点を失い、なおも2死2,3塁と一打同点のピンチを背負いますが、粘りの投球でヘルマンを一直に封じて同点にはさせません。

藤岡はその後4回、5回も走者を許しますが、ここ一番で力のある球を投げ込み、ピンチを切り抜けていきます。「野手の人が先に点を取ってくれたので、自分のリズムでいい感じで投げることができた」という藤岡は、5回を投げ89球、被安打7、奪三振7、与四球1、失点2と粘投を見せ、5月24日以来となる5勝目を手にしました。苦しんだ時期もありましたが、これをきっかけに力投を続け、勝ち星を増やしたいところです。

また、6回表には2死2,3塁と一打同点の場面で今日1軍登録されたばかりの内が3番手としてマウンドに上がりました。7月28日以来の登板となった内でしたが、150キロに迫る直球と切れ味鋭いスライダーは健在。危なげなく浅村を打ち取り、窮地をしのいでいます。

一方の打線では、1軍昇格後打率4割を超える清田が今日も活躍を見せました。初回、1番･岡田が安打と盗塁で2塁に進むと、清田は外角の直球を逆らわずに流し打ち、大きな打球を右中間へと放ちます。これが外野を深々と破る適時二塁打となり「後輩の藤岡も投げているし、いいヒットが打てました」と語った通り、東洋大学の後輩･藤岡を援護する先制点奪取に成功します。

また、9月12日から3番に座る根元も、今日の安打で15試合連続安打、9月は出場全試合で安打を記録し、好調を維持しています。2回裏、2死満塁の場面で打席に立った根元は高めの直球を狙い打って右前に転がる2点適時打を生み出し、クリーンアップとしての役目をしっかりと果たしました。新しい打順でも適応を見せる打撃陣には今日のようなつながりある攻撃を続けてもらい、勝利への勢いを生み出してもらいましょう。

上位のライオンズに対してカード勝ち越しを決めたマリーンズ。今後も前半戦の強さを呼び起こすような展開を随所に生み出していけば、必ず道は開けます。明日からは舞台をKスタ宮城に移して4位･イーグルスとの3連戦。このカードもしっかりと勝ち越し、上位再浮上への足掛かりとしましょう!

-本日のお立ち台には東洋大学出身コンビのお二人にお越し頂きました! やはり先輩からでよろしいでしょうか? 見事な先制タイムリーを放った清田選手です。

(清田)ありがとうございます!

-清田選手が戻ってきてから、チームが勢いづいていい雰囲気になってますね?

(清田)僕も必死です。

-1回、岡田選手が塁に出て盗塁し、無死2塁という場面でしたがいかがでしたか?

(清田)岡田さんが先頭で出てくれて盗塁もしてくれたので、凄く気分的に楽に打席に入ることができました。

-昨日も一昨日もチャンスはあったものの、なかなか援護につながらなかったという部分では、今日はいい意味で後輩をもり立てましたね。

(清田)そうですね。まぁ僕としてはもうちょっと投げてもらいたいという気持ちがありました。

-ポジションにいながらも、そういう気持ちを持って守っていましたか?

(清田)やっぱり勝ってほしいので、5回で終わってるようじゃまだまだ。もう少し頑張ってほしいです。

-藤岡投手への課題というのは先輩の目から見てどうでしょうか?

(清田)もっともっとストレートでどんどん押してほしいですね。

-さてチームはとにかく負けることの許されない状態です。残り全試合勝つんだという選手の皆さんの気持ちがつながってますね。

(清田)そうですね。チームは本当にいい雰囲気でここ何試合か戦っているので、このまま最後まで戦いたいなと思います。

-このカードを勝ち越して連勝。まだまだ続いていきますね。

(清田)そうですね。残り17試合、全部勝ちたいと思います! 今日も熱い声援ありがとうございます! 残り試合も少ないので、今日ぐらい毎日人が入ったところで野球がしたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします!

-清田選手でした! 続いて、先輩のエールを受けて見事勝利投手になりました藤岡投手です。ナイスピッチング!

(藤岡)ありがとうございます!

-まずは先輩のコメントを聞いていかがだったでしょうか?

(藤岡)本当にその通りだと思いますし、もう少し長く長く投げなきゃいけないなと自分でも思っているので、今度しっかり投げたいと思っています。

-実に5月24日以来の勝利となりますが、勝つことによって次につながるものもあるのではないでしょうか?

(藤岡)課題は何個かあったのですが、勝ちがついたのでそれは凄いいいことだと思いますし、今後しっかり投げてチームに貢献できるように頑張りたいと思います。

-昨日も見事な逆転勝ちでチームも勢いに乗っている。今日のマウンドへはどんな思いで向かいましたか?

(藤岡)最近、連敗をしていたので、チームに勝ちがつくことを考えてマウンドに上がりましたし、昨日も勝ったのでその勢いを借りてというか、とにかく連勝しようという思いでマウンドに上がりました。

-今日は同期の元キャプテン･鈴木選手がサードを守っていましたが、どのような声をかけられましたか?

(藤岡)何と声をかけられているのかわからないぐらいの感じだったんですけど、いつも声をかえてくれるので心強いですし、本当にありがたいので、一緒に頑張っていけたらと思っています。

-今日は9月という中でも、もの凄い暑い中でのピッチングでしたがいかがでしたでしょうか?

(藤岡)昼間に投げるのは久しぶりだったのですが、二軍に落ちた時にこれより暑い中でやってきたので、それは大丈夫でした。

-そして、その暑さよりもさらに熱くファンの皆さんの声援が後押ししましたね。

(藤岡)そうですね。今日もこの声援があったので勝てたと思いますし、今後も勝っていけるように声援をよろしくお願いします。

-それではもう一声よろしくお願いします。

(藤岡)連勝もできましたし、僕たちはまだ諦めていません。ファンの皆さんの声も必要だと思います。よろしくお願いします!

-本日のヒーロー、清田選手、藤岡投手でした。