レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手に贈られる「2024 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」が発表され、パ・リーグで小川龍成選手が受賞しましたのでお知らせします。
小川選手は、7月30日(火)ZOZOマリンスタジアムで行われた埼玉西武戦で、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた。
この試合、マリーンズは1回裏、藤岡選手の適時打、ポランコ選手の2点本塁打で3点を先制するも、直後の2回に同点に追いつかれてしまう。7回表に勝ち越しを許すと、8回表にも追加点を奪われ、点差は2点に広がってしまった。迎えた8回裏、ソト選手の本塁打で1点差にせまると、二死満塁から、藤原選手の二塁への適時打等で、この回3点を奪って逆転に成功する。勝負は決まったかに思われたが、9回表に再び追いつかれ、6対6の同点で9回裏を迎えた。ソト選手の安打、髙部選手の粘りの四球などで二死満塁の好機を作り、打席に入ったのは8回裏に代走から途中出場していた小川選手。初球、埼玉西武の守護神・アブレイユ投手が投球モーションに入ると、小川選手はバントの構えを取る。誰もが意表を突かれた中で、三塁側に見事なバントを決めると、自慢の快足を飛ばし、サヨナラ適時内野安打をもぎ取った。自身初となるサヨナラ打で、取っては取られてのシーソーゲームを制し、チームの月間勝ち越しを決めた。