2010.08.21 SAT
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vs オリックス 第17回戦

昨日の試合ではエース・成瀬の力投が連勝を呼び、チームは好調を維持。今日の試合でも勝利をつかみ、連勝街道まっしぐらといきたいところです。先発マウンドには自身2連勝中と波に乗り、対バファローズ戦に相性が良い吉見を送り、3カード連続の勝ち越しを目指します。

吉見は序盤、毎回走者を出すものの要所を締める巧みな投球を披露。一方の打線は相手先発の中山を攻めあぐね、序盤は両投手がつばぜり合いを繰り広げる展開に。

しかし4回、吉見は1死から連打と四球で満塁のピンチを迎えます。すると、カラバイヨの放った強烈な一撃は左翼席中段に飛び込む4号満塁本塁打。0対4と先制点を奪われます。

続く5回、吉見は3連打を浴びて1点を失い、0対5と点差を広げられます。その後1死1,3塁としたところで交代となり、2番手・上野がマウンドへ。上野は重圧がかかるこの局面で落ち着いた投球を見せ、相手打線の攻撃を退けます。

するとその裏、ここまで封じられていた打線はついに反撃を開始。7番・大松、9番・清田、1番・西岡が安打を放ち満塁とし、大きなチャンスを演出します。すると、2死から3番・井口が放った一撃は、逆風を切り裂いてバックスクリーンへ飛び込む13号満塁弾となり4対5。「後ろにつなぐ気持ちだったけど、最高の結果になった」という、好調な打線を象徴するような一打で1点差に詰め寄ります。

6回、2死3塁から登板の3番手・古谷が後藤に適時打を打たれ、4対6。再び突き放されますが、その直後の攻撃、5番・福浦が安打を放ち追撃ののろしを上げると、6番・サブローが左中間へ放った大きな打球は、大歓声を浴びながら左中間前列に飛び込む15号2点本塁打。「大事な場面で、貴重な同点ホームランを打てて嬉しい」というサブローの一発で、6対6の同点に追いつきます。

終盤以降勝ち越しを目指しましたが、7回以降は両チームとも継投陣が踏ん張り、試合は延長戦に突入します。

そして迎えた延長11回、先頭の大松が放った大きな打球は、勝利を信じて声援を送り続けるファンが待つ、右翼席に吸い込まれる15号サヨナラソロ本塁打。自身初となる大松のサヨナラ本塁打で、4時間半を超える激闘に幕を下ろしました。

先制を許した後に追いつき、そして劇的な勝利を飾った勢いは、シーズン終盤の激闘を勝ち進むことを期待させる素晴らしい勝利。この勢いのまま、明日も白星をつかみましょう!!

大松選手

笑顔でガッツポーズする大松
サインボールを片手に勝利の余韻にひたる大松
大松は両手を挙げ声援に応える!

-今日のヒーローは見事なサヨナラホームランの大松選手です!!

(大松)ありがとうございます。

-10時30分をこえる長い試合でしたが熱く熱く声援を送るライトスタンドに球が飛んでいった思いはどうでしょう?

(大松)本当に最高です!!

-井口選手の満塁ホームラン、サブロー選手の同点2ランがあって、ここは自分もいかなきゃいけないという気持ちだったんじゃないですか?

(大松)時間も時間でしたし選手も疲れてると思うんですけどね、でもそれ以上にお客さんが熱い声援をくれたんで、何とか決めればなと思って。初球にああいう球がきたんで思い切って踏み込んで、ここは何としてもっていう気持ちだったので本当に打てて良かったです。

-ここ最近は打撃に悩んでる部分もあったと思うのですが、ホームランを含む猛打賞ですね?

(大松)久しぶりなので、これを良いキッカケとしてまたいけたらいいと思います。

-明日に向けてマリーンズファンに熱いメッセージをお願いします。

(大松)今日は遅くまで応援ありがとうございました。この勢いで明日も勝ちますので応援よろしくお願いします!!

-素晴らしいサヨナラホームランの大松尚逸選手でした!

vs オリックス 第17回戦

「5点差から諦めずにしっかり追い付いてくれた。最後もいい形だったね。大松はいいバッティングをしていたね。サヨナラホームランを含む猛打賞。これで、調子が上向いてくれるだろう。

先発の吉見が早い回に崩れてしまったが、リリーフ陣がいい仕事をしてくれた。良く踏ん張ってくれた。今日は追い付いて、粘って、最高のホームランといい試合だったね。

今江は腰に少し張りがあったから、大事を取って交代した。明日の試合もあるし無理はさせられない。明日は大丈夫だろう。明日の先発はペンだよ」

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