試合情報

ついに鬼門･仙台での連敗をストップし、Kスタ宮城では初となる西村ダンスに沸いた昨日の試合。優勝戦線で生き残るためにも、仙台での結びの一番で勝利を目指します。

打線は初回、1番･西岡が安打を放って出塁すると、盗塁を決めて得点圏へ。4番･金泰均の放った打球が失策を誘い、1対0と先制に成功します。

その裏、先発･マーフィーは走者を出すものの、後続を封じ無失点。上々の立ち上がりを披露します。

すると3回、この回先頭の西岡が二塁打を放ち出塁し、再び盗塁を決めて3塁へ。その後、3番･井口の放った打球は、左翼席に飛び込む第15号2点本塁打。「楽な気持ちで打席に入れた」という気持ちが生んだ井口の一撃で、点差を広げます。その後も「プラス思考でいった結果」という6番･清田、「勢いに乗せられて打つことができた」という7番･大松が連続適時打を放ち、この回は6本の長短打を集中させる打者一巡の猛攻。烈火のような勢いで、6対0とします。

続く4回には、5番･サブローに8月25日以来となる18号3点本塁打が飛び出し、9対0と大きくリードを広げます。

大量の援護点をもらったマーフィーは、要所を締める投球で相手の反撃を退けます。

マーフィーの好投でさらにリズムに乗った打線は5回、四球で出塁した8番･南を1塁に置いて西岡が安打を放つと、プロ野球タイ記録となる26度目の猛打賞を記録。好機を迎えると、2番･今江が「流れに乗せてもらって打つことができた」という適時打を放ち11対0。ホームに生還した西岡の得点も118となり、球団タイ記録に並びます。

マーフィーは6回に自身のミスなどもあり1点を失いますが、その後も落ち着いて相手打線を封じます。

先発全員安打を達成した打線は、9回にも今江がしぶとく適時打を放ち12対1。試合は大勝ムードとなります。

マーフィーは、8回を投げて132球、被安打7、奪三振7、与四球2、自責点0の好内容でマウンドを降り、最終回を2番手･小野に託します。小野は、2死から渡辺直に適時打を喫し12対2とされるも、最後は西村を打ち取り試合終了を迎えました。

昨日の勝利で、敵地･仙台への苦手意識は既に過去のものとなり、圧倒的な試合展開でチームは連勝。クライマックスシリーズ進出に向けて負けられない試合が続きますが、この勢いで激戦を突破しましょう!

-マリーンズファンの皆さんヒーローインインタビューです。もちろんこの方西岡剛選手です。

(西岡)ありがとうございます。

-まず今日のゲームを振り返りますが、17安打、12得点。爆発しましたね。

(西岡)そうですね。久しぶりにピッチャー陣を助けられたと思います。

-昨日、連敗を止めて呪縛から解かれたのでしょうか。

(西岡)それはどうなのかわからないですけど、去年Aクラスに入っているチームなので、今年はロッテというチームはどのチームに対しても胸を借りるつもりで、常にチャレンジャーだと思いますので、負けこんでしまいましたけど、最後こういう形でちゃんと勝てて終われたというのは良かったと思います。

-そして、シーズン猛打賞26回目。歴代1位･イチロー選手に並びました。

(西岡)ありがとうございます。本当にイチローさんと並べたというのは嬉しいですけども、本当にまだまだ成績を積み重ねてきた方なので、勘違いすることなくもっと1打席1打席、これからまだこれから何十年と野球人生続くと思うので、ちょっとでもイチローさんに近づけるようにそんな選手になりたいなと思います。

-残り6試合で27回目の猛打賞。イチローさん越えいかがでしょう。

(西岡)そういうのは狙って打てるものではないと思うので、本当に1打席1打席集中してチームのために、勝てるように1打席1打席集中していきたいと思います。

-そして今日で197安打。200本安打まであと3本です。

(西岡)そういうのも不思議なのですけども、僕は全然意識していなくて、だからコンスタントに最近調子も上がってきたと思うので調子に乗ることなく、まだまだ厳しい戦いがありますので、チームのために何とか1番バッターとして貢献できるように頑張りたいと思います。

-今日のゲームが仙台でのロッテを迎えたゲームは最後となりました。そして4日間ライトスタンドに詰めかけたファンの皆様に熱い決意をお願いします。

(西岡)この4連戦お客さんがいっぱい入ってくれましたし、土日月と連休の時はライトスタンド満員になっていましたので、最初の2日間は申し訳ないゲームをしてしまいましたが、ここから大阪、福岡に行って千葉に戻るときにしっかりとクライマックス出れるように頑張りたいと思います。本当に応援ありがとうございました。

-今日のヒーロー西岡剛選手でした。ありがとうございました。

「昨日の勝利で吹っ切れた。本来のうちらしい野球ができた。本当にみんな気持ちが入っていた。しっかりしていた。

西岡は凄いね。勝負強い。元々いいものを持っていたが、自分の力を存分に出してくれている。本当にチームを支えてくれている。野球に取り組む姿勢が全て。本人の努力の賜物。残り6試合。どこまでいけるか楽しみ。彼が打てば打つほどチームの勝利が多くなる。

先発のマーフィーもよく投げてくれた。点差もあったので最後まで考えたが、球数も多かったので、8回で交代した。しかし、中継ぎ陣を多く休ませることができた。良い仕事をしてくれた。

仙台での試合は今日で最後だったが、本当にこの4日間多くのマリーンズファンが後押ししてくれた。土、日曜日はいやな負け方をしてしまったが、昨日、そして今日はいい勝利を見せることが出来て良かった。

残り6試合も絶対に負けられない。とにかく、今は明後日のホークス戦にベストを尽くすだけ」