2010.09.01 WED
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vs 東北楽天 第18回戦

劣勢を覆せないまま、千葉マリン6連戦の初戦を落とした昨日の試合。気持ちを切り替えて臨む今日の試合は先発に渡辺俊を送り、昨日の黒星のお返しとなるような勝利を目指します。

初回、渡辺俊は聖澤に安打を許して得点圏まで進めますが、動じることなく後続を封じて上々の立ち上がりを見せます。

その直後、1番・西岡が相手の失策に乗じて出塁すると、すかさず盗塁を決めて得点圏へ。その後、2番・清田の犠打で3塁に進むと、3番・井口の犠飛で生還して1対0。無安打で効率よく先制し、試合巧者ぶりを発揮します。

さらに渡辺俊を援護したい打線は3回、西岡が安打を放ち出塁すると、四球と安打が続いて無死満塁とします。ここで4番・金泰均の適時打で1点を追加して2対0。その後、6番・今江の2点適時二塁打なども飛び出して一挙5点を奪い、6対0と大きなリードを奪います。

しかし、直後の4回、渡辺俊は先頭のルイーズから4連打を浴びて2点を失い、6対2とされます。なおも2死満塁とされると、鉄平に走者一掃の3点適時二塁打を放たれ6対5。1点差に詰め寄られます。渡辺俊はここで救援陣に後を託し、2番手・川越がマウンドへ。川越はわずか2球でこのピンチを脱し、虎の子のリードを守ります。

すかさず反撃したい打線は4回裏、1死から清田が安打を放ち口火を切ると、打線は猛攻を開始。相手の守備の乱れにも乗じて烈火のような勢いで5本の適時打を浴びせて8点を奪い、14対5と再び突き放します。

5回のマウンドには3番手・薮田が上がり、試合の流れを完全に呼び込むべく相手打線をねじ伏せます。すると、その裏には途中出場のムニスが来日初打点となる犠飛を放ち15対5。勢いは止まりません。

6回には、西岡が今季21回目の猛打賞を達成。60年ぶりに球団記録を塗り替え、「積み重ねてきた結果。偉大な先輩の記録を更新することが出来たことは大変嬉しい」と、打撃戦に花を添えます。

7回に1点を返されたものの、その裏に福浦が2004年以来の2ケタ本塁打となる10号ソロ本塁打を放ち16対6。試合を完全に支配します。

継投陣は、6回からは根本、古谷、小野のリレーで反撃を退け、最終回には守護神・小林宏が登場。威風堂々とした投球で、乱戦に幕を下ろしました。

今季2度目となる20安打を放ち、イーグルスを粉砕。継投陣が主導権を守って、9月の初戦を白星で飾りました。この勢いのまま明日も勝利を収め、今カードを勝ち越して首位浮上を目指しましょう!

今江選手,西岡選手

インタビューで肩を組む西岡と今江
マーくんたちとバンザイ!
ファンとタッチを交わす西岡

-まずは1試合5安打の今江選手です。

(今江)ありがとうございます。

-2006年以来2度目の1試合5安打。今日のバッティングを振り返っていかがですか?

(今江)ヒットは何本打っても嬉しいです。

-いつかのシーズンを思い出すようなバッティングでしたけど?

(今江)その時を思い出してもらえれば嬉しいと思います。

-今日の試合はどんな気持ちで臨みましたか?

(今江)昨日負けて、ここまできたら1戦も負けられないので今日は絶対に勝とうという気持ちで試合に臨みました。

-明日からも大事な試合が続きます。ファンにメッセージをお願いします。

(今江)今日は大差で勝ちましたが、明日からはまた厳しい戦いが続くと思いますので熱い声援をよろしくお願いします。

-まずは1人目今江選手でした。ありがとうございました。

(今江)ありがとうございました。

-続きまして、見事球団記録を塗り替えました。キャプテン西岡選手です。

(西岡)ありがとうございます。

-シーズン21回目の猛打賞。球団記録を塗り替えました!!今の気持ちは?

(西岡)偉大な先輩方が作ってきた記録なので、それを超せたというのは光栄だと思います。

-バッティングだけではなく、プレー全てで選手を引っ張っていっていると思いますが?

(西岡)引っ張っているとは思っていないですけど、僕だけじゃなく全員が勝利をひとつひとつ取っていくために全力でやっているだけだと思います。

-そして大事な試合がまだまだ続きますけど、ファンにメッセージをお願いします。

(西岡)今日も今江さんが5本打って打率も追いつかれそうになってきていて、絶対に今江さんには負けたくないので。まあ、良き先輩・後輩でもありライバルでもあるので、チーム内にそういう競争が出てくればもっと強くなると思うのでひとりでも多く出てきてほしいですね。

-本当に素晴らしいバッティング。今日の2人のヒーロー、今江選手と西岡選手でした。

(西岡)ありがとうございました。

vs 東北楽天 第18回戦

「今日はまさに全員野球。4回に5点取られた直後に、よく8点取り返してくれた。みんな意地を見せてくれた。まさに全員野球。流れが行きかけた所に直ぐ取り戻してくれた。

5回の薮田は相手に1点もやりたくなかったからマウンドに送った。しっかり相手の流れを止めてくれた。

剛は猛打賞21回で球団新記録だね。日本記録のイチローまであと5回。この勢いでいって欲しいね。若いっていいね。

今江も5安打と素晴らしいバッティングを見せてくれた。サブローの代わりで6番に起用しているが、素晴らしい仕事をしてくれている。

清田も2番の仕事がしっかり出来ている。プロに慣れてきて、いいバッティングが出来てきた。

テギュンもチャンスでヒットが出てきたね。もう大丈夫だろう。

本当に今日は全員野球。明日もこの勢いで勝ち越しを決めたいね。明日も全員野球。明日の先発は成瀬善久だよ」

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