石垣春季キャンプ第1クール4日目。前日に続き、早出特打には三家選手・宗接選手・菅原選手が参加しました。
メイングラウンドでの新人選手の声出しはドラフト2位入団の酒居投手が担当。「なんくるないさー！」の第一声から、「おはようございます！大阪ガスから参りました、酒居知史です！24歳、ピッチャーです！今年の目標は二桁勝利です！」と具体的な目標を挙げ、周囲も感心した様子。しかし、続けて出たのは「松永さん、二桁勝利したら車買ってください！」との言葉。大阪ガス出身の先輩でもある松永投手にお願いをして笑いを誘っていました。

練習開始となると、陸上競技場では一軍と二軍メンバーが入り交ざって走り込みを行い、涌井投手や益田投手など、毎年スタミナの強さが目立つ選手の姿は今年も健在でした。
伊東監督が見つめるブルペンでは、佐々木投手・酒居投手・有吉投手らルーキーが熱投を繰り広げます。また、隣接された二軍キャンプメンバーのブルペンでは島投手と種市投手が揃って投球を開始。時折帽子を飛ばすほど躍動感ある投げ込みをした最年少の2人も、慣れない環境のなかで必死にアピールの日々を送っています。

そして、実戦に向けて一軍・二軍ともに投手陣が打撃投手として登板。一軍メンバーは大嶺祐投手・二木投手・宮崎投手がマウンドに上がりました。一番手の大嶺祐投手がブルペンで投球準備をしたときには、多くのファンが周囲を取り囲み、石垣島出身選手の人気と期待値の高さを示していました。
前日にサブグラウンドで一人黙々とフォームの確認を行っていた二木投手は、この日の登板後の個別練習で関谷投手とともにノックを受け、最後は座り込んでしまうほど体力を消耗した様子。飛躍の年となった昨シーズンを更に上回るべく、このキャンプに挑んでいます。