2010.08.08 SUN
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vs オリックス 第15回戦

昨夜は吉見の自身3年ぶりとなる完封勝利に沸いたマリーンズは、今日も神戸・スカイマークスタジアムでの一戦です。先発マウンドには、来日初登板初先発となるペンを送り込み、勢いに乗って同一カード3連勝を狙います。

初回、打線はバファローズ先発・山本から作った2死2,3塁のチャンスを逃すと、その裏、ペンが後藤に11号ソロを打たれ先制を許してしまいます。

しかし3回、連打と四球などで2死満塁とし、5番・大松が「何としても走者を還したいという気持ちが通じた」という執念の2点適時打を放ち、2対1。逆転に成功します。

打線の援護をもらったペンはその裏に2つの三振を奪うなど、この試合初の3者凡退。140キロ台後半の直球にブレーキの利いたカーブなどを織り交ぜ、4回、5回も無失点。先発としての役割を果たし、後を救援陣に託します。

ペンの来日初白星を確実なものとしたい打線は6回、先頭の8番・青野が自身2007年以来となる今季第1号ソロ本塁打を放ちます。「怪我もあって、苦しい時期もあったので感慨深いものがある」と語ったうれしい一発で、3対1と引き離します。

さらに7回には、敵の2番手・レスターから死球と安打で2死1,3塁とし、「前の打席で本塁打を打っている青野に代わっての代打だったので、すごく気合が入っていました」と語る代打・福浦が、打った瞬間にそれと分かる8号3点本塁打を右翼席に叩き込み、6対1。点差を広げます。

このまま逃げ切りたいところでしたが、直後の7回裏、北川の10号2点本塁打などで4点を返されて6対5。8回に根元の適時二塁打で7対5と点差を広げますが、その裏この回から登板の小林宏が北川に2打席連続の11号ソロ本塁打を浴び、7対6と詰め寄られます。

しかし最終回、2死2塁から的場が気迫の適時三塁打を放って8対6とし、最後は2イニングス目の小林宏が相手の攻撃を3人で退けて試合終了。終盤追い上げを許すも逃げ切り、敵地で同一カード3連勝を飾りました。

先発のペンは5回75球を投げ、被安打2、奪三振5、与四球1、失点1という投球内容。自身も「今日はチームにとって非常に大事な試合だと思っていたので、その試合で仕事が出来たことには満足している」と手応えを感じる結果で、来日初登板初先発で初白星を飾りました。

ビジター6連戦を終え、明後日からはホーム6連戦。夏休みに球場へ詰め掛けたファンの大声援を力に変え、上位追走へ向けてここから一気に巻き返していきましょう!

ペン投手

-今日のヒーローは初登板で初勝利、ロッテ先発のヘイデン・ペン投手です。来日していきなりの初勝利、偉大なことをやりましたが今のお気持ちからお願いします。

(ペン)最初の登板で、本当に良いピッチングが出来て良かったです。今後残りのシーズンも本当に成功するような、自分のピッチングをしてチームに貢献したいと思っています。

-外国人投手で初登板初勝利はロッテの長い歴史でもわずかに3人しかいないという快挙です。

(ペン)本当に名誉のあることなので、うれしく思っています。本当に今日は自分にとってもそうですし、チームにとっても大事な試合でしっかり勝ちがついたので、今後とも一生懸命頑張っていきたいと思います。

-日本に来て日が浅い中、いろんな困難があった中でのピッチングだと思うのですが、良いピッチングが出来ましたね?

(ペン)本当に自分自身、毎日毎日が勉強して学ぶことが多いので、まだ日が浅いので本当にチームメイト、またコーチ、スタッフの方によく感謝しています。

-今日のピッチングは非常に緩急が、特にカーブが良かったと思うのですが、ご自身ではどうですか?

(ペン)本当にオリックスの打者は良いバッターがそろっているので、要所で自分のカーブがいいところに決まったというのは自分自身良かったなと思っています。

-真っ直ぐ(の球速)はもっと出ると聞いております。今後慣れてくればもっと出ると期待していいですか?

(ペン)登板の間隔があいたので、ちょっとマウンド上で緊張する場面があったんですけど、これから良くなっていくと思いますので、良いボールが投げられると思います。

-今日は敵地ですがロッテファンからたくさんの声援が送られました。次はおそらく本拠地・千葉での登板となると思うのですが、次の登板に向けて意気込みをお願いします。

(ペン)本当にマリンスタジアムに戻れるのを楽しみにしていますし、そこで投げられるということも楽しみにしています。本当に今夜は素晴らしい応援ありがとうございました。

-次の登板も期待しております。

(ペン)OK. Thank you!

-今日のヒーローはペン投手でした。ありがとうございました。

vs オリックス 第15回戦

「福浦のホームランで6-1になりすんなりいかないといけない。

薮田は気持ちを切り替えるために早い回に登板させた。抑えようという気持ちが強く出すぎで、少し考え過ぎている所があるのかな。

先発のペンは十分な投球内容だね。ホームランも低目のボールだった。最初の登板だったし、まだ日本に来て間もなかったので、5回で交代した。徐々に調子も上がってくるだろう。とにかく、勝ちが付いたのが良かった。本人も喜んでいた。

攻撃陣は良くなってきたね。後は投手陣が踏ん張ってくれれば、勝ち星が増えるだろう。

この3連勝は大きいが次の試合が大事。地元の千葉での試合が続くので、負けられない。明日一日ゆっくり休んで、明後日のファイターズ戦に全力で臨むだけ。

この3日間、ビジターにもかかわらず、たくさんのマリーンズファンが来てくれた。本当に心強いし、彼らにいい試合を見せる事が出来て本当に良かった。

次は千葉のファンにいい試合を見せたいね」

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